韓国の風水パワースポット

見所・観光地の「気」スポットをナビ的に集めてみました!

こんにちは!ソウルナビです。最近ナビ友にもよく、韓国にもパワースポットってある?!なんて聞かれたんですが、古くから韓国には風水が伝わり、王宮や王陵などを建てるときには必ず陰陽の気の流れを見て場所を決めたらしいんですよね。今でも、引っ越すときや家を建てるときに風水を観る方も多いんです。ソウルナビもオフィスを引っ越すときは必ず風水的にイイ場所かどうかをみてから決めるんですョ。さて、そんな風水が根付いている韓国・ソウルはもともと気を効果的に得られる「背水臨水」「四紙相応」という山と水の流れがよく合い、「気」の集まるパワースポットがたくさん。観光地にも多いので、みなさんも次回のソウル旅はパワースポットを巡ってみてはいかがでしょうか?
■ソウル
市内中心部の風水パワーと関わりがあるスポットといえば、李朝時代の王宮たち。景福宮、昌徳宮、宗廟などの古宮や王陵は昔から風水地理学的によい場所に立てられていたこともあり、どこも気の溢れるスポットといえそう。それぞれ古宮の「気」の流出を防ぐのは、入口付近にあるクムチョン(禁川)という川と、その上に掛かるクムチョンギョ(禁川橋)。これは宮殿の内外を区分し、一般人の出入りを禁止するという意味だけでなく、風水的に「水が吉」と信じられていたため、この地のパワーである「地気」が逃げていかないようにするためだったとか。ちなみに、景福宮には永齋橋、昌徳宮には錦川橋、昌慶宮は玉川橋があり。

<古宮・王陵>

◇景福宮(キョンボックン)
徹底した風水調査に基づいて建てられ、龍脈が流れ込んでるとされる景福宮。背後には白岳山(ペックァッサン)がそびえ、また左側には宗廟、右側には社稷がそれぞれ位置していました。昔、古代中国の周で定められた宮城の様式にそのまま従い、礼にかなうように建てられたのです。しかしながら中国とは異なり、宮殿を市内の北方ではなく西方白岳山のふもとにおきました。 これは韓国人が重視している、自然に依拠して家を建てるという考えが反映したためです。山が多い韓国では人々は家を建てるとき、山の形態や水の流れを考慮し、家を建てる位置をきめました。風水地理は、このような考えを根拠づける理論でもあります。景福宮を建てる時にもこのような風水地理を考え、王宮を市内北方におかずにソウルの代表的な山である白岳山のふもとにおいたのです。

◇昌徳宮(チャンドックン)
世界遺産に登録されている昌徳宮。中でも後苑の芙蓉池(プヨンジ)は、空は丸く、地は角張ってるという陰陽五変説に従って、四角い池を地に見立て、空を象徴する丸い島を造ったといわれています。また不老門(プルロムン)という門は王の長寿を願って建てられたもので、今でもこの門をくぐった人は長生きするといわれています。

◇宗廟(チョンミョ)
1995年12月、八万大蔵経板、石窟庵とともにユネスコ世界文化遺産に登録された古宮。李氏朝鮮王朝の歴代王と王妃や功臣の位牌を祀り、祭祀を行っていた場所で、李朝時代の建築物の中で最も整然とし、荘厳かつ神聖な場所です。文化財では正殿(国宝第227号)、永寧殿(宝物第821号)、宗廟祭礼楽(重要無形文化財第1号)などがあります。特に、この中にある中池塘(チュンジダン) は四角形の池の真ん中には丸い島があります。これは「天圓地方(天は丸く地は四角である)思想」と「陰陽思想」に深く関わりがあり、四角形の池は地を象徴すると同時に「陰」を意味し、丸い島は天を象徴すると同時に「陽」を象徴しているそうです。また、ほとんどの宮殿の池には松の木が植えられていますが、ここにはイブキ(ヒャンナム)が植えられていることと、中央の島にあずまやがないということが特徴。中池塘に蓮の花がなく、周辺にも花の咲く木が植えられていないのは、祭礼空間という特徴からだそうです。

◇宣陵・靖陵(ソルルン・チョンヌン)
朝鮮王朝第9代王、成宗王(1457~1494年)と継妃(王の後妻)である貞顕王后ユン氏のお墓「宣陵」と、朝鮮第11代王の中宗(成宗の息子)のお墓「靖陵」。朝鮮時代、王陵の場所を決めることはとても慎重に行われ、さまざまな風水地理学上の条件を満たしたところがここ。2つとも1970年に史跡第199号に指定され、2009年に朝鮮時代の王陵40基としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。宣陵は王と王妃のお墓が別の丘にあるという同原異岡陵で、左側の丘には貞顕王后の陵、右側の丘には成宗王の陵が配置されています。

<お寺・教会>

◇奉恩寺(ボンウンサ)
ソウルは江南の中心地に位置し、修道山の精気がこもっている古寺。敷地も広いので気軽にお散歩気分で訪ねることのできるステキなお寺です。新羅時代の高僧緑会国師によって李氏朝鮮王朝第9代君主・成宗の墓陵を守護する奉陵寺院として1498年に創建。つねに朝鮮仏教の発展のために精進し続け、現在もソウル市民の禅宗信仰の中心地として不動の地位を占めています。

◇明洞聖堂(ミョンドンソンダン)
ソウル大教区主教である明洞聖堂は、名実ともに韓国カトリック教(天主教)の象徴であり、心臓部。ここは韓国教会の共同体が初めて誕生した所で、数多くの殉教者の遺体が安置されている所です。また1970年から80年代の韓国民主化運動の中心地であり、韓国社会の発展と人権拡張のための重要な役割を担った場所でもあります。

<ホテル内・近所>

◇新羅ホテル・迎賓館
迎賓館の正面入口の前には階段があるのですが、実はこの階段にちょっとしたヒミツが。この階段の数は8段。そして、迎賓館を出てまっすぐ進むと、新羅ホテルの正門(興化門)へ下る長~い階段があるのはご存じでしょうか。こちらのロングな階段は全部で100段もあるんです。ということは、迎賓館の入口前にある8段と合わせると、108段。これはなんと、仏教の教えに出てくる人間の108の煩悩を意味しているとか!正門から入り、迎賓館へ向かう階段を108段上ることで煩悩を一つずつ忘れるようにできているそう。

◇円丘壇(ウォングダン)
ウェスティン朝鮮ホテルすぐ横にある円丘壇。現在、市民公園とて親しまれています。ここは古代から祭天儀礼「円丘祭(ウォングチェ)」が行われてきたところです。円丘祭(ウォングチェ)は、三国時代から高麗時代、李氏朝鮮時代と王朝を越えて行われ、豊作を祈ったり、雨を祈ったりする国家的な儀式でした。皇帝が即位と同時に天子として吉地を決め、祭壇を重ね、天にチェサ(祭祀)を行う祭り、円丘祭(ウォングチェ)は、1897年に第26代高宗(コジョン)が大韓帝国の皇帝に即位したときに行われたのが最後といわれています。

<都心ビル>

◇63ビル(ユッサンビルディン)
63ビルが建つのはソウルのマンハッタン、汝矣島。汝矣島という通り、周りを漢江の水に囲まれた島です。ここは北からつらなる陰の地脈と、同じく北の方から流れてくる陽の漢江水が交わるところ。ここに集まった気は四方の水が守り、気運が散らばって行くのを防いでいるとか。そんな汝矣島の全体的な姿を見ると、漢江を遡る行舟型をしているといわれ、韓国では風水的にこの行舟型は富を象徴するとの説もあるとのことで、63ビルは金運がよくなるスポット?!
◇教保ビル(キョボビルディン)
教保ビルを囲む周辺のビルたちが教保ビルを守る大きな力になっていて、都心のビルとしては風水条件を持ち合わせている気の集まるスポットだとか。ここで韓国の本や音楽CDなどをお土産に買って帰るのもいいかも!

◇利馬ビル(イマビルディン)
日本領事館が入っているソウル光化門にある利馬ビル。ここも昔から風水的によい場所とされ、一度入居したらなかなか出て行かないという人気のビルだそう。
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■地方
-江華島
◇摩尼山(マニサン)
海抜468mの摩尼山(マニサン)は朝鮮開国の始祖、檀君が築いた祭壇と伝えられているそう。山の中腹あたりに看板がありますが、こちらは韓国でも「気エネルギー」が強い山として知られている霊山。実際上ると、目に見えない気エネルギーとやらを微妙に感じるはず。
-済州島
◇三姓穴(サムソンヒョル)
サンソンヒョル(三姓穴)といって、高氏、梁氏、夫氏、この3つの済州を代表する姓の三神人(コウルナ:高乙那、ヤンウルナ:良乙那、ブウルナ(夫乙那))が、それぞれ地面の穴から出てきたという、済州島の神話を伝える遺跡。この3神がこの地に同時に生まれ、狩猟生活をしている途中、牛馬、五穀を持ってビョンナン国の3人の姫を迎えてから農業生活が始まり、タムナ(済州)王国として発展していったと伝えられているそう。特にこの3つの穴は周りを数百年経った古い木々で囲まれ、その木の枝すべてが穴に向かって生えているという、変わった形をしているのも特徴。またどんなにたくさん雨が降ろうと、雪が降ろうと、一年中水がたまったり、雪が積もったりすることもないという不思議な穴でもあり。
◇■◇韓国の幸運アイテムはこれ!◇■◇
やっぱり、豚さん。お土産屋さんに行くと、必ず見かける豚グッズ。というのも、豚が韓国では幸運を呼ぶとされているから。そのほか、「気」といえば、パワーストーンをお土産に買って行ってはいかが?
◇■◇「気」をもらうエステ!◇■◇
経絡マッサージやストーンマッサージなどもあり。
いかがでしたか?ナビ的に集めてみましたが、このパワースポットというのは、目に見えないものではありますが、自分が同化しないと効果がないとか。つまり心の持ちようということでしょうか?でも、実際に今日ご紹介したスポットにすべて行ったことがありますが、なにか見えない力があるような気がします。皆さん、次回のソウル旅行の際には、ソウルのパワーをもらって帰ってくださいね!以上、ソウルナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-10-20

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