2012年2月&3月の韓国映画

2012年の2月&3月に公開される韓国映画をチェック!

こんにちは!ソウルナビです。2012年になって今話題の映画といえば、先月公開された「プロジンファサル(折れた弓) 」。これも去年話題になった「トガニ」と同じく、実際に起きた事件と裁判を題材にしたもの。こちらもヒットしているようです。これからは実話をベースにした映画が続くかもしれませんね。また同じく先月公開されたファン・ジョンミンとオム・ジョンファの黄金コンビ「ダンシングクイーン」も絶好調の様です。それでは2012年の2月と3月に公開された映画の情報を、今回も舞台挨拶のプチレポートを交えてお届けします~☆ 今回ナビが行ってきた作品は『パパ』と『ポムジェワチョンジェン(犯罪との戦争)』。生コ・アラと生ハ・ジョンウ、生チェ・ミンシクをしかと観てきましたよ~☆

■ 2月公開の映画

パパ
(パパ)

■監督:ハン・チスン
■出演:コ・アラ、パク・ヨンウ
■公開日:2012/2/1
■コメディ
http://www.papa2012.kr/ (音有り)
優れた歌唱力を持ち、アメリカでスターとなる役柄を演じるコ・アラはこの作品にあたり、同じ事務所のBoAからは英語を、ダンスは東方神起のユノから教わったそう。映画ではその成果を十分に発揮し、すばらしい歌とダンスを披露しています。もしかしてこのままプロ歌手に転身?監督はソン・イェジン主演の韓国ドラマ『恋愛時代』のハン・チスン監督。「これまで、家族の大切さを(演出の)重要な特性と考えて映画を制作してきた」という監督。今回も家族の絆を強く感じ取ることのできる作品に仕上がっているのでしょうか。アメリカでスターとなるストーリーのため、アメリカはアトランタでオールロケを敢行。見ものですね^^

<STORY>
自身の歌手を連れて逃亡した後輩マネジャーを追い、米国へ渡ったマネジャーのチュンソプ(パク・ヨンウ)は、予想外の契約結婚をする羽目に。突然6人の子供のパパになったチュンソプは、子供の1人であるジュン(コ・アラ)の歌を聴き子供たちの人生を一発で変えることができる機会を発見、ジュンに驚くべき提案をするが・・・

◇■■ 舞台挨拶レポート ■■◇
場所はCGV龍山。映画が終わったあとのエンドクレジットが途中で終わり、スタッフから「今日は舞台挨拶がありますので立たないでください」とのアナウンスに「ええー!!」という歓声が。プロデューサーの紹介の後、ハン・チスン監督とパク・ヨンウとコ・アラが入口からさっそく登場。今日最後の挨拶です!でもまた(人気が出て)舞台挨拶に来られるようにしたいです!というパク・ヨンウに、一際歓声がわき上がった人気女優のコ・アラ。映画にちなんで2人が生歌を披露するサービスも!映画の終わりにふさわしい、さわやかな舞台挨拶でした。

ポムジェワエチョンジェン:ナップンノンドゥルチョンソン
(犯罪との戦争:悪い奴らの全盛期)

■監督:ユン・チョンビン 
■出演:チェ・ミンシク、ハ・ジョンウ 
■公開日:2012/2/2 
■犯罪、ドラマ
http://www.crime2012.co.kr/ (音有り)
若手の人気俳優ハ・ジョンウと「オールドボーイ」などでもおなじみのチェ・ミンシクの夢の共演。よくある悪の組織抗争ドンパチ映画と思いきや、主人公であるチェ・ミンシクの小市民ぶりが憎めずつい共感してしまいます。前回の映画では検事だったハ・ジョンウも、今回は若いながらクールなボスに。

<ストーリー>
1982年の釜山。解雇の危機に陥った不正税務官チェ・イッキョン(チェ・ミンシク)は覚醒剤を日本に密輸入することに。さらに一儲けしようと釜山の最大組織の若ボスであるチェ・ヒョンベに近づく。イッキョンは持ち前の臨機応変さと友好的な態度でヒョンベの信頼を得ることに成功するが・・・ナンバーワンを狙う悪い奴らの勝負。生き残るための熾烈な勝負が繰り広げられる。最後に笑う奴は誰・・・

◇■■ 舞台挨拶レポート ■■◇
場所はCGV清潭シネシティ。映画が終わったあと、席を立たないでくださいとアナウンス。後ろからスポットライトがつけられ、舞台が明るくなり、そこに後ろからどどっと男衆6人たちが入ってきました。右からユン・チョンビン監督、ハ・ジョンウ、クァク・ドウォン、キム・ソンギュン、マ・ドンソク、チェ・ミンシク。ステージの前で監督から1人ずつ、挨拶が始まります。ハ・ジョンウは黒眼鏡をかけて好青年といった感じで、映画とはまったく印象が違い、そのギャップにびっくり。クァク・ドウォンは「今日は後ろの座席にイ・スンギが見にきてます・・・うそです」。騒然とした笑いのうずとなった館内。これまた映画の役とはまったくイメージの違うキム・ソンギュン、こちらはイメージ通り?のマ・ドンソクの挨拶のあと、トリは大御所チェ・ミンシク。でも遠慮がちに「では短く・・・」とかなり控えめで好感!挨拶のあとは会場に見に来ていた20歳の人にTシャツをプレゼント。さらに60歳以上の人にもプレゼント・・・でも60歳以上の人がいなかったので55歳以上の人に!こちらも意外と舞台挨拶を知らないで見に来た人もいたようで「今日はとってもラッキー!」とはしゃいでいたのが印象的でした。

トゥゲエソン
(2本の線)

■監督:ジミン 
■公開日:2012/2/9 
■出演:イチョル、ジミン 
■ドキュメンタリー

<ストーリー>
「結婚って必ずしなきゃいけない?」大学で出会い、付き合って10年になるジミンとチョル。このまま一緒にいるだけで充分に幸せな生活。法律や制度で縛られた関係になりたくなかった。ドキュメンタリーを作る女と時間講師で飛び回る男にとってはそれは遥か遠い未来の話であった。そう・・・2本の濃い赤い線に出会う前までは・・・

ハウリン
(ハウリング)

■監督:ユハ 
■公開予定日:2012/2/16 
■出演:ソン・ガンホ、イ・ナヨン 
■犯罪、ドラマ
http://www.howling2012.co.kr/ (音有り)
数々の映画に出演しながら現代の刑事役が珍しい感じのあるイ・ナヨンと、味のある俳優ソン・ガンホとの共演が楽しみです。監督は「霜花店」「卑劣な街」「マルチュク青春通り」「情愛」など数々の人気作で定評のあるユハ。

<ストーリー>
後輩にも昇進で抜かれた刑事サンギル(ソン・ガンホ)は、ある自殺事件とともに新人女性刑事ウンヨン(イ・ナヨン)をパートナーとして押しつけられることに。仕方なく捜査を始めると、計画的な殺人事件であることに気が付く。サンギルは昇進のため独断で捜査をすすめ、ウンヨンは死体に残された動物の歯形に気が付くが、サンギルは取り合わない。そんな中、獣による殺人事件が発生し、ウンヨンは前の事件との関連を疑うが・・・

チョンサエスムソリ
天使の息遣い)
■監督:ハン・ジオン 
■公開予定日:2012/2/23 
■出演:キム・ヨンソン、ハン・ジウォン
■コメディー、ドラマ
http://cafe.naver.com/angelsoom

<ストーリー>
スーパースターを夢見る俳優志望のジェミン(ハン・ジウォン)。そんな息子の夢を応援する母ヨンラン(キム・ヨンソン)。しかしたくさん事件が起き、息子の世話や後始末のため体がいくつあっても足りないヨンラン。果たしてジェミンは本当にスターになれるのだろうか・・・

ロブピクション
(ラブフィクション)

■監督:チョン・ゲス 
■公開予定日:2012/2/29 
■出演:ハ・ジョンウ、コン・ヒョジン 
■ロマンス
http://www.lovefiction.co.kr/index.htm (音有り)
同じ時期に、今度は小説家として恋愛映画に登場するハ・ジョンウ。ドラマに映画に活躍するコン・ヒョジンとの組み合わせが楽しみです。でもコン・ヒョジン、どんどんキレイになりますよね。

<ストーリー>
完璧な恋人を作るために31歳になるまでちゃんとした恋愛を一度もしたことがない小説家ク・ジュウォル(ハ・ジョンウ)。そんな彼の前にすべてのことに完璧な女性ヒジン(コン・ヒョジン)が現れる。彼女に一目惚れしたジュウォルは彼女を自分のモノにするために必死にあの手この手を尽くす。やっと始まった彼女との恋愛!でも、時が過ぎれば過ぎるほど完璧だと思っていたヒジンの短所がひとつずつ気になりだし・・・1から10までまったくクールになれないジュウォル。次々と発生する問題の壁を乗り越え、夢見てきた恋愛にたどり着くことができるのだろうか・・・

■ 3月公開の映画

ヨルヨドル、ヨルアホップ
(18、19)

■監督:ペ・グァンス 
■公開予定日:2012/3/1 
■出演:ユ・ヨンソク、ペク・ジニ、チョンホン 
■ロマンス
二卵性双生児を取り巻く青春と恋愛を描いたロマンス。

<ストーリー>
友達から誤解されるほど仲の良い二卵性双生児のホヤ(ユ・ヨンソク)とソヤ(ペク・ジニ)。18歳になった冬、ソヤはホヤに隠していた気持ちを告白するが、驚いたホヤは逃げるように同じクラスのトミ(オム・ヒョンギョン)とつきあい、ソヤもボクシング部の先輩であるイルカン(チョンホン)と衝動的につきあうが、すぐ別れることに。結局ホヤもボクシングを始め、熱心なコーチのトレーニングで成長したホヤは新人王戦でイルカンと対戦することに・・・

ロメンスジョ
(ロマンスジョー)

■監督:イ・グァングク 
■公開予定日:2012/3/8 
■出演:キム・ヨンピル、シン・ドンミ、イ・チェウン  
■ドラマ
http://blog.naver.com/cine21i

<ストーリー>
人気女優が自殺した日。彼女の話題で持ちきりの中、彼女の最後の出演映画の助監督だったロマンスジョー(キム・ヨンピル)は映画を辞めることを決意する。田舎へと向かったロマンスジョーは、これ以上したいこともなく絶望し、自殺を試みる。しかし、その瞬間、偶然、喫茶店のレジ(シン・ドンミ)と出会う。レジに出会い、長い間忘れていた初恋を思い出すが・・・

カビ

■監督:チャン・ユンヒョン
■公開予定日:2012.3.15
■出演:チュ・ジンモ、キム・ソヨン、パク・ヒスン、ユソン
■ミステリー、ドラマ
http://www.2012gabi.co.kr/ (音有り)
刑事から検事、犯罪者まで、どんな役でもこなす演技派俳優パク・ヒスンが今度はなんと王様に!

<ストーリー>
1896年、高宗がロシア公使館に避難した大韓帝国激動の時代、ロシアでコーヒーと金塊を盗み、ロシア軍から追われたイルリッチとターニャは朝鮮系日本人サダコの陰謀で朝鮮にやってくる。高宗に仕え朝鮮最初のバリスタになったターニャとサカモトの偽名でスパイになったイルリッチ。2人は高宗暗殺事件にまきこまれることになるが・・・

タルベンイエピョル
(かたつむりの星)

■監督:イ・スンジュン
■公開予定日:2012.3.15
■出演:チュ・ヨンチャン、キム・スンホ
■ドキュメンタリー

<ストーリー>
見えない目と聞こえない耳を持つため、まるでカタツムリのように、ただ触覚だけでゆっくりと生きるヨンチャン。ヨンチャンが世界で一番きれいな女性と考えるスンホは脊椎傷害で少し小さな体つきだが、ヨンチャンを外の世界へ連れ出すことを夢見、挑戦できるように助ける命綱のような役目。恋人のためには目を閉じ、耳をふさぎ、沈黙して待つ愛はこれからも続く・・・

ファチャ
(火車)

■監督:ピョン・ヨンジュ
■公開予定日:2012年3月
■出演:イ・ソンギュン、キム・ミニ、チョ・ソンハ、キム・ビョル
■ミステリー
http://www.hwacha2012.co.kr/
韓国でも人気のある宮部みゆきの小説「火車」を映画化!キム・ミニの裸身ポスターが衝撃的!

<ストーリー>
結婚の1ヶ月前、父母の家に立ち寄る中に休憩所によったムンホ(イ・ソンギュン)とソニョン(キム・ミニ)。コーヒーを買って戻ってきたムンホを待っていたのはドアがあいたままエンジンのかかった車だけ。ソニョンの姿が消えていた。彼女を捜すためにいとこの刑事チョングン(チョ・ソンハ)に助けを求めるムンホ。しかし彼女の友達も家族もすべて嘘だった。失踪当日、銀行残高をすべて引き出し、家の指紋まで消し去っていたことに単純な失踪ではないと考えたチョングンは、彼女とある殺人事件との関連を知る。彼女は一体誰なのか?その真実が次第に明らかになる・・・・

コンチュッハッケロン
(建築学概論)

■監督:イ・ヨンジュ
■公開予定日:2012年3月
■出演:オム・テウン、ハン・ガイン、イ・ジェフン、スジ
■メロ、ロマンス
「シラノ」「ネバーエンディングストーリー」と数々のロマンス映画をこなすオム・テウン。次の相手は「永遠の初恋の人」ハン・ガインに!

<ストーリー>
建築家スンイン(オム・テウン)の前に15年ぶりに現れ、家を造ってくれと言うソヨン(ハン・ガイン)。一緒に家を作りながら、愛だったかもしれない当時の記憶が戻り、新しい気持ちを重ねていく・・・

インリュミョルマンポゴソ
(人類滅亡報告書)

■監督:キム・ジウン、イム・ピルソン
■公開予定日:2012年3月
■出演:リュ・スンボム、キム・ガンウ、ソン・セビョク、ソン・ヨンチャン、キム・ギュリ、コ・ジュンヒ、チン・ジヒ
■ファンタジー、SF
久しぶりに登場する韓国映画のSF。リュ・スンボムやソン・セビョクなど個性的な俳優が出演することでも注目。

<ストーリー>
ロボットが人間の労働の担う未来、ガイドロボットRU-4が自ら悟りを得て説法を始めた。これを人類に対する危険と見て製造会社URが解体を決定したが、彼を崇拝する僧侶たちが反対、解体直前の瞬間にURのエンジニアであるパク・ドウォン(キム・ガンウ)は上部の決定に関わらずロボットの前に立ちふさがり・・・
いかがでしたか?恋愛や家族愛、ドキュメンタリー、SFなどなど、今回もバラエティに富んだラインアップの映画をお送りしました!ちなみに2月まで大学生は冬休みなので、韓国の映画館は平日もそれなりににぎやかなようです。まだまだ寒い冬、暖かい映画館でいろんな韓国映画を観ていろんな感慨に耽り、春を待ちましょう!!以上、今年の冬も映画三昧のソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-02-13

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