地下鉄と水仁線に乗って蘇莱浦口へ行ってきました!

電車に乗って大きな水産市場のある蘇莱浦口へ!地元の人で賑わう市場で海鮮三昧~

こんにちは、ソウルナビのナビQです。秋もだいぶ深まってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。美味しい秋の味覚とか食べたりしましたか?海鮮好きのナビQにとって、韓国で秋の味覚といえばデハとチョノ!デハは漢字で書くと大蝦、韓国の西の海で秋にたくさん獲れる大きな地エビ。そしてチョノとはコノシロのこと。ソウルでも秋になるといただけるデハとチョノですが、先日ナビQはより安く美味しくこの秋韓国2大海鮮食材を満喫すべく、大きな水産市場のある蘇莱浦口(ソレポグ)まで行ってきました!ん?なぜ蘇莱浦口かって?実は今年(2012年)の夏、水仁線が一部開通したため、ソウルから地下鉄と水仁線を使って蘇莱浦口まで行けるようになったんです!それまでは車やバスでしか行けなかった蘇莱浦口へ、気になる新しい路線の水仁線をチェックしがてら行ってみよ!

地下鉄と水仁線に乗って、いざ蘇莱浦口へ!!

まずは4号線の終点駅、烏耳島(オイド)駅を目指す!
2012年の6月30日、一部開通した水仁線。今回開通したのは地下鉄4号線の終点駅、安山市の烏耳島(オイド)駅と仁川市の松島(ソンド)駅のあいだ。将来は仁川方面へは仁川駅まで、水原方面へ水原駅までつながる予定だとか。ちなみにソウルの中心部から蘇莱浦口駅へアクセスするには空港鉄道と仁川地下鉄を利用する方法もありますが、行きはとりあえず地下鉄4号線で烏耳島を目指すことに。蘇莱浦口駅は烏耳島駅から3駅目。ナビQの家から近い4号線のスッデイック(淑大入口)駅から出発すると、淑大入口→烏耳島駅で水仁線に乗り換え→蘇莱浦口という経路で、予想所要時間は約1時間半。ちなみに帰りは仁川地下鉄と空港鉄道を乗り継いでソウルに向かう予定です!
14:30頃にナビQ、淑大入口駅から4号線に乗り込みました!
4号線から水仁線に乗り換える烏耳島(オイド)駅は4号線の終点駅。ひたすら乗っていると着くはずと思いきや、舎堂(サダン)駅でまず一度下りるはめに。実は乗った電車、途中の舎堂行きでした。同じホームにやってきた次の電車に再び乗ると、今度は烏耳島(オイド)駅の3つ手前、安山(アンサン)駅で電車はストップ。今度は安山行だったようです。ここではホームを移動することに。安山駅から烏耳島方面へ行く電車が来るのは3番ホーム。もちろん、最初から烏耳島行きの電車に乗れればもちろん乗り換えずに一発で行けるけれど、そうでなかった場合はひたすら乗り換えましょう!
オイド行き、3番ホームに移動

オイド行き、3番ホームに移動

安山駅の3番ホーム

安山駅の3番ホーム

やっとオイドまで行けます。

やっとオイドまで行けます。

烏耳島駅で水仁線に乗り換えたら蘇莱浦口はもうすぐ!
2度の乗り換えを経て、やっと烏耳島駅に到着!時はすでに16:00。ここまで来るのに1時間半かかってしまいました。でもここで水仁線に乗り換えれば、目的地の蘇莱浦口はすぐソコ!3駅、約4分で到着予定です。烏耳島駅で下りたら、階段で水仁線の乗り場である3番または4番ホームへ向かいましょう。乗り換える人も水仁線に乗る人も、意外と多くてびっくり!このあたりも通勤圏、住んでいる人もたくさんいますもんね。
表示に沿って、3番、4番ホームへ 表示に沿って、3番、4番ホームへ 表示に沿って、3番、4番ホームへ

表示に沿って、3番、4番ホームへ

蘇莱浦口(ソレポグ)駅から魚市場へは歩いて5分!近い!
16:20、ようやく蘇莱浦口(ソレポグ)駅に到着!結局2時間近くかかりました。乗り換え時間や待ち時間を考えると、これくらい見ておいたほうがいいかも。ん、んん?それにしても、この蘇莱浦口(ソレポグ)駅、海の近くだからでしょうか・・・魚を買って帰る人がたくさんいるから?何だかすでに魚介類のにおいが・・・ここ蘇莱浦口駅は魚市場のすぐ近く。2番出口を出て、駅前の大通りをひたすら右方向へ歩いていくと5、6分ほどで市場の集まるエリアに出ます。すれ違う人は市場から駅に向かう人々のよう。市場でゲットした海産物が入っていると思われる大きな発泡スチロールの箱を抱えた人がいっぱい!
ソレポグ駅は魚の匂いが・・・?! ソレポグ駅は魚の匂いが・・・?! ソレポグ駅は魚の匂いが・・・?!

ソレポグ駅は魚の匂いが・・・?!

2番出口を出て、右方向へ行くと5分ほどで市場エリアに! 2番出口を出て、右方向へ行くと5分ほどで市場エリアに! 2番出口を出て、右方向へ行くと5分ほどで市場エリアに!

2番出口を出て、右方向へ行くと5分ほどで市場エリアに!

ソレポグの魚市場エリアを散策!

まずは蘇莱浦口総合魚市場へ! (下の地図①)
駅から駅前の通りをまっすぐ行くとまずあるのが蘇莱浦口総合魚市場。比較的最近建てられたビルで、1階に海産物を扱う市場、2階に食堂があり、1階で購入した海産物を2階の食堂で調理してもらえる方式の海産市場ビル。そのほか、カラオケやビリヤードなどの遊び施設も入っているみたいです。
まずはここの1階をチェック!小さなお店がいっぱい並んでいて、水槽には様々な魚介類が。魚、貝、エビ、カニ何でも揃っていそう。中にはソウルの刺身屋では見られないような珍しいお魚も。明るい雰囲気で買い物しやすそう!お店によっては、お店のすぐ横のテーブルでお刺身などを食べさせてもらえるよう。んー、こんなところで食べても雰囲気ありそう。
そしてビルの裏手に出ると、こっちにもずら~っとテーブルが!こちらは焼き魚や魚介の揚げ物を扱うお店が並んでいて、テーブルではみなさんそのあたりを食べているよう。今が旬のチョノ(コノシロ)を焼いたやつとか、カレイの丸揚げ(?)、エビの天ぷらなど。これも美味しそう~~飲み物やお酒を調達できそうなコンビニもあります!
市場が集まる場所へ続く道でも・・・(下の地図②)
蘇莱浦口総合魚市場の裏手から、今度は市場の集まるエリアへ向かいます。この通りにもお店がたくさん。お店の前のテーブルでいただけるところもありますが、奥へ行くにつれてすごい人!いろんな海産物を売る店が並ぶ細い道は、年末の市場のような状態!?とにかく人でぎゅうぎゅう。蘇莱浦口ってこんなにたくさん人が来るところだったんだ~~もしかして電車で来られるようになったから来る人も増えたのかな?この通りには、カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)や魚の干物、焼いたエビなども売られています。
蘇莱浦口の港横に広がる市場エリア! (下の地図③)
そして港のすぐ横に位置するのが蘇莱浦口の海鮮市場。屋根つきのエリアにたーっくさんのお店がひしめきあっています。こちらには魚類もありますが、エビ、カニ、貝、タコなどの魚介類と塩辛、魚醤などの魚介加工品が大部分を占めています。特にこの辺りでよく獲れるワタリガニと今が旬のエビのお店が多いよう。また、この辺りで獲れるもののほかにも、輸入物のタラバガニや大きな海老もたくさん並んでいました。狭い通路にごちゃごちゃと目が回りそうなくらいたくさんのお店とたくさんの買い物客で、すごい熱気!
また、この市場エリアのすぐ横、港に沿った通路には市場で買った海産物を食べるたくさんの人が。ゴザを敷いた狭い場所でちょっと落ち着かなさそうですが、こんな場所でいただくのも面白そう~
すぐ横は港

すぐ横は港

トイレもちゃんとありました。

トイレもちゃんとありました。

人に慣れたカモメ

人に慣れたカモメ

蘇莱浦口で海鮮三昧!

市場エリアの海鮮食堂でデハとチョノ!
では、市場の様子をぐるっとひととおり見たところで、ナビQ実食タイム!海辺のゴザのところでお刺身をいただくのも楽しそうだけど、あまりにも人が多いし、もうちょっとゆっくり食べたいし・・・そしてやっぱり今が旬のデハ(大エビ)とチョノ(コノシロ)が食べたい!ということで、チェックしておいた海辺ぎりぎりのところに建つ庶民的な外観の食堂「ソマンフェッチッ」へ入ってみることに。店先にはデハの入ったお鍋が並べられ、チョノが焼かれています!こちらはテント屋根つきの屋外テーブルと座敷もある屋内テーブルがあるよう。せっかくなので、海の見える屋外テーブルへ。お値段を聞くと、デハは一鍋20,000ウォン、チョノも一皿20,000ウォン。量は分からないけれど、とりあえず焼酎と一緒に注文!
こっちが海の見えるテーブル!

こっちが海の見えるテーブル!

屋内テーブルもありますね。小さいお子さんがいらっしゃるグループには座敷席も。

屋内テーブルもありますね。小さいお子さんがいらっしゃるグループには座敷席も。

あそこがレジです。

あそこがレジです。

まずは大蝦の入った鍋が運ばれてきました。粗塩の敷き詰められたお鍋に蓋をして、蒸し焼きにします!ちなみにこのデハについて少しウンチクを言うと・・・実はソウルの刺身屋などでこの時期にいただけるのは、多くの場合フィンタリセウ、直訳すると白足エビというエビで、デハ(大蝦)ではないそう。またソウルでこの時期にいただけるエビは水槽で生かしているものを生きたままお鍋にかけますが、実はデハのようなエビは捕まえるとすぐに死んじゃうんだとか。なので、水槽で生かしておいたものを生きたままお鍋にかけることはできないそうです。ま、フィンタリセウも秋が旬で、生きたまま火を通していただくのでとっても美味しいのですが、今回いただくのは正真正銘、ホンモノのデハ!のはず!多分^^ んっ??
っと、デハが焼きあがるのを待っていると、焼きチョノが登場。なかなか大きめのが8匹!これで20,000ウォンはなかなかお得かも。脂がのってふっくらと焼かれた秋のチョノはやっぱり美味しい~~さっそく焼酎が進みます。チョノはこうやってグイ(焼き)にするほか、セコシというぶつ切りの骨付き刺身や、そのセコシを野菜などと一緒に酢入り唐辛子味噌で和えるムッチムという料理にして普通いただきます。
15分弱でデハも完成。確かにソウルで食べるのと、ちょっと味が違います。身がしっかりしていて、ホクホクとした甘みが強いかんじ?こちらは大きなものが20匹。リーズナブルですね。
焼酎とデハ、チョノをやっているとだんだん日が暮れてきました。
お客さんもぼちぼち

お客さんもぼちぼち

こんな港の景色が見えます

こんな港の景色が見えます

テーブルの下には魚の頭が!?

テーブルの下には魚の頭が!?

次は「蘇莱浦口総合魚市場」で巨大ロブスター!
さて、念願のデハとチョノを満喫したあとは、さっき見た海鮮市場ビル、「蘇莱浦口総合魚市場」で何かもう一品!と行ってみました。
どの魚にしようかなー?水槽を見て回っているナビQの目にとまったのは大きなタラバガニとロブスター。どちらも韓国では獲れないのでもちろん輸入モノですが、タラバはともかくロブスターはソウルでもやってるお店が多くないので値段を聞いてみることにっ。
ロブスターのお値段は1kgあたり45,000ウォン。一番小さめのものを計ってもらったら、2kg少し超えるくらいで90,000ウォン。ナビQが知っているソウルの比較的安いロブスター専門店でも確か1kg70,000~80,000ウォン。これは絶対買いだ!ロブスターに決定ー!そうそう、この時のお値段はあくまでも市場での時価。もちろん変わることもあります。
1階で買った海産物は2階の食堂で調理してもらっていただくことができますヨ。1階で購入したお店と契約している食堂に連れていってくれる仕組み。
2階の食堂はこんなかんじ 2階の食堂はこんなかんじ

2階の食堂はこんなかんじ

食堂ではメニュー名が「ヤンニョム」となった基本テーブルセッティングを人数分と、今回のようにロブスターなどを蒸す場合はその料金が追加で必要になります。ナビQが行ったお店はヤンニョムが1人あたり3,000ウォン、蒸し料金は1kgまで70,000ウォン、それ以上は10,000ウォンから。

購入したロブスターは、胴の部分は刺身にし、残りは蒸してもらうことに。刺身は少し湯通しした(少し蒸した)状態で出てきました。プリプリの身は大きくぶつ切りにされていて、一口ほおばるだけで口いっぱいにロブスターの甘味が広がります!
そして茹でたロブスターもやってきました!オマケのエビ付きです。ミソを付けて食べる茹でたてロブスターの身は濃厚!

仁川地下鉄と空港鉄道を使ってソウルへ

帰りは、来た時とはルートを変え、仁川地下鉄と空港鉄道を使ってみることに。水仁線蘇莱浦口(ソレポグ)駅→仁川地下鉄1号線源仁斎(ウォンインジェ)駅→空港鉄道桂陽(ケヤン)駅→ソウル駅というルート。このルートは蘇莱浦口駅から来た時とは反対方向へ4駅だけ行くと源仁斎駅ですが、そこから仁川地下鉄で桂陽駅まで約40分、空港鉄道でソウル駅まで30分ほどかかります。予想所要時間は乗り換え時間などを含めてまた約1時間半と、行きのルートとほぼ同じに。
ナビQは20:00頃に蘇莱浦口駅を出発し、仁川地下鉄と空港鉄道を使うルートを使い、ソウル駅に到着したのは22:00ちょっと前。夜ということで本数も少なかったからか、結局2時間近くかかってしまいました。ということは4号線を使っても、空港鉄道を使っても、ソウル駅辺りから同じく2時間近くはかかるということですね。
ウォンインジェ駅

ウォンインジェ駅

仁川地下鉄の車両はちょっと狭め

仁川地下鉄の車両はちょっと狭め

空港鉄道ケヤン駅

空港鉄道ケヤン駅

鉄道を使って、蘇莱浦口で市場見学と海鮮三昧の日帰り半日旅、いかがでしたか?ソウルからは片道2時間弱と少し時間はかかりますが、バスよりも分かりやすい鉄道で行けるようになったのはやはり大きいかも?!ソウルでいただくよりもリーズナブルに、またよりいろんな種類の海産物を楽しめ、活気のある海鮮市場の見学までできちゃう蘇莱浦口(ソレポグ)。皆さんも行きやすくなった蘇莱浦口、一度行ってみてはいかがでしょうか!?特に海鮮好きの方は大いに楽しめると思いますョ!以上、ソウルナビの海鮮部隊長、ナビQがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-11-14

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