キッテボンネンミョン

キッテ峰冷麺깃대봉냉면

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激辛好きの方必見!辛い度が6段階に分かれた激辛冷麺に挑戦!

こんにちは!ソウルナビです。韓国は「辛い」料理がたくさんありますが、数年前の激辛ブームといえば、ご存知の方もいると思います。普段よりもさらに辛く、舌が麻痺していろんなところから汗が噴出すような、そんな激辛メニューやお店が続々登場。一時は繁華街に行くと犬も歩けば棒に当たる・・・ほどすごい数の激辛店ができていたんです。激辛好きのナビも片っ端からトライしたもの。そのブームも最近はずいぶん落ち着きましたが、久しぶりに、なんだか刺激が欲しくなってしまったんですね。あの激辛ってほんと、中毒性があるんじゃないでしょうか?いや、あります!そこで今回は、ランチにぴったり!激辛冷麺のお店に行ってみました。以前、新川にある同じく激辛冷麺のお店「ヘジュネンミョン」をご紹介しましたが、こちらはどうでしょう?
キッテボンレンミョン
お店のメニューは冷麺だけ。親子2代、冷麺ひとすじ47年の冷麺専門店です。まずこのお店の名前。もともと全羅南道の島にある山の名前なんですが、お店とは特に関係ないよう・・・。じゃあ何故この名前になったかというと、オープン当時はお店の看板もなく、すぐお隣にキッテ(旗)のボン(竿)があったから。地元の人はそのキッテボンを目印に冷麺を食べに来ていて、「キッテボン冷麺」という名前で親しまれていたそう。それで、長年親しまれた名前をそっくりそのまま店名にした、ということなんです。
オンドルタイプのだだっ広い店内
表の扉を開くと玄関になっていて、そこで靴を脱いでお店へ。入口ですぐに、「オソオセヨ~(いらっしゃいませ~)」と威勢のいい挨拶が聞こえてきます。中はオンドル式のだだっ広い部屋。手前にテーブルが並び、正面奥が厨房。カウンターにはでこぼことした年季の入ったヤカンが並んでいるのが見えます。こんなフツーの食堂なのに、店内がなんだかにぎやかに感じるのは、壁という壁に張られている看板のせい。KBS、MBC、SBS・・・の料理番組で紹介されたときのパネルがずらりと並べられています。激辛冷麺、その話題性もありますが、冷麺だけで47年ですからね。その人気のほどが伺えます。
辛さレベルは6段階、あなたな~らどれにする?
テーブルにつくと、メニューと一緒にヤカン入りのユクス(スープ)がテーブルに運ばれます。これは麺のゆで汁ではなく、野菜やでんぷんを長時間煮たものだそう。味もしっかり付いていて、激辛とはかけ離れたやさしい味で落ち着きます。のんびりユクスを飲みながらメニューを見ると、ん・・・一瞬悩みます。6段階の辛さの中からどれにするか?しかもビビンと水冷麺の2タイプ。つまり12種類の中からひとつセレクトしないといけないんです。
・もっとも辛い!地元の人も控える
「매운맛 メウンマッ(辛い味)」
・お店の一番人気
「보통맛 ポットンマッ(普通の辛さ)」
・けっこうピリ辛
「덜 매운맛トルメウンマッ(辛さ控えめ)」
・ちょっとピリ辛
「안 매운맛 アンメウンマッ(あんまり辛くない味)」
・激辛が苦手な方に
「거의 안 매운맛 コウィアンメウンマッ(ほとんど辛くない味)」
・辛いモノがまったくダメな方や子供用
「하얀맛 ハヤンマッ(白い味)」。
ビビン、水冷麺のメウンマッに挑戦!
さて、ナビはどれにしたかというと?!やはり激辛好きといいつつ、ポットンマッ(普通に辛い味)なんて弱気じゃいけません。お店に2度ほど足を運んで、ビビン冷麺の一番辛い味、そして水冷麺の同じく一番辛い味を注文してみました。水冷麺のときは、「辛いですけどいいですか?」と確認した上ですんなり注文できましたが、ビビンのときはスタッフが「うちの冷麺はもともと辛いので、初めてなら普通の辛さから試してみてはいかがですか?」とのこと。そう言われるとマスマス気になるでないのー。
「メウンマッ、トライしてみます・・・。」

激辛度はいかに?!
数分も経たないうちに、とうとうお待ちかねの激辛冷麺が運ばれてきました!
水冷麺(メウンマッ)
赤い。スープがもともと赤い。麺の上にはたっぷりの刻みネギと大根、キュウリ、ゆで玉子がのっかって、彩りもいい感じ顔を近づけると、ごまの香ばしい香りが漂ってきます。食べる前に冷麺を食べやすくカットして、さっそくいただき!まずスープを飲んでみると、氷が浮いているのでヒンヤリ。ゴマの香りとともに、さっぱりとした甘酸っぱさが口に中に広がります。これは食欲のない夏にもぴったりかも。
麺は咸興系の弾力のある細麺(ナビの好きなタイプ)。そば粉は使わず、サツマイモ粉がたくさん入っているので、もとは釜山のミルミョンのような黄色っぽい麺です(これは赤くて分かりませんが・・・)。大根やシャキシャキしたスライスキュウリと一緒にちゅるちゅるやると、辛さがじわじわきます。冷たいので、食べつづけると辛さを一瞬忘れるのですが、途中で温かいユクスを飲むと、そのあとは口の中がヒーー!麻痺状態に・・・(こんなハズじゃぁ・・・)。でもこのヒンヤリ&さっぱり味が思わず箸が進んでしまい、ヒリヒリしながらも完食!
ビビン冷麺(メウンマッ)
このお店で一番辛いビビン冷麺のメウンマッ(辛い味)。赤いソースは唐辛子の中でももっとも辛いチョンヤンコチュ(青陽唐辛子)を使い、そのほか野菜などの7種類の材料を入れて作ったものだそう。さて、しっかりソースに絡めて食べると、甘い。辛さももちろんありますが、最初は甘さが強いような・・・。さらに食べ続けていると、数日前に食べた激辛冷麺の水冷麺で免疫がついてしまったのか?もっとも辛いはずが水冷麺より辛くない?!いや、おかしい・・・。そこでスタッフに聞いてみると、辛さを出すチョンニャンコチュは、仕入れをするたびに辛いものを選んでいるものの、その日によって辛さに違いがでるとか。いや・・・これ、地元の人でも食べられない人が多いという激辛のハズなのに・・・。
これが激辛冷麺のソース。匂いをかいで見ると、唐辛子の匂いがぷんぷん。辛さの足りない方はこのソースを追加してもらうこともできるそう。
水冷麺(ハヤンマッ)
上の2つは激辛2タイプだったので、一番辛くないタイプも注文してみました。これはまさにいつもの水冷麺。なんだか安心しますね。スープもたっぷり入って氷入り、麺はサツマイモのでんぷん入りの黄色い麺。激辛タイプは真っ赤でよく分からなかったですが、これでやっと分かりました。味は見たとおり辛さはなく、甘酸っぱくてさっぱり!
一番辛いタイプとまったく辛くないタイプ、比べてみるとぜんぜん違うのが分かりますよね?皆さん激辛中毒になった?!方がやってくるので、ハヤンマッを注文する人はほとんどいないとのこと。また好みの辛さレベルは皆さん違うので、自分に合ったレベル以外は満足できないそう。皆さんはどれにしますか?
<ハヤンマッ>

<ハヤンマッ>

<メウンマッ>

<メウンマッ>

お店は年中無休。そういいつつ、旧正月や秋夕などの名節時は休み、なんてところが多いですが、こちらは正真正銘の年中無休。社長さんいわく、茶礼料理(名節に食べる伝統料理)は脂っこい料理が多いので、ピリッとパンチの利いた冷麺を食べに来る人が多いそう。そんなお客さんを迎えるために、名節時も休むわけにはいかず、逆に大忙しなんだそう。それから今回、ナビはランチタイムを過ぎた時間に伺いましたが、1人で食べている方もけっこう見かけました。一人旅の方も気軽に寄れると思いますよ。激辛好きの方、そして冷麺好きの方、地元で人気の激辛冷麺、試してみてはいかがですか?以上、ソウルナビでした。

記事登録日:2007-04-11

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主なメニュー

単位:ウォン

イチオシ

ピビンネンミョン

唐辛子みそのタレで食べる冷麺

비빔냉면

味(辛さ)は6段階に分かれています。
(普通)5000/(大盛り)6000

イチオシ

ムルレンミョン

水冷麺

물냉면

味(辛さ)は6段階に分かれています。
(普通)5000/(大盛り)6000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-04-11

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供