【お知らせ】外務省より「MERSコロナウイルスによる感染症の発生」につきまして(終息宣言)

12/23に終息宣言が出されました。

外務省海外安全センター

外務省海外安全センターからのお知らせです。
韓国を旅行される旅行者の方も、上記のページを参考に、感染予防をお願いします。
2016.1.11
(以下、上記のページの抜粋です)

(4)韓国では、昨年5月20日、バーレーンから帰国した韓国人男性に同国初のMERSコロナウイルス感染が確認され、その後国内で感染が拡大しましたが、同年7月5日以降、新規感染者は確認されておらず、同国政府は、同年12月23日に流行終息の宣言を行いました。 韓国保健福祉部は、引き続き防疫のため以下のホットラインを設置し、MERSに関する電話受付を行っています。

保健福祉部設置のMERSホットライン(日本語及び英語での対応可)
:韓国国内からは109(フリーダイヤル)
国外からは82-43-719-7777

2.MERSコロナウイルス感染について
(1)一般的にコロナウイルスは飛沫感染や接触感染で伝播し、風邪などの一般的症状を引き起こすほか、下痢などの消化器症状も報告されています。また、重傷の場合には呼吸不全を起こすこともあります。報告されたMERS患者の致死率は約36%とされています。
現在、WHOや関係各国は、MERSコロナウイルスの感染経路や臨床経過等について、調査を進めています。
(2)コロナウイルスに対する一般的な具体的予防策は以下のとおりです。
●休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
●手指等の衛生保持に心掛ける。
●咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
●温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
●高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。
(3)MERSコロナウイルスの特徴及び上記に追加する具体的予防策は以下のとおりです。
●感染者の約15%が医療従事者であり、救急外来での院内感染が問題となっているため、自宅療養が可能な場合は救急外来の受診を控える。
●50歳以上の高齢者や慢性疾患(糖尿病、高血圧、喘息、腎障害、心疾患、呼吸器疾患等)を持っている人が感染した場合は重症化するリスクが高く、注意する。
●特に中東地域では、感染源である可能性が高いラクダとの接触を避ける。ラクダは威嚇行動でつばを吐くことがあるので、不用意な接近は避ける。また、未殺菌のラクダ乳の摂取は厳につつしむ。
(4)日本の厚生労働省は、MERS流行国から帰国された方に空港等の検疫所で、発熱や咳などの呼吸器症状があるか、MERSが疑われる患者又はラクダと接触した可能性がある場合は、必ず、検疫官に申し出るよう呼びかけています。その際、中東諸国のMERS流行国で、患者やラクダと接触した方がいた場合、その方は最大14日間検疫所に毎日体温等の健康状態を報告する健康監視の対象になります。

(参考)旅行者に配付しているMERSの注意喚起のリーフレット
http://www.forth.go.jp/news/150924_MERS_haji.pdf
(参考)厚生労働省HP(中東呼吸器症候群(MERS)について)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mers.html

また、厚生労働省では、引き続きサウジアラビア・アラブ首長国連邦など、MERS流行国から帰国後2週間以内に、発熱や咳などの呼吸器症状がみられた場合には、直ちに最寄りの保健所に電話で連絡するようお願いしています。
MERSコロナウイルス感染症は、発症前の潜伏期間では、感染する可能性が非常に低いとされています。発症直後の迅速かつ適切な対応が、治療及び感染拡大防止に不可欠ですので、ご協力よろしくお願いします。

○参考情報
国立感染症研究所感染症情報センター:MERS(マーズ)コロナウイルス(MERS-CoV) 
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/2186-infectious-diseases/disease-based/ka/hcov-emc/idsc/2686-novelcorona2012.html
FORTH:中東に渡航する方へ <中東呼吸器症候群に関する注意>
http://www.forth.go.jp/news/2015/02021049.html
WHO:Global Alert and Response/ Coronavirus infections(英文)
http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/en/

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5367
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版)  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

関連タグ:MERS外務省海外安全

記事登録日:2016-01-11

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