韓国の結婚式は?~ナビデザイナー・チヘさん編~

いろいろ違う韓国の結婚式!!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。人生に一度、誰もが憧れる真っ白なウェディングドレスに身を包みながらの結婚式。韓国でも結婚式と言えば、やはり白いウェディングドレスを着て行われます。しかし、お国が違えば、結婚式の形式も変ってきますよね?!今日は、結婚式のレポートをお伝えしつつ、韓国文化について触れて見ましょう!今回の取材にご協力いただいたのは、プサンナビでデザイナーをしてくれているイム・ジヘさんと新郎のカン・ゴンスさんのお二人です。
新婦の部屋
結婚式が行われる30分くらい前になると、式場の脇にある「新婦の部屋」に今日の主役でもあるお二人が現れます。新郎は、そのままその部屋から出て、式へ駆けつけてくれた人たちに挨拶をして回ったりし、新婦はその部屋で式までの時間を待ちます。この間、新婦と記念撮影を行ったり、お祝いの言葉をかけたりできるようになっています。実はこちらの新婦の部屋は、女性以外立ち入り禁止になっているんですが、最近は男性も入って写真を撮ったりしているようです。
ウェルカムボード
日本にも式の入り口にウェルカムボードがありますが、韓国にもそれに似たようなものが用意されています。式の2ヶ月くらい前に撮影される結婚アルバム(詳しくはこちらを参照)からお気に入りの一枚を選び、このようにウェルカムボードとして使います。
ご祝儀を受けてくれる人は親族?!
韓国の結婚式でいくつか面白いことがあるんですが、ナビが一番笑ってしまったのが、このご祝儀。日本では式の前に友達がご祝儀を受け付けてくれ、後でご家族に渡すというのが慣わしですが、韓国では、友達ではなく男兄弟、または親戚の男性なんです。そして、ご祝儀袋を受け取るとすぐに袋を開け、中身の金額と名前を記帳するんです!!最初はちょっと驚きましたが、慣れてしまうと効率が良くていいのかな?!やはり一番信用できる身内がお金を扱った方がいいのかな?!などと妙に納得してしまうナビ。
30分で終わる結婚式?!
韓国の結婚式は、一般的にチャペル形式(結婚式場のなかにある部屋をチャペル風にして)でタキシードとウェディングドレスで行った後、伝統形式で行う「ペベッ」が行われます。チェペル形式で行われる式は、両親、親戚、友達、上司、同僚などあらゆる知り合いが参加することができ、日本のような招待状を持った人だけが参加できるという結婚式ではないんです。今回のお二人の結婚式にもイムさんの弟の親友とその彼女、なんていう面白い関係で繋がった人たちも駆けつけたりと大勢の人たちで賑やかに行われました。
日本と同じく新婦はお父さんと入場。白い絨毯を歩き、新郎が待つ場所へ。日本だとこんなときシーンと静まりかえりますが、ここは韓国、入場してもお構いなくでおしゃべりにふける人多数でした。ちょっと感動にかけてしまいますよねぇ~。なんでも久しぶりに顔を合わす人が多いので、どうしても話が弾んでしまうそうなんです。ナビが結婚式をしたときもこんな感じで、拍子抜けしたことを思い出します。
入場し、神父さんの結婚の誓いの挨拶が行われ結婚式がスタート。この神父さんをしてくれるのは、一般的に新郎のお父さんの知り合い、または新郎がお世話になった教授などが引き受けてくれるそうです。また、司会は、新郎の親友、それもまだ結婚していない独身の人が行うのが一般的なんだとか。
神父の誓いの挨拶が終わり、主役のお二人とご両親が出てきて、訪れてくれた人たちに深い挨拶を行います。
そして、お二人の退場~。クラッカーやシャボン玉、お二人を祝う声などが飛び、結婚式が終了。新婦の入場から合わせて約30分くらいと本当にあっという間の結婚式なんです。ナビが結婚したとき、日本から来てくれていた両親が、感動する暇さえなかった。と漏らしたぐらい、本当に短い式なんですよ。日本人にとってはちょっと味気ない式と感じるかもしれませんね。
親族の集合写真や友達との集合写真などを撮り、式の終了。
この後、親族だけで行われる韓国式の結婚式「ベベッ」が30分くらい別室で行われます。こちらでは韓国伝統服、韓服をまとっての式になり、もう少し厳かに行われるんです。(詳しくはこちらを参照。)
ブュッフェスタイルの食事
ご祝儀を渡したときに下のような券がもらえる場合があります。これは結婚式主催側が予約した場所の食事券。式の中にある食堂、あるいは式場の近くに予約されていて、大体ブッフェスタイルの食事になっているのが一般的です。今回、食事をした場所は、式場内のレストランだけあり、その式場内でその日に結婚した他のお客さんたちも合わさり、レストラン内はとても混雑します。全然関係ない人たちと食事をするなんてちょっと驚きですが、これが韓国スタイルのよう。
食事を済ませて、レストランの前で待っていると、服を着替えた新郎新婦が現れました。来てくれた方々へ丁寧に挨拶をして回ったりと式が終わっても忙しいお2人でしたが、幸せそうな笑顔がとても印象的でした~。お幸せに~!これから新郎新婦はまっすぐ新婚旅行に向かうんだそうです。日本では結婚式の次の日や、また日をあらためて行くカップルが多い中、韓国ではその日のうちに出発するのが一般的。ナビが新婚旅行に向かったときも飛行機の中は新婚カップルでいっぱい。皆さん、頭、お化粧と式に出たそのままの姿で(服だけはラフな格好でしたが。)新婚旅行先に向かっている姿が印象的でした。以上、プサンナビがお伝えしました~。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-11-04

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