もう、あれから10日はたつのか・・・・
海外旅行自粛ムード真っ只中、ソウルへの職場旅行を敢行したわがセク
ション。
最後の日の夕方から夜は、各自自由にという事で、僕はマッサージを希
望。かねてからこのHPで知っていたモーニングトータルマッサージさ
んに行こうと(仲間も誘ったのですが、女性陣は最後のショッピングに
余念がなく、男性陣も昼間から飲んだくれて部屋でのびているようなの
ばっかりで)1人で、HPで見ていたロッテリアのビルを探すべく、パ
ゴダ公園のあたりをうろちょろしていました。
予約を入れたわけではなく、どんな所か見てから空いていればマッサー
ジしてみようと思っていたので、夕方の雑踏の中、いま思えば同じよう
なところを、あんまり急がずに、グルグル行ったり来たりしていたんで
すね、途中で屋台のクリを買ったり、とにかくパゴダ公園の入り口の辺
をあちこちと。
すると、身なりもチャンとした韓国人のオジサン(50歳くらい?)が
話し掛けてくるではないですか。
客引き風でも、ポンビキ風でもない。
「XXXX?」
僕は「??」
すぐに日本人だと分かったのか(それとも分かっていたのか?)、「コ
ンチワ」「ニホンジンデスカ」程度の日本語と簡単なブロークンな英語
と身振り手振りで、話し掛けてくるんです。
警戒心で一杯だったんですが、とにかく話し上手、というよりコミュニ
ケーション上手?
そのうち韓国はどうだ?と聞かれたようだったので、「I LOVE
KOREA ,I LOVE SEOUL」というとめちゃくちゃ喜んで、握手したりこち
らの肩をたたいたり体を抱くようなゼスチャーしたりで、君を気に入っ
た風なことを言い、自分が払うから飲みに行こうといわれたのです。
今から思えば本当に無防備だったのですが、それでも自分はあまり飲め
ないから・・が、明日帰るから韓国料理なら・・に変わって、その頃に
は手をとられて(?)通りを二人で歩いてしまっていました。
ここを行くとインサドンとか、ブロークン英語+韓国語で教えてくれま
す。
YMCAホテルの手前くらいで奥の路地に入り、急にあたりがハングル
の洪水!になって、何が書いてあるかわからない小さい飲み屋とか食べ
物屋ばかり・・・もっと奥に行くとやばいなあなんて思っていると、小
道に入ってすぐの店に。ここならボラれてもたかが知れてる・・・なん
て店。
やっぱり良い人なのかな?
安心?
タコのぶつ切りとか、名前のわからない料理・・・+ビール。
体が大きいけどなにかスポーツしているのか(自分は184cm、84
kg)奥さんがいるのか(まだ未婚)・・・。とにかく話が上手で思白
いのです。
そのうち韓国のサウナに行った事があるか?風な話になり、あかすりが
有名だけど未体験とか話していると、サウナは良い、風呂は気持ちよ
い、韓国の風呂も体験すべきだ、ビールの後の風呂は気持ちよい、とい
うような話の展開になり「行こう」と。
早速オジサンは自分の財布からその店の勘定を払ってくれて、サウナに
行こう、とせかすのです。
迷っていると、ソコというように指を差す先に、日本でいう温泉マー
ク?例の湯気が3本上がっている赤で書かれたマークがありました。
韓国のサウナってこういうマーク使うの?
あと今では日本で見なくなった床屋のポールみたいのもあったよ
な・・・
連れて行かれたソコは、なんか古ぼけている。
もっと綺麗なところ想像していました。
入り口のキーをくれる所に、料金表なのかなハングルの後に4000と
6000とありました。夜が高いのかな?泊まりの料金?
オジサンがまた払ってくれました。
ロッカーのあるところは、昭和30年代の日本みたいな感じ?
TVとか飲み物の入っている冷蔵庫、なんか汚なめ?
カラス戸を開けると一面の壁にシャワー、温水の浴槽、冷水の浴槽、サ
ウナ室、あかすり台などがありました。
人数も少なめで、アカスリなんかしてる人はいないし・・
普通の古ぼけた銭湯?
でもその後にすごい事が待っていたのです(泣)。
サウナでほてった体をひやそうと上が仮眠室になっているからと、オジ
サンに誘われて、急な階段をあがって入ったその暗い仮眠室こそ・・・
10人くらいのオトコ達がクンズホグレツ・・・・
ウ・ウッソーーーーーー!!!
これ、何?
何なんだーーーーー!!
「そういう」サウナだったのです。
というか、そうでなかったら、あれは一体なんなの?
YMCAホテルから200メートルは離れていない所ですよ!!
まあ、無事(笑)「生還」しましたが、そう、僕はあのオジサンに「ナ
ンパ」されていたのです。
この10日間くらい僕の心の中で封印されていた体験でしたが、今は少
し「笑える」くらいに風化しつつあります。
めったに僕と同じ体験はなさらないでしょうが(笑)、とりあえずご報
告とご忠告。
「韓国人のオジサンの親切の中には、こんな親切も隠されているかも」
と。
失礼いたしました。
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