>先日梨康院で皮のコートをオーダーしてきました。
>帰ってきてから、税関申告書の別送品の申告をし忘れてた事に気づきました。
>革製品は関税が凄く高いですよね?
>このような場合どうすればよろしいでしょうか?
>[ ミニミキ様 Wrote ]-------------------------------------
制度的には、別送品申告を怠った場合は、その品物は通常の輸入貨物となり、通常の輸入貨物としての通関手続が必要になります。荷物が到着すると税関から通知がきますので、その指示に基づき通関することになりますが、この手続はかなり煩雑で、素人が自分で行うのは困難なので、専門の通関業者に委託するしかないでしょう。この場合は携行品免税は適用されませんから、関税の納付が必要です。革製のコートの税率は価格により12.5%又は10%のようです。そのほかに国内消費税(5%)の納付も必要です。
しかしながら、実際問題としては必ずこうなるというわけではありません。税関では毎日多くの貨物を処理しなければならないので、このような厳格な手続をすべての貨物についてとることは不可能なので、「貨物に別送品の表示があり」「数量や内容から見て明らかに本人用」「内容物がそれほど高価なものではない(要するに本人が携行してきたものを含めても免税金額以内であることが明らか)」などの点が客観的に認められればそのまま配達されることが多いようです。この際、検査のために開封されることがあります。
配達されずに通知がきたときは、通常の通関の手続をとるしかありませんが、上記の3要件を満たしているならば特に問題なく配達される可能性の方が高いので、もし通知がきたらその段階で税関に相談されることをおすすめします。
いずれにしても、次回からはこういう心配をしないためにも、別送品の申告手続は簡単なので、ぜひきちんとやられることをおすすめ致します。
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