帰天（歸天）

韓国の有名詩人の奥様が運営してきた文学的な香りのする仁寺洞の伝統茶屋

日本人には馴染みがないかもしれないが、チョン・サンピョンという韓国の有名詩人の奥さんが直接運営してきた伝統茶屋。店名の「帰天」というタイトルの詩が、彼の作品の中で最も有名。店内にはご夫婦が一緒に撮った昔の写真が飾られていて、古き時代の香りも醸し出している。韓国人の間では同詩人の認知度が高く、名前に惹かれてこのお店に立ち寄る客も多い。韓国の伝統茶である五味子 (オミジャ) 茶や、柚子茶が人気メニュー。ひとり静かに座ってお茶を飲むのに良い雰囲気。長年運営してきた奥様は、残念ながら2010年8月に亡くなられてしまったが、現在は甥にあたる方がお店を引継いで、その伝統を守っている。