ホナムチッ （コプチャン）

東大門と鍾路5街の中間にある、庶民的な食堂です。
結構な「路地」にあるので探しにくいかと思いますが、夜ちょっと遅めでも賑わっている店なので「ここかな？」という感じで探せるかも、です。
コプチャン炒めは、野菜との炒め合わせ（ヤチェコプチャン）を注文。程よく炒めてからテーブルに出され、コンロのちょろ火で冷めないよう温めながら食べるのですが、香ばしく焦げていく匂いと程よく効いた辛み、そして脂をしっかり落として臭みの無くなったコプチャンのプリンプリンの食感のハーモニーが、癖になる味わい。そして炒めていくうちに春雨が溶けていくのですが、それが「おこげ」の元にもなり、また餡かけに近いものに仕立ててくれるので味がより絡まり、味や食感が変わっていき濃厚な味を様々な形で味わえる、とても美味しく不思議な鍋焼き料理です。
店のアジュンマは最初はちょっと素っ気ない雰囲気でしたが、帰り際は私の腰をバンバン叩きながら笑顔で送り出してくれました。また行きたいお店です。