記録的な大雪と寒さのソウル。食欲と好奇心はおとろえません。
つれあいがイ・ギョンテク氏の「隠れた横丁の楽しみ方」(韓国語)を読んでいて
「カムジャタン食いに行こう!」となりました。
この本、ソウルの食の案内のネタ本にかなり使われています。ハングルの勉強にオススメです。
私はソウルナビで調べます。紹介されていました、流石ですね^^
6号線セジョル駅下車、2番出口を上がると左手にプルグァン川の雪景色が広がります。
プルグァン川の下流にはワールドカップ競技場があり、漢江に流れる川です。
零下?度凍える寒さでしたが、川の両岸が遊歩道になっていて、
雪景色の川沿いを多くの人が散策していました。一つ目のワサン橋を渡りテリム市場へ向かいました。
(ソウルナビでは「ウンアムドン・カムジャグッ通り」と紹介されてある方です)
アーチをくぐると20軒ほどあったらしいカムジャタンのお店は残すところパッと数えて5、6軒です。
カムジャグッ通りの元祖と言われる「テリム・カムジャック」に入りました。
カムジャタンを初めていただいたのは大久保に古くからあるお店。衝撃でしたね~。
今はお店も増改築されてメニューも増えたあのお店です。
ソウルでカムジャタンをいただくことがあっても、少々残念なお店にあたることが多いです。
どうかな~と遥々やってきました。
小20000ウォンにしました。二人で少ないかな?と思いましたが骨まわりに
お肉がタップリ付いていて十分お腹いっぱいになりました。
ここのお店は、毎日生の肉(骨?)を仕入れているので臭味も無く
下ごしらえも丁寧で余分な脂も落ちていて、さっぱりといただけます。
それでも少し肉のクセが気になるならスープと一緒にお肉をいただくと美味しいですよ。
スープはクサミ消しのトゥルッケ(エゴマの粉末)が効いていて独特の風味です。
トゥルッケは市場やマートに売っています。肉料理に少し足すと「あれ!韓国料理」のお味に!
私腕上がったかしら~と嬉しくなる香辛料です。
カムジャタンはジャガイモを忘れてはいけません。
小にはジャガイモ少なめでしたが「もっとカムジャ入れてくださ~い」とつれあいが
おばちゃんに甘えると、ニコニコ笑って4個サービスで追加してくれました。「甘える」これポイント!
ジャガイモもタップリで十分満足でしたが〆はポックンパでしょう~。
ごはん一人分頼みましたが、二人で十分の量でした。お腹一杯です。(ラーメンもありましたよ)
余談ですが長寿マッコリがソウル中心部と違って美味しい。
長寿マッコリは数社がそれぞれ醸造していて「長寿マッコリ」の名前で合同で販売しています。
つまりエリアが違うと醸造元が違うので味が違います!
もちろん夏と冬でも味が違うし、お店の管理状態でも変わってきます。
炎天下にさらされているマッコリは・・・最悪です。
このお店の長寿マッコリの醸造元はラベルを見ると、お隣の駅チュンサンの前にある連合製造所でした。
同じ長寿マッコリでもこんなに味が違うかとビックリでした。
カムジャタンと長寿マッコリに満足してプルグァン川の畔まで戻ると
日はトップリ暮れたのに、まだまだ人が雪景色の川の両岸を歩いています。
何が楽しんだろ?と川岸に滑りながら下りてみました。
寒かったです。ただ寒かったです。ホント寒かったです。
しかしカムジャタンは美味しかったです^^
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