ゲストハウスに泊るのは、初めてなのでどこもこのようなアットホームな対応なのかどうかわかりませんが、大変楽しい滞在になりました。
前回は、ウェスティン朝鮮のエグゼクティブルームに宿泊、そちらもコストパフォーマンスが大変良くて、リラックスできる滞在でしたので、どちらにするか迷いました。
勿論、快適さという点では比べるまでもありませんが、築150年の韓屋のゲストハウスに泊り、いろいろな人と交流し、出前のジャージャー麺を食べ、と、ホテルステイでは到底経験できない事を経験することができ大満足です。
しかし、良かった!という口コミを読んで、期待していくとがっかりするかもしれません。楽しかったかどうかは運次第です。
設備的には、古民家ですしシャワー室はトイレと一緒なので使った後をきちんとしてない人の後に入ると、便器がぐっしょりだったり、洗面所の蛇口をひねったとたん上からシャワーがでてきてびっしょり、なんてこともあります。部屋も狭くて、紙で作った箱の中にいるようです。布団は上質のリネンシーツで包まれていますが、薄いので、私はややつらかったです。
快適さを求めるなら、こちらはやめたほうがいいかもしれません。
ですが、こちらの良さは人の温かさを感じることができる点だと思います。
私達は、韓国語学習初心者の3人旅でしたので、毎日、まるで語学ホームステイのようにおしゃべりして大笑いしました。お母さんのマリアさんは日本語ができないのも返って良かったです。ソフィアさんは、楽しい方ですが、他の口コミにあるように、機嫌が悪いと挨拶も返してくれません。そういう時は、ソフィアさんを無視して、他のお客やお母さんと話してました。暫くすると、彼女も会話に参加して来るので楽しく過ごすことができました。私達が滞在した時の宿泊客は、日本人、韓国人、マレーシア人、フランス人、アメリカ人、香港からの中国人、スイス人、ドイツ人、とさまざま。日本人のおじさま5人組や、シカゴからの韓国人とアメリカ人の若いご夫婦、20代初めと思われる若い女性達、と年齢も幅広かったです。
私は、一人だったら物おじしてあまり喋れなかったと思いますが、同行した友人達が人懐こく、他人と上手にかかわれる人たちだったおかげで、打ち解けて話すことができました。日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語とあらゆる言葉が飛び交って朝食の席はやかましいほどです。
でも、これもあくまで、その日の宿泊客に寄ると思います。私一人で泊って同宿になった人も無口で、言葉も通じなくて、だとしたら黙々と食べるだけだったと思います。
3泊した最終日に、たまたまお友達が来ていて出前を取るけど、どう?
と誘ってくれたので、一緒に出前を頼みました。
「ジャージャー麺の出前をとって、口を真っ黒にして食べる、」という憧れの体験ができて大喜びしました。台所で一緒に食べたのですが、お友達は、大阪に娘さんが嫁いでいるということで絶妙のタイミングで正確な大阪弁をはさむので、ここでもお腹がよじれるほど笑いました。また、日本人の若者に驚いた話等もソフィアさんの通訳を交え、聞きました。
ジャージャー麺2つと、チャプチェをとって、この日の夕食は16000ウオン、一人550円円くらい、安上がりな夕食でした。
このような楽しい経験ができたので、設備や部屋に多少の不満はあってもまた次回もこちらに泊りたいなあと思わせる魅力があるのがこちらのゲストハウスです。
お母さんのマリアさんはにこやかで優しい敬虔なカトリック信者。息子さんは神父さんです.
sophiaさんは楽しい可愛い方です。仕事疲れでお昼ごろから、3時過ぎまでお昼寝をすることが多いのでその時刻に到着した方はアンラッキーですね。
セキュリティーに関して、門は自動ロック、カギを持ってない人は入れません。
部屋は鍵がかかります。門と部屋のカギを渡されるので遅く帰っても大丈夫です。
インターネットはノートパソコンを貸してもらえます。Wi Fi使えます。門を入ったところに毎日パスワードが張り出されてます。ドライヤーもここに置いてあります。
飲み物はセルフサービスです。紅茶はありません。
冷蔵庫も開けて構いません。
全体が3ブロックに分けられていて、3部屋くらいで共同のトイレ、洗面所をつかうようになってます。タオルは十分にありますが、バスタオルはありません。
シャンプー、せっけんだけが備えられてます。
場所は最高。どこに出かけるにも便利なのに、とても静かです。
だいぶ前のドラマですが、韓国で視聴率60%を超え、放映時には街から人が消えたという伝説のドラマ「砂時計」の撮影が行われた韓屋です。ソフィアさん達も、知らなかったそうです。
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