ソウル歴史博物館

先日、ソウルで少し時間があったので、前から気になっていたソウル歴史
博物館に行って来ました。
まだ新しく立派な建物で、展示もわかりやすかったのですが、入館者は少
なくひっそりしていました。ざっと見ながら歩き回ったのですが、特に目
を引くものもなく帰ろうかなと思ったとき、「都市ソウルの発達」という
コーナーで、おもしろいものを発見しました。
そこには「京城見物（キョンソンクギョン）」というディスプレイがあ
り、ボタンを押すと８分程度のビデオが流れ、日帝時代であった１９３０
年代のソウルの風景が写真で紹介されるようになっていました。
ソウル駅や新世界百貨店（三越京城支店）をはじめ、朝鮮銀行、半島ホテ
ル（ロッテホテルの前身）、丁子屋百貨店等日本にゆかりのある建物や当
時の鍾路の風景等が紹介されていました。
ふと横を見ると、展示品の中に「京城遊覧案内図」という日本語で書かれ
た当時のガイドマップがあり、南山に東本願寺や朝鮮神宮が書かれている
など、京城市内のどこに何があったのか詳しく書かれていました。
またそのあたりには、当時の日用品、電機製品なども展示されており、
「京城電話番号簿」もありました。
おもしろいという表現は不適切かもしれませんが、他では見たことがなか
ったので、とても興味深かったです。