国立国楽院

土曜日の常設公演を見てきました。

まず２日前に電話をかけましたら、日本語の流暢な担当者に変わってくれました。（本来は大型書店や国学院でチケットを事前に購入するみたいなのですが）今回は２人分のチケットを取り置きしてもらえるということで、当日現地へ行くだけでした。南部バスターミナル駅を降りて５番出口からたところに、国学院行きのグリーンバスがちょうど止まっていたのでそれに乗り込みました。窓に「国学院」とハングルで書いてあります。ハングルの読めない方は、バスの番号を控えて行くと便利だと思います。７、８分で国学院停留所に着きます。道路の向い側に大きな建物が見えますので地下道をくぐります。いくつか建物があるのですが正面が土曜公演を行う国学院でした。チケット売り場で席を選べるのですが、我が家は２階の８０００W（安いっ）の席を購入しました。意外と小さなホールでしたので、二階席でも十分でしたが、舞踊をじっくり見たいかたは前のほうが良いでしょう。ほかの観客達は、公演が始まる直前に来て当日券を購入していたので、たぶん３０分前か１時間前に来れば大丈夫だろうな、という印象です。でも団体が入る日は満席になってしまうくらいの席数なので、事前に電話することをお勧めします。

毎週土曜日17時から行われている公演で、１時間のうちに７、８つのプログラムを次から次へと観ることができます。宮中舞踊や日本の雅楽を思わせる、気品のある音楽でした。韓国内でも著名な演奏家が出演されているみたいです。韓国の伝統芸術を少しずつかいつまんで知ることができて、外国人にはうってつけの公演だと思います。なぜ国学院がガイドブックに載らないのか不思議です。料金は８０００W〜１００００Wと安価ですが、赤絨毯の優雅な会場で一流の演奏家の公演を観られるのはお徳だと思います。

この公演は未就学児は入場不可です。３０ヶ月以上の子は２階のキッズルームで預かってもらえますが、韓国語が分からないと現実的には預けられないと思うので、旅行者向きではないと思います。うちの子は３０ヶ月未満でしたので預けることはできませんが、保護者がついていれば子どもをキッズルームで遊ばせることはできます。私達は夫婦で交代でキッズルームで子守りをし、半分ずつ観覧しました。そのために席は２階のドア近くを取りました。全部観られないのは残念でしたが、モニターで観られましたし、また機会があれば安いのでもう一回行こうと思います。週によって公演内容や出演者も少しずつ異なるようです。