中部市場 / チュンブシジャン

４月４日に行ってきました。

最初から明太子を買う予定にしていたものの、どの店で買うかまでは決めていませんでした。明太子ゾーンをぶらり歩いてみると、売られている商品や価格に、ほとんど違いは無かったように思います。そんな中、激しく呼び込まず、それでいて愛嬌たっぷりの笑顔で接してくれたのが、ここでも有名なドヒョンオンマーでした。

今回、私の仕事での訪韓に便乗して、妻と母も一緒に行ったのですが、ドヒョンオンマーは韓国初体験のウチの母に「韓国を楽しんでる？」「食べ物が口に合わずつらい思いをしていない？」など、やさしい言葉をかけてくれました。

そして、今回の東日本大震災のことをとても心配してくれていました。テレビのニュースを見ていると、店に来てくれた日本人たちの顔ばかりを思い出して涙が止まらなかったと話しながら、母の手を握り「本当によく来てくれたねぇ。韓国で福をたくさん受けて、日本に持って帰ってね」と涙ぐんでおられました。

明太子とチャンジャを１キロずつ購入すると、専用タッパーにメガ盛りで入れてくれ、ラップでぐるぐる巻きにしてくれました。「サービス、サービス」と言いながらイカキムチやタコキムチ、福神漬けなどをラップでくるんで手渡してくれた後、さらに明太子の切れ子をラップにくるんで「これはオモニ（お母さん）にサービスね」と、母に手渡してくれました。

他の店でもクルミや海苔や煮干しなどをたくさん買って帰りましたが、空港でもカバンの中でも、まったく問題ありませんでした。中部市場での買い物は、日本に帰国する日の朝が理想的なので、ホテルＰＪやベストプレミアホテル国都など、近所のホテルに泊まられることをお勧めします。母も妻も、明洞や東大門より、中部市場がいちばん楽しかったと言っています。