ちゅーやんの子連れでプサンへGW1泊1船中泊の旅(2007年5月)

今年のGWも子連れでプサンに行ってきました。


-名前 : ちゅーやん -コメント : ストレス発散に旅とその計画をたてるワーキングママ -

実家が熊本なので、ほとんど帰省は東京―福岡間のみ飛行機で、船旅でプサン1泊の立ち寄りをしてから高速バスで帰っています。
日程に余裕があると船は高速船ではなくフェリーを利用します。なぜなら値段が安いということと、ゆったりとした快適な船旅を過ごせるからです。
時期にもよりますがツアーですと1万円ぐらいでいけます。もちろんフェリー往復とホテルこみです。しかし、今回はGWなので格安ツアーはなかったので、自分で博多からプサンの往復フェリーを予約しました。

フェリーの魅力は、なんといってもゆっくりできること。行きは12時発18時着なので、2等でも快適なのですが、帰りは20時発、翌日8時着なので1等で帰ります。プラス3千円で4人用の洋室個室(2段ベッド2つ)を借りることができるからです。もちろん、衛星放送が入るテレビもあります。
我が家は5歳になる娘との家族旅行なので、この個室は本当に重宝しています。衛星放送がはいるといっても子供向け番組は数が少ないので、ノートパソコンに子供番組を録画して子供が船旅に飽きたらこちらを見せています。コンセントは日本仕様なので日本の電気機器が使えます。またフェリーは大人1人に対し、小学校未就学の子供1名が無料になるので、これもとても助かります。

とにかくフェリーの免税店のタバコは安いです!セブンスターの1カートンは1600円で日本の約半分です。以前、港の免税店で高く(といっても200円ほどですが・・)買った主人は今回はここでしっかり買っていました(たのんでもいない私の分まで・・)。カード使用可ですが、手数料がかかるそうなので日本円で買う方がよいそうです。
フェリー内のタバコの自動販売機は韓国とアメリカのものだけですが、100円から140円で売っていました。しかし、ドリンクと食べ物は日本の相場と同じでした。
銭湯好きの我が家にとって、フェリー内にある大浴場も落ち着きます。お風呂にはリンスインシャンプー、石鹸、ドライヤーが完備されていますのでタオル持参だけで入ることが可能です。

ツアーではないので、宿も自分で手配しました。格安ツアーではだいたい同じ地域、同じレベルのホテルになるので、今回はまったく違うところにしようと決めました。プサンナビを参考にして東菜温泉、にある鹿泉温泉ホテルに白羽の矢をたてました。値段が安いのと部屋風呂で天然温泉に入ることができるからです。しかも、あこがれていたオンドル部屋ということも理由です。

しかし、最大の難関はプサンナビからネット予約ができないということです。語学が得意でない私は電話での予約はとてもできないと思って、どうしょうかとギリギリまで思いとまどっていました。そんな中、電話での会話はできなくても、紙に書くことはできる!と思い立ち実践しました。旅の英会話を参考に、予約の旨と日時、日数、自分の住所連絡先、名前を英語で書いてFAXしました。001のあとに国番号82とあとは0を省略した相手のFAX番号をプッシュするだけでできました。結果は成功でした。翌日ホテルから日本語で予約完了のFAXが来ました。チェクインの際もそのFAXを見せるだけでわかってもらえたらしく、なんら会話することなくチェックインすることができました。(コミュニケーションをとることもなく旅の醍醐味がなく。よいのかとふと頭をよぎりましたが・・簡単でした)

話は前後しますが、プサン港は便利な場所にあります。国際市場や東菜温泉にいける地下鉄1号線まで徒歩約5分で行けます(駅名は南浦洞)。今回の宿がある温泉場駅までは30分ほどでいけました。駅からもプサンナビの地図を参考に徒歩10分ほどで行けました。ホテルに着くとまずは一風呂、天然温泉を味わいました。本当はホテル前にある大浴場にも入りたかったのですが、運悪く女性特有の月1回のものになってしまったので断念しました。しかし、部屋風呂は満足できるものでしたので、このホテルにして本当によかったと思いました。でも、女性は月1に重なると楽しみが半減しますよね・・・本当は大浴場ばかりか、次の日チムジルバンで垢すりやカッピング、マッサージも楽しもうと思っていたのに断念せざるを得ませんでした。残念でした。

夜の食事は温泉街ということもあってかたくさんあり困りませんでした。なぜかうなぎやさんがたくさんありました。私たちは、子供が焼肉が大好きなので、こじんまりとした焼肉屋に入りました。日本語のメニューがなかったのですが「ビーフ、ポーク」ときいてきたので「ビーフ、ツー」と簡単な英会話で頼めました。私はマッコリが大好きなのでたのんでみると、お店のひとが近所の店で買ってきてくれました(すみません)。韓国ではメインを頼むと付け合せがたくさん出てくるので、これだけで十分食べ応えがありました。


帰りは表の屋台でキムパブ(韓国風のりまき)をテイクアウトして帰りました。ごま油の風味と甘い大根のつけものがはいっていておいしいです。


ホテルのオンドルは冷え性の私にはちょうどよかったのですが、主人は暑いと言って扇風機をかけていました。

翌日は、西面のチムジルバンと屋台の食べ歩きをしようとプサンナビを日本で見て決めていたのですが、主人も私も仕事が忙しく、場所の確認をしていなかったので、ホテルのパソコンで日本のヤフーを検索し、プサンナビで場所を確認しました。もちろんキーはハングルでチンプンカンプンなので英語でアドレスを入力しますが、ちゃんと画面は日本語ででてくるので便利ですよ!韓国のホテルにはだいたい無料のパソコンがあります。(日本もそうですが・・)

西面に行く前に腹ごしらえをと思い、朝食のできるような店をさがしましたが、温泉地は夜が遅いせいか朝やっている店があまりなく、駅前にあるスーパー「プラスワン」のフードコートで食べました。ショウウィンドーで料理を選べ、番号もふってあるので、受付で番号を英語で言うか紙に書いて渡せばいいだけなのでとても便利でした。我が家はビビンバと子供が食べられるうどんを食べました。そこのフードコートには子供が遊べるキッズスペースがあるので、子連れでもゆっくり食べられます。驚いたことにそこには日本の子供に大人気のラブアンドベリーがありました。子供がやりたいとせがんだのですが、まさかあるとは思わず、カードを持っていなかったのでやめましたが、500ウォンと安かったのと、韓国版カードがゲットできたかも・・・と思うと記念にやってもよかったかな・・・とあとで後悔しました。(ま、どうでもよい話ですが・・・)  

西面は大都市で道路を横切ることもままならず、チムジルバンまで地下を降りたり上ったりですったもんだしましたが、なんとか到着しました。チムジルバンは日本の健康ランドと同じで、受付で館内着とタオルとロッカーキーを受け取ります。受付で私たちを日本人とみた受付の人は「マンパチ」といいましたが、何がなんだかわからずキョトンとしましたが、かんがえたら18000ウォンのことでした。なるほど!

お風呂は日本の銭湯みたいな感じです。先ほども書きましたが、月1日中だったのではしゃぐ子供をおさえすばやくお風呂に入り、館内着のままはいれるチムジルバンに向かいました。60度ほどあるチムジルバンは冷え性の私にはゆっくりとあたたまることができ快適そのものでした。思わずウトウトして我を忘れました。リラックスはこれだよなと、しみじみ思いました。男女共通の場所にはお店の方もいて、「テルミチュセヨ」(あかすりお願い)といえばやってもらえそうな感じだったのですが、なにせ「なに」だったので泣く泣くやめました。(ヨモグタン−韓国版銭湯−やチムジルバンは現地価格です)そこでは食事処があったので、チムジルバンに入ったあとにお米のジュース(シッケ)や韓国のビール(OB)、子供はアイスを食べました。料金は後払いです。ロッカーキーをみせれば大丈夫です!あと、ごはんがキムチバイキング+味噌汁付きで2000ウォンという格安であったのですが、あとで屋台を食べようと思っていた私たちはパスしました。(あとで後悔したのですが・・・。)

チムジルバンをでたあと、子供は睡魔におそわれごねるごねる…。荷物を持った上に子供まで抱っこで、屋台料理を味わうどころではなく近くにあったチキンのからあげ屋さんでランチをとりました。これはこれでおいしかったのですが、そこまでの過程を考えると先ほどのチムジルバンでキムチのバイキングを食べ時間ぎりぎりまでいればよかった・・・と思いました。

ランチのあとはミリオレにあるスーパー「プラスワン」で韓国のりのおみやげと帰りのフェリーで食べるおかしとドリンクのお茶とマッコリを買いました。マッコリはお酒で日本の持ち込みは制限があるので、フェリーで飲める分を考えて買いました。大型スーパーはカードが使えて便利です。マイレージを貯めているわたしは、即座にお願いしました。

あとはフェリーで食べる食料品の買出しに出かけました。買出し先はプサンの繁華街、南浦洞あたりと思い、先にプサン港でフェリーのチェクインとかさばる手荷物を預けようと途中立ち寄りました。そこにはコインロッカーはなく、時間制の手荷物預かり所のみでした。あとで考えれば、西面に行く前に預けて出かければ子供の抱っこも楽だったな・・・と反省しました。

船のチェックインなのですが、私は重大な間違いを犯してました。帰る日を1日間違えて予約していたのです。2ヶ月前に電話での予約だけだったので、キップを先に見ることなく博多港で受け取るだけなのです。結局、GWの1日前ということもあり、フェリーの空きがあったので日にちを替えてもらい、ことなきを得ましたが冷やりとしました。「教訓、チケット確認は日本ですべきだ!」です。

そのあとは地下鉄でチャガルチ駅に向かい、国際通りでマックに入り、300ウォンというものすごく安いソフトクリームを子供に買い、私たちは大好物のキムパブを近くの屋台で買い求めました(しばらくは食べられないと思い少し大量に買いました)。

子供と一緒の海外旅行で一番気を使うのはトイレです。マックなどのファーストフードではもちろんのこと店に入るたびに、子供が「まだ行きたくない!」と言ってもトイレに行かせました。今までの経験上、子供はとんでもないところで「トイレ」と言いますので・・・。それを避けるためにも今回は早め早めの対処をしました。それでも地下街で走りました。子連れの場合トイレチェックはかかせません。

あとは、以前来たときにたいへん好きになったホットサンドの店で購入してフェリーへ向かいました。19時近くということもあり、ラスト近くの入場となりました。

船は港職員と税関職員との勤務時間の関係で20時乗船ですが、約2時間以上出航せず、船の上からプサンの夜景を味わうことができました。あとは帰路にたつのみです。また、行きたいと思いつつ、プサンをあとにしました。
(今回の旅費)
2泊3日(プサン1泊、船中1泊)  2007年5月3日~5日
メンバー : 夫婦2人、子供(5歳)1人
フェリー往復(2人分、子供無料)往復 : 17100円 × 2人
1等個室分(帰りのみ) : 3000円
ホテル代 48000ウォン
食事代(夜) 32000ウォン
チムジルバン 18000ウォン
プラスワン(スーパー) 20000ウォン
その他 70000ウォン

アバウトですが6万円弱とお得に旅することができました


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-07-13

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