正統参鶏湯元家

こんにちは！ソウルナビです。サムゲタン（参鶏湯）といえば、韓国グルメの中でもベスト３に入る人気グルメ。石焼なべにぐつぐつと煮立って出てくるスープで、高麗人参やナツメ、もち米などをお腹につめこんだ鶏が丸ごと１羽！入っているスタミナ料理。韓国に来たら1度は食べて帰りたいですよね。韓国ではこのスープを特に夏の一番暑い日にスタミナ料理、疲労回復料理として食べるので、それ以外の日はあまり食べないと思っていたのですが、今日は１年中、ランチタイムはあつあつのサムゲタンをふ～ふ～いいながら食べるサラリーマンやOLでいっぱいになる地元専門店、｢正統参鶏湯元家（チョントンサムゲタンウォンガ）｣をご紹介しましょう！

オフィス街の中にあり
こちらのお店はソウル中心部でもオフィス街として知られる光化門エリアにあり。周辺には日本大使館、アメリカ大使館、大手新聞社などがたくさん建ち並んでいます。この辺に昼の１２時前後、つまりランチタイムに行くと、通りにはビルから繰り出したサラリーマンやOLたちがいっぱい。皆さん転々バラバラお目当ての食堂へ行かれるんですが、毎日のことだから、やはり味・雰囲気・サービス共によくないと皆さん足が向かないワケ。逆に｢ココはうまい！｣というウワサが広がれば、あっとう間に行列になるほど人気店になるエリアでもあるんです。そんなエリアで２０年続けているサムゲタン専門店が、今日ナビが伺う｢正統参鶏湯元家｣。

正統参鶏湯元家
名刺にはこの名前が書いてありますが、お店には｢正統参鶏湯｣と漢字書きの看板が掛かっています。またハングルにも｢元家（ウォンガ）｣という文字はどこにも見当たらず･･･。｢元家｣がないからといって、別のお店？！と勘違いして通りすぎないように～。お店は建物の２・３階。通り沿いにある１階の細い入口から階段を上ると、２階がテーブル席、さらに上って３階がお座敷になっています。

ランチタイムは参鶏湯＆半鶏湯のみ
ナビが１２時１０分ほど過ぎた頃にお店に伺ってみると、２階はすでに満員御礼！そして３階もほぼ満員状態で、最後に残っていた２席に座ることができました（ほっ）。さて、周りをみると、皆さんあつあつのサムゲタンを夢中で食べている真っ最中。ナビも他のメニューには目もくれず、迷わずサムゲタンとパンゲタン（サムゲタンのハーフサイズ）を注文！しかしこのとき、ココは専門店なので、お客さんが皆さん同じものを食べていることに何の疑問も感じなかったのですが、あとでお店の方に伺ったところ、ランチメニューはサムゲタン（参鶏湯）とハンゲタン（半鶏湯）の２つのみ。お昼は忙しくていろんな料理の注文に応えることができないそう。

やってきましたよ～、サムゲタンとパンゲタン。鶏肉がけっこう大きい？！大き目の石なべにたっぷり入っているスープよりも、鶏の背が出ているほど。白濁スープにはたくさんの刻みネギが浮かび、まだ鍋肌でジェットバスのようにボコボコ、グツグツいってます。さっそく、スープを一口。ふむふむ、こちらはあっさりしすぎず、こってりしすぎず、適度に深みのあるスープ。塩味はついてないので、テーブルの上にある塩・コショウで各自好みに合わせて調節しましょう。

サムゲタンのハーフサイズ。参鶏湯といえば、一羽食べてそのおいしさが分かる、といわれますが、連日たくさん食べてどーしても１羽は多い･･･という方はこちらを。周りの地元客も、特に女性の方の中にはこのパンゲタンを食べている方もいましたョ。これは思ったよりもしっかり身もついていて、小さいながら高麗人参・ナツメ入り＆もち米も鶏のお腹にぎっしり！

さて、ナビが食べ終わる頃（１２時５０分頃）には、さっきまで満員だった３階はナビ以外誰もいなくなり、会計をしに２階に下りて行くと、またまたさっきまでにぎわっていたサラリーマン＆OLは全部退散した後のようでした（まだお客さんはいましたが･･･）。お店の方いわく、ここはオフィス街なのでお昼だけが大忙し、それ以外はあまり混まないそう。ゆっくり食べたい方は１時以降に行くとよいと思いますョ！お昼はサムゲタンだけですが、夕方からはお酒の肴メニューがいろいろ楽しめるよう。メニューを見ると、さすがサムゲタン専門店！メニューはほぼ鶏肉が入っています！タットリタン、タッへムルチッ（鶏＆海鮮蒸し）、オジンオタッポックン（イカ＆鶏肉炒め）、タックルソースポックム（鶏のオイスターソース炒め）など。地元のサラリーマンがお酒のおかず用ですね。皆さんも光化門（クァンファムン）、市庁（シチョン）エリアに寄った際には是非1度行ってみて下さいね。以上、ソウルナビでした。