慶基殿　（全州）

朝鮮王朝の始祖、李成桂の肖像画を奉る建物。

史跡339号に指定された境内にある、全羅北道有形文化財第2号指定された慶基殿は朝鮮王朝の始祖である太祖李成桂（イ・ソンゲ）の肖像画を奉安するために1410年に建てられたもの。現在のものは文禄・慶長の役の際に焼失し、1614年に再建されました。また、全州李氏の始祖である李翰夫婦の位牌を安置した有形文化財第16号指定の肇慶廟（チョギョンミョ）や、歴代朝鮮の王に関する資料館でもあるえる御真（オジン）博物館などがあり、朝鮮王朝第８代王睿宗（イェジョン）のへその緒を納めたという胎室と石碑など、見どころもたくさんあります。緑豊かで趣のある境内は、歴史ドラマの撮影場としても有名で、「明成皇后」「宮」「竜の涙」などのロケも行われました。境内入口には観光案内所があり、便利です。