仁川総合魚市場

インチョンチョンハッオシジャン인천종합어시장

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首都圏唯一の産地魚市場で新鮮な魚介類に舌鼓!

こんにちは、ソウルナビです。韓国料理といえばプルコギにサムギョッサルにタッカンマリ!など肉料理を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?実際、韓国では魚介類よりも肉を食べることが断然多いナビ。でも、たまに魚も食べたくなります。久しぶりにお刺身が食べたい!どうせ食べるなら安くて新鮮な魚がいい!ソウルのお隣り、仁川(インチョン)には首都圏唯一の産地魚市場があります。その名も「仁川総合魚市場」!週末にはソウルから仁川で揚げられた新鮮で安い魚介類を求め、わざわざ足を運ぶ人も多いとか。水産市場といえば日本人の旅行者なら鷺梁津(ノリャンジン)水産市場がまず頭に浮かぶと思いますが、今日は鷺梁津水産市場よりもさらにディープな庶民の台所「仁川総合魚市場」まで、さっそく行ってみましょう!

月尾島の近くに位置

市場のキャラクター「クレビ」と「セリミ」

市場のキャラクター「クレビ」と「セリミ」

「仁川総合魚市場」は仁川の有名な観光スポット、月尾島(ウォルミド)から車で20分ほどの距離にあります。月尾島にも刺身料理店が並ぶ刺身通りがありますが、こちらは若干お高め。景色や雰囲気を優先するなら月尾島ですが、安さや新鮮さ、量を求めるなら仁川総合魚市場がオススメ!
地下鉄1号線トンインチョン(東仁川)駅からバスに乗って約30分。敷地面積は11,574平方mで、魚市場の名の通り、水産物を中心に取り扱っています。1902年、タッカンジョンで有名な新浦洞に市場が設けられ、1975年に現在の場所に移転。現在は500店舗が軒を連ねています。鮮魚活魚、干魚、塩辛、貝類、冷凍水産とそれぞれ種類ごとにお店が分かれているため、とても買い物のしやすいのが特徴。それではさっそく中に入ってみましょう!

市場の中は人、人、人!

入口は狭いのですが、中に入ると人だらけ!じっくりゆーっくり見ていると後から来た人に押されてしまうほど。まずは立ち止まることなく市場を一周し、どこにどんなものがあるのかチェックしてみましょう。ちなみに生簀の中に入ってる魚が暴れて水がかかってしまう危険もあるので、こちらに行くときはあまり高価な服は着ていかない方がいいかも。活気がすごいので怯まず前に進みましょう!

珍味発見!

ホンオ

ホンオ

アンコウやタチウオ、カニなど日本でもお馴染みの魚介類もたくさんありますが、中でも是非注目していただきたいのが「エイ(韓国ではホンオ)」。ナビは今までエイは水族館でしか見たことがなかったので、この姿は衝撃的!何だかエイリアンみたいじゃないですか?日本ではほとんど口にすることのないエイ。韓国では煮たり焼いたりして食べられるそうですが有名なのはそう、ご存知の方も多いかと思いますがあの「ホンオフェ」。エイのお刺身です。エイは死んだ後に自家発酵をし、体内にアンモニア臭を生成する珍しい魚だそうで、それにより強烈なアンモニア臭を発します。せっかく韓国にいらっしゃるならば、一度は一度挑戦するべきですかね。
ケブル

ケブル

そして、もう1つの珍味が「ケブル」。このケブル、日本では「ユムシ」というそうですが、もはやこの世のものとは思えない姿ですよね。動画でお見せ出来ないのが残念ですが動きもとっても不気味なんです。このケブルは無脊椎動物で、干潟などの浅い海域の砂地に棲息しているそう。韓国人の友達いわく、コリコリして歯ごたえがよく、酒のつまみには最高!なんだそう。

活魚と鮮魚の違いって?

韓国のお刺身、実は日本と大きく違う点があるのをご存知でしょうか?同じ生の魚でも、韓国では「活魚」を、日本は「鮮魚」を食べているんだそう。魚は死ぬと死後硬直のため一旦硬くなり、その後柔らかくなってから腐ります。「活魚」は生きている状態から死後硬直の魚を指し、「鮮魚」は死後硬直後の魚を指すのです。そのため、日本で食べるお刺身は韓国で食べるお刺身より柔らかく感じるのかもしれないですね。韓国では「鮮魚」の柔らかさよりも「活魚」の歯ごたえの良さが受けられているようです。

買ったお刺身をその場で

韓国在住の方やレジデンスにお泊まりの方はこのままお持ち帰りをして自宅や部屋でお刺身もよし、海産鍋にするもよし!ですが、せっかく来たので市場内で食べてみるのもいかがでしょうか?お店の前に並ぶ水槽から食べたい魚を選び、その場で支払いを済ませます。お持ち帰りの場合はその場でさばいてもらい、店内で食べる場合は空いている席に座ります。こちらでは席代として1人当たり3,000ウォンを後払いします。お刺身ではなく煮物や焼きにする場合はその旨伝えましょう!でも、せっかくの新鮮な魚なのでお刺身がいいかも。実際、お客さんはみんなお刺身を食べ、追加でメウンタンを注文していましたよ。
ナビもこちらで「サンナクチ」に挑戦!「サン」は生きている、「ナクチ」はテナガダコのこと。つまり「サンナクチ」は生きたテナガダコをぶつ切りにしたお刺身のこと。吸盤がお皿から離れずピタッとくっついていたり、ニョロニョロ動き気持ち悪いかもしれませんが、コリコリとした食感にゴマ油と絡まって香ばしく、本当においしかったです!また、ヒラメのお刺身は活魚なので日本のお刺身と比べると少し固めで弾力があるような気が。ちなみにサンチュで巻いてニンニクなどと一緒に食べるのが韓国での食べ方。醤油にわさびももちろん美味しいけれど、韓国らしく、こちらの食べ方でも是非食べてみてください!
サンナクチ

サンナクチ

ヒラメ

ヒラメ

ソウルからは少し距離があるけれど、月尾島やチャイナタウンと兼ねて仁川までの小旅行の際にこちら、「仁川総合魚市場」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?海からすぐ近い魚市場で、ソウルとはまた違ったローカルな雰囲気を味わえること間違えなし!お刺身にはメウンタンはもちろん、生牡蠣にソジュ(焼酎)もいいかもしれませんね。ただ注意することは、道がびしょびしょに濡れていたり、いきなり魚が飛び出してきたりなんてハプニングもよくあるので、す起濡れたり汚れてもいい格好でいらしてください。是非、「仁川総合魚市場」で新鮮で安くておいしい魚介類を食べてみてくださいね。以上、ソウルナビがお伝えしました。

記事登録日:2013-01-09

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スポット登録日:2013-01-09

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