第5回メガバックス日本映画祭「日本映画、新しい力」

5回目のテーマは「日本映画、新しい力」。新人監督+小説原作の日本映画17本を一気に上映!

こんにちは、ソウルナビです。2004年から始まり、2005年、2006年、2007年と4年続けて11月に開催された日本映画祭、ご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか?2004年には今まで韓国にほとんど紹介されてこなかった日本の「愛と青春映画」を、日韓両国の国交が回復した1965年から30年分を一気に公開、今まで目にしたことがなった日本の一般映画に驚き、笑い、楽しんだ韓国人の映画ファンも多くいらっしゃったようです。その好評につき、2005年の第2回では「多様性の力」をテーマに、さまざまなジャンルの日本映画が一挙に上映され、第3回の2006年は「夢と愛」をテーマに、2000年以降の新しい日本映画18本を上映、第4回の2007年は「表現の力」をテーマに、漫画が原作の日本映画が18本上映されました。
さてその日本映画祭が今年(2008年)もやって参りました。場所も同じく三成洞はCOEXモールにあるメガバックス。主催は去年と同じNPO法人の映像産業振興機構。そして韓国でも一番大きなシネコンを持つメガバックスと日本の文化庁が共同主催、韓国文化観光部と駐韓日本大使館が後援となっています。
今年の映画祭のテーマは「新しい力」
今回は去年と同じく5日間に。その今年のテーマは「日本映画、新しい力」。注目を集める新人の監督を中心に、村上春樹原作の「風の歌を聴け」やよしもとばななの「キッチン」など韓国でも人気の作家の小説をはじめ、中里恒子やゲッツ板谷、梨本香歩、重松清など小説が原作の映画があわせて選ばれました。またオープンニングに選ばれたのは「ラブドガン」で注目された渡辺謙作監督の最新作、人気の新垣結衣主演の「フレフレ少女」。新垣結衣はちょうど「恋空」が 11/13から韓国で一般公開されます。
今回上映されるのは17本。
料金は去年と同じ5000ウォン(青少年4000ウォン)。また開幕作と閉幕作は7000ウォン(6000ウォン)。また金曜日に上映される映画4編を見た人から抽選で2009年ダイアリーをプレゼントするイベントなどもあり。
今年も以前に比べて期間が短く、本数が少ないのが残念ですが、1週間前にほぼ売り切れとなった話題作も。ここ数年で日本映画の一般公開本数も増え、日本映画がずっと身近になりました。日本人が面白いと感じる最新の映画を、韓国の人にも是非楽しんで欲しいですよね。また韓国在住の日本人もさることながら、旅行でソウルにお立ち寄りの皆さん、最近ちょっと見逃した日本映画をソウルの大きなスクリーンで見て行かれてはいかがでしょうか?日本映画を見る韓国人の反応を観察するのもまた楽しいですよ。以上、今年も見る機会のなかった映画を一挙に見ようとはりきっているソウルナビでした。

<イベント>

○開幕作
11/12
作品:「フレフレ少女」

○プログラマー推薦作
11/14、15
作品:「国道20号線」

○シンポジウム
「新人監督が映画に新しい力を吹き込む!」
11/16 14:00(「ワルボロ」上映後)
メガバックスCOEX10館
澤井信一郎(「時雨の記」監督)、富田克也(「国道20号線」監督)、
隅田靖(「ワルボロ」監督)、チャン・フン(「映画は映画だ」監督)、イ・ギョンミ(「ミス・ホンダンム」監督)

○ゲスト
大森一樹(「風の歌を聞け」監督)
安田真奈(「幸福のスイッチ」監督)
齋藤孝(「ビルと動物園」監督)
深川栄洋(「狼少女」監督)
吉田惠輔(「純喫茶磯辺」監督)
萩生田宏治(「帰郷」監督)
富田克也(「国道20号線」監督)
隅田靖(「ワルボロ」監督)
澤井信一郎(「時雨の記」監督)
イベント名:第5回MEGABOX日本映画祭「日本映画、新しい力」
期間: 2008年11月12~16日
場所: メガバックスCOEX
上映作品: 17本
主催: 映像産業振興機構
共同主催:メガバックス、日本文化庁
後援: 韓国文化観光部、日本大使館
ホームページ:http://www.j-meff.co.kr/ (韓国語)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-11-12

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