ドラマ「WHO ARE YOU」の制作発表会に行ってきました!

7/29から韓国で放送開始!韓流ドラマの制作発表会の現場とインタビューを一挙公開!

こんにちは、ソウルナビです。先日行われたドラマ「WHO ARE YOU」の制作発表会に行って参りました!韓流ドラマは韓国で放映後、すぐ日本でも放映されるほど、人気がありますよね。ナビが行って来た制作発表は日本でも人気があるアイドルグループ2PMのメンバーのテギョンと、ドラマ「メリーは外泊中」でチャン・グンソクと共演し人気の出たキム・ジェウク。そして「君は僕に惚れた」でCNBLUEのジョン・ヨンファの初恋役だったソ・イヒョンが主演のドラマ「WHO ARE YOU」!ケーブルテレビで放映される予定のドラマですが、日本に比べるとケーブル放送の契約率が昔から高い韓国!ケーブルテレビはドラマ専用チャンネルとか音楽専用チャンネルとかスポーツ専用チャンネルとか子供番組専用チャンネルとか、専門色が強いチャンネルが特徴。だから、いいドラマがケーブルテレビからもドンドン出てきて、日本でもすぐ放送されることが多くなって来ているんです。さあ、さっそく制作発表会の様子をレポートしてみたいと思います!

「tvN」が自社制作したドラマ「WHO ARE YOU」!

今回はケーブル放送のドラマ・バラエティ専用チャンネルの中の1つ「tvN」が自社制作したドラマ「WHO ARE YOU」!「tvN」はCJ E&Mが持つドラマ・バラエティ専用チャンネルですが、CJ E&Mって音楽専用チャンネル「Mnet」も持ってるから、韓流アイドルや音楽好きの人には結構聞きなれた名前のはず。そして「tvN」は自社制作ドラマで過去にもなかなか良い作品を送り出しています。最近の作品では『美男ですね』や『君は僕に惚れた』で主演を務めたパク・シネと『キム・タック』主演で人気を得たユン・シユンが主演の「となりの美男(イケメン)」や、少女時代のスヨンが主演の「恋愛創作団シラノ」など。ちなみに今回の「WHO ARE YOU」は、ゴーストを見る能力のある女性警察官と、目に見えないものは全て認めない男性警察官、そして突然の死によりゴーストとしてさまよい続ける警察官が様々な事件を通して関わっていくドラマ。韓国もやっぱり夏は背筋が涼し~くなるドラマが登場するけれど、今回の「WHO ARE YOU」もそんな感じ^^;でもホラーみたいに怖いばっかりではなくメロもあり、ゴーストも男前だし、怖がりのナビでも見れそうなドラマです^^;

では、ここで簡単に、ドラマ「WHO ARE YOU」制作発表会に来られた監督と俳優さん、それからドラマのストーリーを紹介しましょう。

【監督】
ジョ・ヒョンタク:「危機一髪豊年ヴィラ」「大物」など

【主演】
オク・テギョン(2PM) : 「ドリーム・ハイ」、「シンデレラお姉さん」
ソ・イヒョン : 「太陽をのみ込め」「宝石ビビンバ」「君は僕に惚れた」など
キム・ジェウク : 「コーヒープリンス1号店」「赤と黒」「メリーは外泊中」など
キム・イェウォン : 「伝説の故郷」「ロマンスタウン」「ロマンスが必要」など
ノ・ヨンハク : 「王と私」「一枝梅」「食客」「善徳女王」「ジャイアント」「ロードナンバーワン」など  

【ドラマストーリー】
6年の昏睡状態から目覚めた時、過去の記憶を失いながら霊魂(ゴースト)を見ることのできる能力が加わった女性警察官ヤン・シオン(ソ・イヒョン)と、目に見えないものは全て認めないという男性警察官チャ・コヌ(オク・テギョン)。2人は霊魂が関わる様々な事件に出会い、それを解決しながら関係を深めていきます。そこにシオンは忘れてしまった過去の事件で犯人追跡中に死んだ恋人イ・ヒョンジュン(キム・ジェウク)がゴーストとして、シオンの前に登場。果たして・・・ 

制作発表会の会場に到着してみると…

入り口付近で入場を待機中…

入り口付近で入場を待機中…

今回の会場は永登浦にある映画館。ちなみに記者会見の場所はその都度違うよう。制作会社や発表会の意図などにより異なるようです。
記者が取材の席を取るために列を作っていたのでナビも並び、無事席をゲット!事前に申し込んでいたメディアだけが撮影許可と場所をもらえます^^ その時、手土産をいただきました。これはオク・テギョンのファンが報道陣のために用意したものだとか。一人一人にお茶やらパンやらちょっとしたプレゼントが入ってる紙バック。これはファンが自主的に行っていることで、その時によって違うそう。大好きな芸能人へのサポートがこんな形で行われているんですね。プレゼントをもらったら、あとは制作発表会が始まるのを待つばかり。

入場が始まり、入口付近を見るとバーン!今回の出演者たちへファンからの花輪オンパレード!さすが、2PMのテギョンが場所をとっています。でっかいパネルがいくつもあります。またキム・ジェウクをはじめ、他にもズラズラたくさん!いろんな団体や個人から贈られています。日本から贈られたものもありました^^ 実はこれらの花輪、ただの花輪ではなく、貧しい方や不遇な方たちのために米や卵を寄付する形で使われる米花輪や卵花輪。最近の韓国のファンのサポートは、ただお金を使うだけじゃなく、寄付の形で行うことが人気で主流のようです。
オク・テギョンのファンから報道陣へのプレゼント

オク・テギョンのファンから報道陣へのプレゼント

テギョンの花輪がずらりっ!

テギョンの花輪がずらりっ!

こんな大きなパネルタイプもあるよっ こんな大きなパネルタイプもあるよっ こんな大きなパネルタイプもあるよっ

こんな大きなパネルタイプもあるよっ

これはキム・ジェウクへの花輪っ これはキム・ジェウクへの花輪っ

これはキム・ジェウクへの花輪っ

制作発表会の会場に入ってみよう!

しばらく見物してから、ナビも会場へ。席は一番前の真ん中!しかし、椅子のない地べたに座り込みのカメラマンがぞくぞく登場し、ナビの目の前へ。大きな頭の方が座り込むと見えない~しかしナビも負けてはいられません!カメラの席が足らず、次から次へと地べたへ座りにやってきます。しかしこの地べたにも場所取りが・・・
カメラも映像もスタンバイ中。ノートブックで書き込む姿もちらほら… カメラも映像もスタンバイ中。ノートブックで書き込む姿もちらほら…

カメラも映像もスタンバイ中。ノートブックで書き込む姿もちらほら…

目の前の地べたに座ったカメラマン

目の前の地べたに座ったカメラマン

カメラマンのためのホワイトバランス調整中

カメラマンのためのホワイトバランス調整中

いよいよ「WHO ARE YOU」制作発表会が開始!!!

最初にドラマの説明とハイライト映像があり、しばし鑑賞。ドラマはソ・イヒョンが扮する女性ヤン・シオンがキーポイントのドラマですが、そこにテギョンが扮するチャ・コヌがからむのがおもしろい^^ プチプチッとはじける感じのかわいさはテギョン独自の魅力です。しかし、ドラマの重要な部分になるシオンが霊魂に遭遇する場面、ソ・イヒョンの驚く表情などの演技と音響が加わり、ゾッ。幽霊になって登場するイ・ヒョンジュン役のキム・ジェウクのメイクもいい男だからといって手を抜いていません!ゴーストに対する表現が徹底しています。ホラーあり、スリルあり、ラブメロあり。ハイライトは第1、2話の一部分だけだから、あとは見てのお楽しみ・・・

そして、フォトタイ~ム!まぶしくいくつも焚かれるフラッシュの中を司会者の言葉に従い、いろんなポーズをとってくれます。方向まで細かく指示。タレントさんたちも大変・・・即興でいろいろポーズをとらされます。それに臨機応変に対応する彼ら^^ ドラマの役柄に沿ったイメージのポーズが多かったです。やっぱり人気ある方って写真撮っても光っている感じ。それがカメラを通しても感じられます。
ノ・ヨンハク

ノ・ヨンハク

キム・イェウォン

キム・イェウォン

オク・テギョン オク・テギョン

オク・テギョン

ソ・イヒョン

ソ・イヒョン

キム・ジェウク

キム・ジェウク

ドラマの中のカップルショット^^ ドラマの中のカップルショット^^

ドラマの中のカップルショット^^

主役のスリーショット 主役のスリーショット

主役のスリーショット

インタビューに真面目に一生懸命、丁寧に答えているのが印象的っ


フォトタイムの後は監督と出演者が席についてのインタビュー開始。各メディアから質問が出ると、丁寧に答えていました。インタビューは2回に分けて行われます。では、そのインタビュー内容をご紹介しましょう。

はじめに各出演者から挨拶。みんな異口同音に「こんな悪天候の中、制作発表会にお越しくださり、ありがとうございます。」。この日は土砂降りの大雨で、ナビもほんと苦労しました!それでは司会の案内で、インタビューの始まり!
ジョ・ヒョンタク監督

ジョ・ヒョンタク監督

Q.「WHO ARE YOU」はゴーストに出会い、そのゴーストをなぐさめ、浄化してあげるという内容と、映画「ゴースト/ニューヨークの幻」のようにゴーストとのラブロマンスも描かれるとのことですが、その中でも見どころはどこになりますか? 
A.(監督)「WHO ARE YOU」はホラーあり、その中にメロドラマがあり、そしてまたコメディもありで、いろいろな面が混ざり合っています。それぞれの魅力を持ち合わせてますが、一貫して言えることは、全ての人物たちのキャラクターだと思います。私が演出しながら感じることは、意図はしなくても、それぞれの俳優の本来の性格が溶け込んでいることです。キャラクターを見ながら、実際の俳優たちの性格も垣間見たり、発見したり、そんな面白さもあると思います。編集しながら、特にそのことを感じます。 
 
Q.演出やキャラクターを表現する中で着目してもらいたい点は? 
A.(監督)ソ・イヒョンが演じるヤン・シオンの場合、6年間の脳死状態のうちに20代という世代を飛び越し、30代の女性の姿で目覚めるわけですよね。だから、ヤン・シオンの中には20代の感性もまだ残っているし、30代である今の自分の感覚も混ざっている状態。ある時は20代のヤン・シオン、またある時は現在の30代のヤン・シオンの感情が衝突しながら表現され、面白みを引き出しています。こんなヤン・シオンにオク・テギョンの演じるチャ・コヌがどのように反応していくかが一つの見どころになると思います。
  
笑った顔がかわいいソ・イヒョン

笑った顔がかわいいソ・イヒョン

Q.既存のドラマに比べても新しい色合いの作品であり、ソ・イヒョン氏も霊魂を慰めていく役を演じるにあたって難しさもあると思うんですが、どのように演じ、どのようにキャラクターを理解しているのか、また、この作品を選んだきっかけもお聞きしたいです。 
A.(ソ・イヒョン)この作品に対しては、最初は映画「ゴースト」のようなせつない愛の話だと思って選んだんですが、台本を読んでみたら、非常にラブメロからは距離が遠かったんですよね。でも、私が演じるヤン・シオンという役が、とても魅力的な性格を持っていて、また、私が作り出すことができるストーリーも結構多くあるように思えて、やってみたいと思いました。スリラーがあって、ちょっと怖い面もありますが・・・実は私はそういうの好きじゃないんです。だから、難しいところもありますが、それが返って助けになって、演技が楽にできる面もあります。この先、ドラマをご覧になれば、今回のキャラクターは、私が今までお見せしたことのない私の姿を見せることができるんじゃないかと思いますし、特別な女性の役なので見ていて面白いかと思います。 
Q. オク・テギョン氏は今回のチャ・コヌ役でドラマに復帰されるわけですが、それに対する思いと、またチャ・コヌのようにテギョン自身もミステリアスなことやファンタジーは信じないのか、または、信じる方なのでしょうか? 
A.(オク・テギョン)「ドリーム・ハイ」以降、ドラマに参加するのは2年振りなんですが、チャ・コヌというキャラクターが魅力的だし、台本もとても面白かかったので、この作品を選びました。「WHO ARE YOU」という作品に出会い、ドラマに復帰できることを嬉しく思っています。チャ・コヌはミステリーやファンタジーを全く信じないキャラクターなのですが、僕も全く同じで、お化けとか、そういうものは信じなくて・・・だから、よりコヌに似ている面はあると思います。 
Q.キム・ジェウク氏は死んだ後も愛するシオンを守るという感性的な演技を見せますが、そのような部分をどのように見せていくのか、また、特別なキャラクターを演じるにあたって準備された演技ポイントなどは? 
A.(キム・ジェウク)基本的に僕が受け持っているイ・ヒョンジュンという役が、生きている時の姿より、死んでゴーストになった状態の姿を、視聴者の皆さんは多く接することになりますが、人間でない、以前は人間であったけど、今は人間ではない存在が、愛という感情を持って、あの世にいけず、愛する人の側についているというのが、実際、僕も気になるところです。まだ台本が全部完成してるわけではないので、後々どうなっていくのか分からないんですが、自分が面白いと思うとおりに、また監督が願われるとおりに、そして見ている視聴者が面白く見られるようなキャラクターになるように研究し表現したいと思います。
Q.キム・ジェウク氏は4月に除隊されて最初の復帰作ですが、復帰に対する思いと、最初の復帰作が人でなくゴースト役ということで、それに対するお考えもお聞かせください。
A.(キム・ジェウク)除隊してから4ヶ月が過ぎました。その間、私がどのように、どんな作品で復帰をしたら、いい選択になるかという悩みをとてもたくさんしたのですが、実は「WHO ARE YOU」に出演することになったのは、ジョ・ヒョンタク監督との出会いがとても大きかったです。「?」が多かった作品であったにもかかわらず、その監督との出会い一つでその「?」がたくさん消えました。そして、他の何よりもゴーストという役を演じるということに一番大きな魅力を感じたのではないかと思います。今まであったと言えばあったかもしれませんが、今までになかったキャラクターを表現することができる可能性のある人物がイ・ヒョンジュンなので、そういった部分でやってみたいという思いが強く出たんじゃないかと思います。
Q.テギョン氏は今回は主演として、俳優としての評価を受けることになりますが、覚悟や思いは?また、同じ2PMのメンバーのジュノが映画「監視者たち」に出演して好評を得ていますが、それに対するライバル意識や、またジュノさんからアドバイスをもらったものがあればお聞かせください。
A.(オク・テギョン)主演ということに関してはとってもプレッシャーを感じています。僕が今までしてきた、そのような演技とはとても差があるように思います。だから今回を通して、僕が演技者としての活動を振り返った時に、テギョンの初主演作は「WHO ARE YOU」だったと言われるでしょうが、その時に恥ずかしくないようにと一生懸命努力したいと思います。ジュノの「監視者たち」は直接見ることはできなかったんですが、好評なのは知っています。特別にアドバイスなどはなくて、メンバーでお互いの「●級」に対して、ちょっとふざけたりはしました。「俺は○級だ」とか「(他の2PMのメンバーの)チャンソンは『7級公務員』というドラマに出たから、7級だ」とか。でも、演技がいいとかそんなことは話さず、お互いが楽しく演技をしようと心がけています。
Q.今回のドラマには様々な要素が含まれてますが、一番焦点を合わせて演出された部分は?
A.(監督)そうですね。ホラーもあり、捜査的なスリルもあり、ゴーストが関係する三角関係でメロもありますが、私の立場はどの部分に一番大きな重心を置くとか、そのように考えず、それぞれの俳優たちが最も面白いと感じ、表現できる方向に私がリードしていくことにあるように思います。私は演出家の前に一人のテレビ視聴者で、ドラママニアなんです。ドラマを見て好きになるのは面白いと感じられることだと思います。だから、ちょっと軽薄に聞こえるかも知れませんが、私は面白さを追求します。このドラマが最も面白いことを願い、その面白さが人々の癒しとなり、また、大切な友達との約束のように、待ちわびる時間になれば嬉しいです。それが演出家として見どころを撮る私の最も大きな目標であるように思います。私の努力だけでできることではないですが、そのように思ってます。
Q.ソ・イヒョン氏は職業が警察の役なので危ないアクションシーンもあるかと思いますが、大変な部分や演技に対して努力されてることはありますか?
A.(ソ・イヒョン)アクションシーンはとても多くて、いつもスタントの方が待機してますが、今まではほとんど私がそのまましました。今年で30歳になるので体力的にも衰えて体も大変だったりしますが、歯をくいしばって頑張っています。普通女性の刑事より男性の刑事の方がアクションシーンが大変だったりするんですが、私の場合、コヌ役のテギョンよりもっと一生懸命走って、かっこいいアクションを見せたくて、歯をくいしばって頑張っています。安定したトーンが出る、ちょっと頼りがいのある女刑事を見せるために、慎重に演技していこうと努力しています。
Q.ドラマを見ていると、最近、超能力が人気のようですが、皆さんが持ってみたい超能力は何ですか?
A.(キム・ジェウク)一つ超能力を持てるとしたら、僕は飛ぶ能力を持ってみたいです。そうですね。小さい頃から漫画の「ドラゴンボール」を見てた世代みんなが持ってるファンタジーじゃないかと思います。飛べたらいいですね。
(オク・テギョン)時空間をコントロールできる能力があったらいいですね。時間を止めたり動かしたりできたら、どんなに便利でしょうね。
(ソ.イヒョン)私は他人の心を読む読心術のような能力があったらいいですね。テギョンさんと親しくなりたいんですがお互いが馴染んでいないとあまりにもウワサになって・・・でも今はやっと仲良くなりました。
(キム・イェウォン)私も人の心が読める能力を持ちたいですね。今日、相手役のノ・ヨンハクさんに初めてお会いしたんですが…心の中を読みたいです。
(ノ・ヨンハク)僕は、超能力よりも「アイアンマン」のような能力を持ちたいです。お金持ちにもなって・・・制作発表会をしている今はまるで「アイアンマン」の中の一場面にいるような気分です。
Q.監督から見て、各俳優の見どころは?
A.(監督)ジェウクさんの場合、ご覧になれば、特に女性ファンはよくお分かりだと思いますが、ステキでしょ?ステキですが、実際に一緒に仕事をしてみると、とても人間的でしっかりしています。見た目、または一種の先入観かと思いますが、そんな彼の一面を作品の中でたくさん引き出したいと思っています。
イヒョンさんは一見冷たく、話さないでいると人を寄せつけないように見えるけれど、親しくなってみると意外と思慮が深く、非常に鋭いんです。だからドラマの中のシオンのシャープな面の表現が台本にあってもなくても、また監督の指示があってもなくても、本人が自ら表現しているように思います。
テギョンさんは皆さんもそう思うでしょうが、目を見ていると私の心まで善良になります。人生をまっとうに生きなきゃという、そんな思いにさせられます。そんな部分がコヌというキャラクターの中にも溶け込み、とても乱暴で、がさつで、血の気が多いけど、なぜか全く彼を憎めない・・・そんなキャラクターをテギョンさんがコヌに注いでくれているように思います。
ヨンハクさんはもともと子役界のブラッド・ピットですから演技の天才ですね。だからソンチャンという役をとても面白く演じてくれています。実際、オク・テギョンの役と多くぶつかるキャラクターなんですが、テギョンさんが非常に怒って傷ついているみたいなので、演出家としては楽しいです(笑)。
Q.ヨンハク氏は子役時代が長く、また真面目で重い役が多かったですが、今回初めて成人の役で、しかも明るい役と聞いているんですが、どのように演じられて、区別されているのか、また覚悟や思いをお話ください。
A.(ノ・ヨンハク)子役から初めて大人の役を演じることになって、相当なプレッシャーを感じて来ました。テレビでYBバンドの話を聞いたのですが、2002年に国民的バンドになった後、次がとても大変だったと話してました。ほかの人たちからの期待感のために、次の作品に何かを加えようとした結果、全てがおかしくなってしまった・・・僕も初日の撮影の時そうでした。とっても緊張して、ものすごいプレッシャーを感じてたので、それで返って、力が入ってしまって、いい演技ができませんでした。そこで以前のように、いつものようにしようと思い、初心を忘れず、初めての時のようにしようって思うようになりました。 
Q.ソ・イヒョン氏は、テギョン氏とのシャワーを使った美しいキスシーン、ジェウク氏とは波止場でのキスシーンがありましたが、撮影しょっぱなからキスシーンがあったので、忘れられないエピソードがあったんじゃないですか?
A.(ソ・イヒョン)お二人とも個人的にも初めてお会した方たちであったし、作品も始めのころは馴染めない雰囲気があっって・・・テギョンさんとは初めて台本リーディングをしたその次の日すぐキスシーンの撮影だったので・・・そのせいか今でもちょっとお互い馴染めない気がします(笑)。とってもプロフェッショナルにリードしてくれて、私が年上にもかかわらず・・・そんな面が良かったように思います。上手でしたよ(笑)。そしてジェウクさんも初シーンが波止場でのキスシーンだったのですが(笑)・・・ジェウクさんも初めて会って撮る撮影にもかかわらず、自然に、まるで長くつき合ってきた人のように、安心して撮ることができました。2つのキスシーンのうちどちらが良かったかというと・・・どちらも良かったです(笑)。
 
Q.テギョン氏はドラマの中で好きになった女性に別に好きな男性がいることを知るといういう役ですが、実際のテギョンは恋人がいる女性を好きになった立場をどう思いますか?
A.(オク・テギョン)テギョンとしては、好きになった女性に恋人がいた場合はあきらめます。でも、ドラマの中でのコヌのケースは、その恋人が死んでしまっている立場なので、大丈夫じゃないかと思います。

Q.ジェウクは、ドラマで好きだった女性をいつかは手放して見送らなければならない立場ですよね。実際にそのような立場の場合、どうされますか?
A.(キム・ジェウク)ともかくゴーストなので、長い時間の間そばにいたし、目に見えない状況でもその女性のそばにいてあげられたことは本当にその人にとって一番幸せだったんじゃないかと思います。愛の形はいろいろあるように思います。自分が何かを絶対手に入れなければ、その人との関係が成立しないとは思いません。いろんな愛の形を考えながら、ヒョンジュンの立場を理解してもらえたらと思います。
Q.イヒョン氏はドラマの中のように霊を見ることができるとしたら怖いそうですが、本当にそうだったらどうしますか?
A.(ソ・イヒョン)実際には見たことはありませんが・・・見たくはないですね・・・ドラマの中でとてもたくさん見るので。でも、ゴーストにもそれぞれの事情があるみたいで、もし見えるとしたら、それを解いてあげて、いいところに送ってあげたれたらと思います。

Q.今回の俳優のキャスティング理由は?
A.(監督)私が視聴者の立場としてもぜひテレビで見たい俳優であり、また、演出家の立場として一緒に仕事をしてみたかった俳優というのが、一番理由としては大きいです。イヒョンさんは本当に素晴らしい演技をするので、どんな役になったとしても一緒に作品をやってみたかったですね。テギョンはコヌのがさつで整っていない部分があるんですが、あるテギョンさんだけが持つ雰囲気が、その残りの部分を埋め合わせてくれて、台本で足らない部分を脚色してくれる・・・そのようにできると思っています。そして、ジェウクさんの場合はゴーストの役でドラマの中では話すことはできないです。心の声を時々聞かせる以外には・・・これがゴーストの特徴なんです。台詞がほとんどない状態なので、目の表情でたくさんのことを表現しないといけないのですが、ジェウクさんの目を見れば、非常にたくさんの事情が秘められているように見える、そんな感じを持っています。だから一目見た時、ああ何とか説得してキャスティングを受け入れてもらえる方法はないかと、どうしようもなく不安になったりしました(笑)。
Q.ジェウク氏はちょっと簡単ではない演技になるかと思いますが、参考にされた作品やキャラクターはありますか?
A.(キム・ジェウク)台詞がなく、目の表情だけで人物を表現しなければならないことはとてもリスクが多い、難しい役ですが、それにもかかわらず僕が選択したきっかけは監督が本当によく説得してくれたからなんです。ヒョンジュンが最後どうなり、またフレームの中でどのように動いていくのか、僕も分かりません。人間でなくゴーストという存在であるため、死ぬ前に持っていた感情とか、基本的に人が持っている喜怒哀楽が、ゴーストになったことにより薄くなっているのか、あるいは人間としての感情や感覚をそのまま持っているのか・・・本当に小さな部分までとてもたくさん考えているのですが、私一人でできる部分ではないように思います。だから現場でも監督や作家とたくさんのコミュニケーションをとりながら、人物のディティールを作っていけば面白い人物になるのではないかと考えています。
Q.監督は、ドラマの中のそれぞれのキャラクターが各々の俳優たちの性格によく合っていると話していますが、ご本人たちはどう思いますか?
A.(オク・テギョン)僕とコヌとの接点は一つ、お化けを信じないことだと思います。あんまりテギョンとコヌは違うように思います。でも、ともかくテギョンがコヌになって演じるのですから・・・違うように演じようとすれば違うでしょうが・・・どっちにしても僕が表現していくので、僕のちょっとした行動までもコヌとなって表現されていくように思います。
(ソ・イヒョン)私とシオンがよく似てると監督はおっしゃるんですが、実際は私はそんなに暗い面は多くなくて、そんなに似ているか分からないんですが、私の無心に気を使わないクールな部分が似ているようにも思いますし・・・(笑)違いますか?ちょっと笑いすぎないようにクールになろうと努力中です。
(キム・ジェウク)監督が考えられる、イ・ヒョンジュンとキム・ジェウクの接点は何なのか、僕はよく分かりません。そのような部分、僕が知らない部分を監督が見出してくださったために、僕をキャスティングして下さったのではないかと考えています。
Q.ジェウクは除隊後最初の復帰作ですね。除隊後はすぐに現場にはなじみにくいと言われて
いますが、どうですか?
A.(キム・ジェウク)僕自身も感じてます。馴染めないですね。このような俳優としての仕事だけに限らず、社会人として、社会の一人として、今慣れるのにとても苦労しています。みんな感じることだとは言いますが、僕は感じないと思ってたんです。でも、ふと気がつくと、軍人気質が抜けてないなあと感じることが生活の中の本当にちょっとしたことでもあったりして・・・そんなに気楽な毎日を送ってはいません。現場でもまだ気楽にはできないように思います。いかに早く脱出して、人々と馴染むか、気を使わなきゃいけない部分のように思います。 
いつの間にか人だかりが…

いつの間にか人だかりが…

インタビュー中、司会や記者からの質問に親身になって真面目に答え、また出演者同士、気を使いながら、ちょっと笑い合ったりする姿がほのぼの~っとしていました。インタビューの最後に、監督や各出演者からの一言で皆さん、「ドラマをぜひご覧になってください」とおっしゃっていました。これから、ドラマ「WHO ARE YOU」がどのように展開されて行くのか、とっても気になりますね。制作発表の時点では撮影がまだ撮り終わっていないから、ラストは監督もわからないみたい。たぶん、撮りながらいろいろ試行錯誤して行くはず。ナビの質問に快く答えてくださったジョ・ヒョンタク監督!ありがとうございます。よりいっそう韓流ドラマが好きになりましたよ!以上、ソウルナビでした。 

その他情報

ドラマ「WHO ARE YOU」
チャンネル:ケーブルテレビtvN
放送開始日:2013年7月29日
放送曜日&時間:毎週月曜日、火曜日 23時10分から

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-07-27

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