食欲の秋、晩秋のソウル。おいしいものを求めて京東市場を覗いてみました。

秋深まり冬の足音が聞こえてきた最近、何か美味しいものが食べたくなると市場に自然と足が向かってしまいます。行き先はソウルで最も安いと名高い、京東市場です。こうやって車輪のついたバッグを転がすご婦人方を見かけるのも韓国の市場らしい風景。もう皆さん、すっかり軽めのダウンを着ています。

タラコが１㎏で1万ウォン。物価が上がってきたソウルにあっても激安と言える値段だと思います。市内の大型スーパーははるかに高いのでさすが京東市場です。

いろんなサイズの煮干しがそろってます。大きいサイズはダシ用、小さいサイズはおかず用。幅広く使えます。日本でも馴染みある食材なのでありがたいですね。升に一杯が出ている値段です。

アミの塩辛です。これからキムチ作りの季節なので、韓国では不可欠の食材です。日本料理なら吸い物の隠し味に使えそう。

市場を歩き回って見つけた底値のみかん。通常３千ウォンですが、こちらだけは２千ウォン。皮の見てくれが他より多少悪いように見えました。

巨峰を求めて市場に来ましたが、なんと巨峰が市場から消えてしまいました。ブドウ農家がシャインマスカットを作るようになり巨峰はあまり作らなくなったそうです。シャインマスカットは値下がりしましたが、なんか複雑。

以前は韓国で高級品種だったシャインマスカットも、一山、１万ウォンで買えるようになりました。