春川

旅行の時期

View716

photo
「昭陽江の少女」像
photo
清平寺
photo
昭陽湖遊覧
photo
昭陽湖(バス停付近)
photo
清平寺参道
photo
清平寺参道
13日に江原道の春川に行ってきました。
南春川駅前からバスに揺られて約50分、終点の昭陽江(ソヤンガン)ダムへ。そこから5分ほど歩くと船着場があります。ちょうど清平寺(チョンピョンサ)行きの船が出るというので、急いで乗り込みました。平日なのにほぼ満席。所要時間は10分(往復6000ウォン)くらいです。

下船してから清平寺まではなだらかな登りの道が続きます。でも、少し歩くとすぐに木立に覆われた森の中の道を歩くようになるので爽快です。気温はソウルより低く感じられ、途中には滝もあって流れ落ちる水が涼しそうです。時々シマリスが現れて可愛い仕草で来訪を歓迎してくれます。お寺には30分くらいで到着します。

清平寺(拝観料2000ウォン)は高麗時代に建てられた古刹です。決して大きくはありませんが、山の奥深くにあってとても静かです。いかにも韓国のお寺といった雰囲気です。日頃不信心なわたしも、韓国で旅行するとどういうわけか決まってお寺を参拝するようになります。大雄殿前では軽く一礼が身についてきました。

さっぱりとした味のマッククスで昼食の後は、約1時間で湖を一周する遊覧船(料金1万ウォン)に乗ってみました。遊覧コースには、奇岩や柱状節理などがあるわけではないのでちょっと退屈しそうですが、船内に流れてくる韓国歌謡を聞きながら、しばしの旅情に浸ってみるのもいいですね。

バスで市中心部に戻り、川べりに建つ「昭陽江の少女」像と歌碑を見ましたが、少女像の大きさにちょっとびっくり。「赤い靴をはいていた女の子」や「ハチ公」程度と想像していましたが、はるかに大きい像です。歌詞にあるような「恋しい人を待ちながら胸を焦がす」少女の切なさが伝わってこないのは、どうもその大きさのせいかもしれません。

滔々と流れる北漢江、深い緑色の昭陽湖、周囲の山なみ---。春川は山紫水明という表現がぴったりの町でした。

*わたしはソウルからバスで行きましたが、昭陽江ダム(清平寺)を観光するなら、京春線やITXで終点の春川駅まで行くほうが便利です。駅前から11、12、150番のバスが発着しており、南春川駅前より1路線多いうえに所要時間は10分ほど短くなります。観光案内所は両駅ともにあります。

記事登録日:2013-06-15