ありがとう平成!よろしく令和!そんな慶事を韓国の38度線付近で迎えた話

旅行の時期 2019年04月

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今年は上皇陛下の御退位とそれに伴う今上陛下の御即位で、GWはなんと10連休。こういうまとまった 休みだからこそ、滅多に行けないところを巡りたいですね。そういうことで、DMZ巡りをしてきました。慶事なのに。
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4/27、ニューカメリアで釜山入り。この日は22:40釜田発清涼里行き夜行ムグンファでソウルへ向かいます。それまでに腹ごしらえ。
地下鉄で釜田駅へ向かい、あらかじめチェックしていたカルビ屋へ向かうも、2人以上3人前以上、とか無茶なリクエスト。
KORAIL釜田駅近くを探索するも、コムジャンオ屋さんがたくさん。ただコムジャンオはあまり好きでないのでもう少し市場を探索。人気の少ない市場で客寄せしているクッパ屋さん。客寄せしているお店は基本入らない自分だけど、背に腹は代えられない。ソコギキッパを注文して時間つぶししようかな、と思ったらおばちゃんたちがもう店じまいねー、とかで食ったらとっとと追い出される。だったら客寄せしないでよー。
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もっと探索範囲を広げて地下鉄周辺を徘徊していると、こんなところにカルビ屋さんがありましたよ。しかも1人前OKしてくれた!

ドゥッソ

ドゥッソ

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22:40発の清涼里行き夜行ムグンファ。韓国では長距離ムグンファが何本かありますが、昼行だったり到着がめちゃくちゃ早朝だったりで、通しでなかなか使えないんですよね。ほどよい遅さで出てほどよい早朝に着く毎日運行のムグンファは、この釜田→清涼里くらいですね。週末限定も含めれば、釜山→江陵というのもありますが。

釜田駅

釜田駅

中間駅から慶全線と東海南武線の始発終発駅へ

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4/28、おはようございます。清涼里に着き、龍山に向かいました。ソウルに来たけど、今日の目的はここじゃない。ITX-青春の起点ということでここに来ました。龍山駅といえば、名物の徴用工像。

ITX-青春

ITX-青春

ソウル-春川間を約1時間で結ぶ韓国発の2階建て特急列車!

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春川駅に到着。観光案内所で受付を済ませ、駅前のバスでツアーに参加です。
途中で昼食休憩の後、楊口統一館で民間人統制区域に入る手続きをします(ガイドさんがやってくれます)。

楊口シティツアー・パンチボウルコース

楊口シティツアー・パンチボウルコース

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まずは乙支展望台。民間人統制区域内にあるので、手前で軍の検問を受けます。パスポート必須。
展望台は軍事境界線の間近にあり、北側の監視所も見えます。内部の双眼鏡や拡大モニターで北の兵士の姿もバッチリ見えます。ただ、写真撮影は禁止です。
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北朝鮮の写真は撮れなかったけど、展望台の背後は朝鮮戦争の従軍記者からパンチボウルと呼ばれた盆地が広がります。クレーター状(火山活動のカルデラでもなさそう)の盆地はそれだけで圧巻です。
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続いて訪問したのは南侵第4トンネル。北朝鮮が南側侵攻のために掘ったとされるトンネルです。奥にトロッコ列車があり、南方限界線付近まで行くことができます。こちらも内部撮影禁止。
このあと、DMZが人の手の入らないエリアとなって自然の宝庫となったことを示す楊口自然生態公園(いい写真撮れなかった)を巡って、春川駅へ戻ります。
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さて、春川駅をITX-青春で発ち、龍山へ。地下鉄で永登浦へ向かい、バスで江華島へ向かいました。江華島到着は夜10時。ちょっと歩いたところにモーテルがありました。

江華旅客自動車ターミナル(江華島)

江華旅客自動車ターミナル(江華島)

江華島のバスターミナル

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明けて4/29。朝早くから普門寺へお参りへ行きます。席毛島へ橋が架かっていて、バスで行けるようになりました。

普門寺(江華島)

普門寺(江華島)

江華島の離れ小島、席毛島の洛迦山の中腹にある韓国三大観音聖地の一つ!

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江華バスターミナルに戻り、次に乗るバスを待つ。
バスターミナルに海兵隊グッズを売っているお店があったので、リュックを衝動買いしてしまいました(--;
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バスを乗り換え、喬桐島へ行ってきました。民間人統制区域内にあるので軍の検問があるのかな?と思ったけど、バスはスルー。
一番の見所は中心街の大龍市場ですが、まずはバスの終点の月仙浦まで。ここは橋が開通するまで対岸との渡船の船着き場でした。今はひっそり。

喬桐島

喬桐島

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バスで引き返して、観光地っぽいところとして、まずは華蓋寺。ここからも華蓋山に登るルートがあるそうですが、今回は別ルートで。
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続いて喬桐郷校。朝鮮半島と大陸の海路の中継地だったそうな喬桐島、この郷校で孔子の肖像が祀られているそうです、が目にできず。
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あと喬桐邑城なんかもあるみたいですが、バスが来ちゃうので軽く見てバスで移動。とりあえずこの日の宿を確保しようと、島の中で唯一っぽい旅館を見つけたのでここでチェックイン。オーナーさん不在で「***番に電話してください」なんて書き置きがあったので、困ったときの1330にお願いして、呼んでくれました。
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さて、華蓋山に登ろう。面事務所があるので、この脇から登山開始です。途中までは整備された山道でしたが、次第に険しく、鎖場岩場を乗り越え、小一時間くらいかかりました。
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華蓋山山頂です。どうでしょう、北朝鮮の眺望。ちなみにトップの写真もここから角度をかえた写真です。
写真じゃ伝わりにくいけど、本当に北朝鮮が近い!昔は北から南向け拡声器での宣伝放送がうるさかったとか。韓国のブログ漁ってみたら、そのころこの山頂でテント張って野宿した猛者がいました。
華蓋山登山は都合2時間くらいで終了。
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喬桐島は李氏朝鮮10代王燕山君が流刑された島でもあります。「~君」と呼ばれる朝鮮王は評判がよろしくないようで、その内容はググって頂くとして、現代でもこの仕打ちで晒されています。
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さて、大龍市場。古き埃っぽい韓国が保存されています。ただ、そのほこりっぽさが郷愁を呼ぶようで、最近は観光地化されています。古き韓国をみたいなら、今のうちですよ。
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かるーく書いてますが、結構いろいろ見てきたんです。ただ、昔ながらの店舗のいくつかは閉店していたのは残念。チャンピオンチキン、食べてみたかったな。
このあと、観光施設「喬桐ツバメの巣」でいろんなデモンストレーション見て、ここでレンタサイクルがあることも確認。明日の予約して、この日はプデチゲで締め。
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4/30。平成最後の日です。この日は前日に訪問した「喬桐ツバメの巣」で自転車借りてひとっ走りです。
ほんと、韓国の人って優しいですよね。観光施設の人も親切だったし、自転車で走っているときも、「兄ちゃん兄ちゃん、もって行きな」と、人参エキスもらっちゃったり。
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喬桐島北西部にある「望郷台」。ここも北朝鮮を望む場所です。
喬桐島の人たちは、対岸の北朝鮮黄海南道延白郡の出身者が多いそうです。日本の統治が終わり米ソの分割統治が始まると、初めは北緯38度線ですっぱりきれいに分割されていました。つまり、ここから見える対岸も朝鮮戦争までは南側だったんですね。それが朝鮮戦争の混乱の中、延白郡から喬桐島へ逃れてきた人たちが戦後も帰れなくなり、今ではここから故郷を偲んでいるようです。そういう意味では他のDMZ展望台とは大きく趣が違います。
前日の華蓋山より北が見えにくかったのがちょっと残念。
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さて、ひとまず喬桐島ミッションクリア。大龍市場に戻って、江華バスターミナルへ、永登浦までバスを乗り継ぎ、地下鉄で清涼里へ一気に移動です。ここでナビさんで予約したKシティホテルにチェックイン。先にご飯にしようかな~、なんて思いながらも、退位の礼正殿の儀を見守らせていただこう、という算段です。
で、ホテルでNHKプレミアム見たら、料理の鉄人やってる!カオスな企画です。
本番の儀式、なんとも厳かで、平成の終わりをしかと見届けさせていただきました。

K シティ ホテル

K シティ ホテル

清涼里駅の真ん前!ちょっとディープなエリアにある、モダンな客室の格安ホテル!

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さて晩ご飯。しばらくご無沙汰のユッケです。生レバーもある!締めにユッケビビンバ!満足でございました。

チャメチッ

チャメチッ

新鮮なユッケや生レバーをこんな価格で!?市場に隠れた人気のお店!

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明けて5/1、令和の幕開けです。韓国では(日本でも)メーデーでもあります。
清涼里駅からKTXで珍富という町に行きます。平昌オリンピックの開幕式が行われたところでも有名ですね。
乗ろうとした便が満席、その次も立席ということで、車窓は楽しめず。珍富駅に着いたらタクシーで。向かったのは李承福記念館です。
李承福少年についてはスポット情報を見ていただくとして、こんな銅像が韓国各地の学校に反共主義のシンボルとして建てられていました。今は撤去が進んでいるとか?

李承福記念館

李承福記念館

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珍富へは昼頃に到着したのですが、次の目的地へは早く行ければもう一つスポット回れるかな。
珍富バスターミナルから江陵、束草と乗り継いで、円通という町まで来ました。ここから次のスポットへの起点なんですが、到着したのは夕方5時前。特に何の変哲も無い田舎町という感じで、何もすることなく、ここで一泊。ただ、こんな町でもネットで予約できるモーテルがあるんですねー。
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5/2。朝から行動です。なんせバスが少ないもんで。
30~40分ほど揺られて、着いたのは自然公園の入り口、にある蓮花洞安保展示館。江陵浸透事件の最後の銃撃戦があり、ほぼ全ての工作員が仕留められたところです。ほぼ、というのは一人見つかっていないらしい。

蓮花洞安保展示館

蓮花洞安保展示館

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銃撃戦ではめったやたらに撃ちまくったらしく、当時の弾痕が橋の欄干に残っています。
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当時犠牲になった韓国兵の慰霊碑。お線香を手向けてきました。
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こちらが武装工作員が最期に仕留められた場所。やはりお線香手向けてきました。仏様は平等です。
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展示館の中は見られませんでした。こんな感じに、普通に展示しているようにみえるんだけどなぁ。公休日だから?
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さて、乗ってきたバスの次の便で陳富嶺に向かいます。ここから先、高城へ抜けられると踏んだので。ただ、高城へ向かうバス停らしきものが見当たらないんですね。どうしたものか、と案じていたら、地元の方にバスがもうすぐ来るよー、と教えてくれました。しばらくすると、なかなかに立派なバス。高城まで行けましたが、料金とられなかった。あれ、いいのかなあ?
ちなみに写真は陳富嶺美術館。バスと両にらみで、結局あまり見られませんでした。
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高城の杵城バスターミナルまで降りて、今度はタクシー。乾鳳寺へ向かいます。古刹のはずなのですが、朝鮮戦争でコテンパンにやられてしまい、今見える大伽藍は戦後の建立だそうです。
ここの見所は、お釈迦様のお骨、仏舎利。日本にも仏舎利塔とかいくつかあるのですが、ここは間近で見られます。お参りしている間お付きの方が離れてしまい、折角なので写真に撮ってしまいました。罰当たりです(載せませんよ)。

乾鳳寺

乾鳳寺

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乾鳳寺からタクシーで杵城バスターミナルまで戻り、更に巨津まで行きました。この間のバスも無料。どういうシステムなんだろう。
巨津バスターミナルでその後の道のりを確認後、ベンチで一休み。しかしぐっすり寝込んでしまい、大津まで行くには時間が微妙になってしまいました。
とりあえず、昼ご飯も食べてなかったので、マクチャンクイ。
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マクチャンクイ食べても、まだ日が明るい。ちょっと調べてみると大津までタクシーでもそれほどの距離ではないことがわかり、ならばちょいっとタクシーに乗り込んで花津浦の金日成別荘まで行ってきました。ただ、さすがに時間がオーバーしてしまい、内部の見物は出来ずじまい。外観のみの見物でした。
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さて、夜まですることがなく、巨津バスターミナルで時間つぶしです。テレビ見たり宝くじ買ったりしてなんとか時間つぶしし、22:20発の釜山行き深夜バス。意外と韓国内では最長距離のバスじゃないでしょうか。
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5/3、朝5:00釜山着。おでん食べたりわさびマヨバーガー食べたり(意外とわさび効いてた)して腹ごしらえして、次の目的地へ移動です。

釜山総合バスターミナル

釜山総合バスターミナル

ソウルへの一番安い交通手段は高速バスです

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早朝の晋州行きバスで晋州へ行き、間もなく中山里行きバスが出るというのであたふたと乗り換え。
DMZからは離れるけど、智異山のパルチザン討伐展示館。読んで字のごとくなんですが、朝鮮戦争当時、共産パルチザンをこの山に追い込んで掃討戦を行った、そんな展示館です。ゲリラの所持品やら隠れ家やらが展示されています。
ただし、相当数の民間人が韓国軍からアカのレッテルを貼られて虐殺された、そういう歴史は知っておくべきでしょう。もちろん、ここではそういう展示はありませんでした。

智異山パルチザン討伐展示館

智異山パルチザン討伐展示館

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さて、一通りのミッションをクリア。釜山へ帰ります。中山里から釜山行きのバスがあったので、それに乗車。中山里の売店でバスの乗車券を買って乗車です。
ただ、乗車時に乗車券を回収され、まぁそれはいいんだけど、晋州で乗客の入れ替えがあるんですね。運転手も交代で、改めて乗車券を出せ、と。んなもん最初に渡してるわ、と言いたくても韓国語がわからない自分。結局そのまま乗っちゃいましたが、釜山~中山里を通しで乗る場合は要注意ですね。
釜山西部バスターミナルに到着後、釜山駅行きのバスで釜山駅。韓国では結構定宿にしている東横イン、今回は釜山駅Iさんでした。

東横INN釜山駅1

東横INN釜山駅1

釜山駅目の前の便利で安心な日系ホテル!お手軽なお値段や朝食サービスも人気!

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翌5/4、帰国です。
ビートルで帰ったのですが、そのまえにぶらぶら。その時に見つけたパンスターフェリー。あれ、お馴染みのオレンジ色の船色から青色に変わっている。これってなんだろう。大阪に住んでたときはよく乗ってたけど、田舎に引っ込んでからはすっかりご無沙汰。なんか事情をご存じの方、ご教示ください。
そんな訳で、10連休を(日本国内の移動含め)満喫してきました。でも彼の国のDMZ付近をぶらぶらして慶事を疎かにしてしまい、天皇陛下、上皇陛下、ごめんなさい。

釜山港国際旅客ターミナル

釜山港国際旅客ターミナル

日本から最も近い外国の町、釜山の海の玄関口が大きく生まれ変わり新しいターミナルに!

記事登録日:2019-12-02

ページの管理人くっしーさん
くっしー photo
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釜山から自転車で田舎町へ旅するのが楽しみです。釜山~ソウル、釜山~順天など走りました。
渡韓歴25回、延べ3ヶ月滞在。まだまだ釜山ビギナーですが、よろしくお願いします。