ウナキンパッ

ウナキムパプ은하김밥

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デパートもご用達、25年の伝統を持つキンパ専門店!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。ノリの上にごはんを薄く敷きつめ、キュウリやニンジン、ハムにオデンなどを乗せてぐるっと巻いた韓国のノリ巻き、キンパ。ナビが子供のころは、学校の遠足や社会科見学に出かける度に母の手作りキンパを食べ、友達と母の腕前を自慢しあったものでした。そんな日も今や古き良き思い出。全国各地にキンパの専門チェーン店がたくさんできたため、今では家で作って食べる回数も、めっきりと減ってしまいました。反面、三角キンパ (オニギリのこと)やヌードキンパ(ごはんが外になるように裏巻きしたもの)など多様な形態で気分に合わせて楽しめるようにもなったのも最近の特徴です。
そんな時代の流れとは対照的に、25年間終始一貫して丸いキンパだけを作ってきた店があります。それが釜田市場内にある「ウナキンパッ」。釜田市場で商売をする人や、市場を訪れる常連さんであれば、知らぬ者はモグリとまで言われるほどの有名店です。卸売市場の店らしく、安くておいしい「ウナキンパッ」を訪ねてみましょう。
釜田市場を知ろう!
西面(ソミョン)交差点の15番出口を出ると大きな銀行が目に入ります。この西面はショッピングの中心地として知られていますが、それだけではありません。ちょっと歩いてみると賑やかで活気のある声が路地から聞こえてきます。その路地に入って行くと、農水産物専門の卸売市場である釜田市場に到着します。
最初から釜田市場だけを目指して行くのなら、地下鉄1号線のプジョンドン(釜田洞・Bujeondong)駅で降りましょう。1番出口から出れば、そこがもう市場の入口です。農協を始めとした青果物市場を越えて、道路のむこうに釜田市場の建物が見えます。
ウナキンパッ」を探せ!
「ウナキンパッ」に行くには釜田洞駅からのほうが近いです。西面からくる場合には10分前後かかります。15番出口からまっすぐ歩き、3つ目のブロックで路地に折れるのですが、市場は広く路地も多いため初めて行く場合は少し迷うこともあるかもしれません。
路地に入ると小さな食堂や衣類を売る店などが並んでいます。その路地をまっすぐ行って、さらに十字路を直進。すると正面にウナキンパの黄色い看板が見えます。その道には看板も多いので、目を大きく開けて探してくださいね。お餅屋さんの隣で、手際よく次々とキンパを巻いているおばちゃんの姿が見えたら、そこが「ウナキンパッ」です。
正方形のカゴに山と積まれたキンパは種類別に分けて置かれています。ちょっと太めのキンパは牛肉の入った1本1000ウォンのもの。市場に買い物にきたお客さんだけでなく、市場で商売をする人たちもたくさんこの店を訪れるといいます。せっかく作ったキンパもみるみるうちになくなってしまうので、近くに作業工場を設け配達をしているそうです。
店に入ると、まず左手にはセルフサービスの浄水機が。右手にはオデンの大皿が置かれています。このオデンもセルフサービスになっており、4個で1000 ウォンです。キンパと一緒にオデンのスープを飲むのが韓国式。横のテーブルにはこれまた自由に食べることのできるたくあんが置かれています。気取らない雰囲気がいいですね。
ウナキンパッ」の味!
この店で販売されているキンパは全部で3種類。
2本で1000ウォンのキンパが1番の売れスジです。
牛肉の入ったキンパは1本で1000ウォン。けっこう太いので1本でも充分1回の食事になります。
1番細いキンパはテンプラ用としても販売しているもの。少量のごはんとタクアンだけのシンプルなものなので、ガブッと食べられるのが魅力です。これがなんと6本で1000ウォン。
「ウナキンパッ」の魅力は、まず第1に価格が安いこと。他のキンパ専門店と同じ量にもかかわらず、価格はわずか1000ウォンです。第2は人によって好みの違いは別れるものなのに、ここのキンパは誰もがおいしいということ。この点はみなさんがぜひ自分の舌で確認してみてください。第3はできたてが食べられるということです。多くの人が訪れるためキンパは作るそばからどんどんなくなってしまいます。それに合わせてどんどん作るため、いつでもできたてが食べられるということなのです。
朝5時には確実に仕事を始めるという「ウナキンパッ」は、釜田市場の中にあるという利点を活かし、夜中のうちに新鮮な材料を仕入れてきます。またキンパを作る作業工場もすぐそばにあるので、いつでもできたてが楽しめます。「ウナキンパッ」ではここの店以外にも、ロッテ百貨店の地下食堂で販売をしています。ここで販売するキンパのテンプラは、ウナキンパで作られて広まったものだそうです。サラリーマンのお弁当としても人気があるとか。先日のワールドカップのときも地方の競技を見に行く人たちの予約が殺到しました。ただしどんなに注文が多くとも、1日前に注文すれば希望の時間までに必ず間に合わせるとのことです。
国際市場のモクチャコルモッでアイデアを得て、イ・チョンジャ社長はこの釜田市場に「ウナキンパッ」をオープンしました。この場所にキンパ通りを作った張本人なのです。釜田市場を観光する日本人も多く訪れるといいます。日本語は通じませんが、注文や食事に問題は一切ないとのことでした。日本人客のリピーターも多く、中には「ウナキンパッ」を日本まで持って帰って家族のお土産にする人もいるそうです。
「身体が動かなくなるまでキンパを作りつづけるよ」と語るイ・チョンジャ社長の笑顔はとても素敵でした。キンパもなんだか社長の笑顔同様、にこにこ笑っているように感じられます。活気あふれる市場の人たちにも出会え、安くてできたての「ウナキンパッ」の味も楽しめる。釜田市場からプサンナビがお届けいたしました。

記事登録日:2002-09-09

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主なメニュー

単位:ウォン

イチオシ

ウロンキンパッ

ウロン海苔巻き

우렁김밥

1000

イチオシ

ソコギキンパッ

牛肉海苔巻き

소고기김밥

1000

ヘムキンパッ

ハム海苔巻き

햄김밥

650

コマキンパッ

ミニ海苔巻き

꼬마김밥

200

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2002-09-09

スポット更新日:2012-02-01

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