サムファ食堂/サムファシッタン

삼화식당

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1968年から続くチゲの老舗、人気の秘密は自家製調味料を使った開業当時と変わらないお袋の味!釜山市民も認めるチゲの専門店!!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。韓国料理の中で、旅行者、韓国人を問わず、気軽に、そして大衆的に食べられている料理といえば、チゲ料理ではないでしょうか?
食堂で食べられるだけでなく、家庭でも毎日の汁物として一般的に食べられ、その家ごとのお袋の味と表現されるチゲ料理。
そんな大衆的なチゲだけに、チゲを専門とする食堂も街のあちこちにあり、どこが有名なのか、どこがオススメなのか迷ってしまいますよね!
そんなとき、オススメしたい、チゲ料理を扱って40年という歴史あるチゲ料理の老舗「サムファ食堂」さんを取材してきました。
チゲだけを作って40年という老舗食堂
サムファ食堂は、南浦洞(ナンポドン)の中でも最も高い建物の一つとして知られる南浦文庫の裏に位置する路地通りにあります。
40年前から同じ場所で今でも営業をしているので、お店自体は少し老朽化が進み、お世辞にもきれいな店内とはいえませんが、その歴史を感じさせるかのような古さが、老舗の称号のようにも思える趣のある店になっています。
また、サムファ食堂のお隣には、こちらも老舗と呼ばれているハルメチッや元山麺屋など歴史ある食堂が並んでいて、南浦洞の中でも開業から何十年たった店が集まっている路地としても知られる場所です。
現在お店を切り盛りしているのは、2代目の息子さん御夫婦。奥さんが厨房を担当し、旦那さんは会計やサービングを担当と、二人三脚で人気店を支えているんです。
釜山市民の方から何十年も愛され、今ではお隣の建物の2階を間借りして、店舗を拡大するほど人気のお店になったこちらの食堂なんですが、その人気の秘訣やお店について社長さんに伺ってみました。
「私の両親がこの店を始め、お袋の味、懐かしい田舎の味がするといつの間にか人気店になりました。7年前から、2代目として私達夫婦にバトンが渡り、本当に緊張というか、プレッシャーでしたが、両親がやっていたこと、例えば店内で使う味噌やごま油、キムチを漬ける際に使う様々な調味料などを時間はかかるけど、自宅で作るということを続けることによって、開店当時の味を今でも味わえる、というのが人気というか、お客さんに認めてもらっているということだと思っています。」とにこやかに話してくれました。
その中でも、ごま油には一番気を使い、その風味、味の質が落ちないように大量に作らず、なくなったら作るという風にしているんだとか。取材中に、このごま油を少しなめさせていただいたんですが、香ばしく濃厚な味わいで、これでナムルを作ったら、本当においしそう!と驚いてしまうほどでした。
強い火力でグツグツと煮るのが旨味の秘密
厨房に注文が入ると、すぐ一人用の小さい土鍋を強い火力で煮ます。約1分という短い時間ですが、火力が強いだけに一瞬にしてグツグツと美味しそうな音と気泡が土鍋の中から出てくるんですが、この1分と強い火力が旨味を一瞬にして中に閉じ込めることができるサムファ食堂の秘法なんだとか。お客さんのテーブルの上にきてもまだ、土鍋はグツグツといっているので、火傷には十分注意して食べてくださいね。
それでは気になるオススメの3大チゲ!!

スンドゥブチゲ
お店一番の人気メニューがこのスンドゥブチゲ。見た目はとっても赤くて辛そうですが、食べてみると辛さよりも豆腐の甘さやごま油の香ばしさが、食欲を誘います。この甘みの秘密は、牛骨スープでダシをとり、コチュカル(唐辛子粉)とごま油を分けて入れることによって生まれる味なんだとか。もちろん、豆腐のやわら~い食感もポイントです。実は、国際市場内にある某有名スンドゥブ店のスンドゥブはこちらのお店からヒントを得て作られたといわれていて、こちらのスンドゥブが元祖なんだとか!?
テンジャンチゲ※取り扱わなくなりました。
お袋の味の代表格テンジャンチゲ。こちらのテンジャンは田舎味噌風味の味噌と釜山では珍しい牛肉からダシを取り、まろやかな味に仕上げているのがポイントです。食べて見ると少ししょっぱさを感じますが、ご飯にかければちょうどよく緩和され、牛肉から出たダシの深さと田舎味噌のしょっぱさがいい感じにマッチしている一品です。
キムチチゲ※取り扱わなくなりました。
辛いというよりは、キムチの旨味がたっぷりスープに染み込んだ酸っぱいキムチチゲです。キムチチゲには欠かせないサムギョッサルは使わず、ハンジョンサルと呼ばれる豚肉の首の部分のお肉を使うことで、キムチの柔らかさとは対象に歯ごたえのある食感を出すようにしているだとか。ニンニクがたっぷり入っているので、酸っぱい中にも深い味を感じられる一品です。
チゲ類を注文すると、こういったおかずが出てきます。ご飯とチゲを混ぜて、野菜に巻いて食べると、また違った食感が楽しめます、とは社長さん。また、朝食の時間には、玉子焼きや焼き魚などのおかずがでてくるそうです。
日本でも知られているチョー・ヨンピルさんなどもこちらのお得意様なんだとかで、時々お忍びで食べにきたりもするそうですよ!昔ながらの韓国お袋の味を食べてみたい!という方はこちらでチゲ料理にトライしてみてください。朝、8時30分からオープンしているので、朝食にもオススメですよ~。以上、プサンナビがお送りしました。

記事登録日:2005-08-29

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主なメニュー

単位:ウォン

スントゥブ

豆腐チゲ

순두부

7000

クルスントゥブ

牡蠣入り豆腐チゲ

굴순두부

8000

プルコギトッパッ

プルコギ丼

불고기덮밥

7000

カレトッパッ

カレーライス

카레덥밥

6000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2005-08-29

スポット更新日:2012-10-10

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部屋数 部屋1 大人 子供