チャガルチ・コムチャンオ通り

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グロテスクな格好でも、高級品のコムチャンオ!!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。釜山の郷土料理の一つ「コムチャンオ」をご存知ですかぁ?そうあのちょっとグロテスクな赤ピンク色をした容姿で、ニョロニョロとお盆の上で動き回っている魚のこと。コムチャンオは、うなぎの仲間で日本では、「ぬたうなぎ」と言われているものなんですが、釜山では郷土料理の一つとして愛されていて、釜山市内のあらゆる所にコムチャンオを食べさせてくれるお店があるんです。たくさんあるコムチャンオのお店ですが、元祖と言われているコムチャンオの名物通りがチャガルチ市場内に存在します。コムチャンオを食べるなら、ココ!とまで言われている、そのチャガルチ・コムチャンオ通りへ行ってまいりました。
70M通りに28軒のお店がひしめく~
釜山の台所として、観光地として知られているチャガルチ市場を海沿いに南浦洞(ナンポドン)から奥へ歩いて行くと、名物通りが現れます。約70Mくらい続く通りには、現在28軒のコムチャンオのお店がひしめき合うようにして並んでいます。一見、お店の前に魚を売る屋台のおばさんたちがいるので、通り過ぎて行ってしまいそうになりますが、よ~く見てみると、そのおばさん達の後ろには、コムチャンオが泳ぐ水槽が目に入るはずです。そのお店一軒一軒には、番号がついていて、この通りのコムチャンオ屋さんという目印になります。 
30年以上続く元祖的なコムチャンオ通り
この通りに初めてコムチャンオ屋ができたのは、今から30年ほど前の1970年台前後で、釜山にある名物通りの中でも歴史ある通りに入ります。現在の社長さんたちも、先代の母から受け継いで2代目というお店が多く、ここからも歴史ある通りということが伺えます。また、現在のような屋台風の店構えになったのは、ほんの2年前のことで、それ以前は、魚を売る人たちと同じようにリアカーなどで臨時のお店を開き、夜になると店じまいするという風にお店経営を行っていたんだそうです。コムチャンオの有名な地域として、「機張」も知られていますが、そこは藁焼きと松葉焼きで食べるコムチャンオの発祥地で、チャガルチにあるこちらの通りは、コチュジャン炒めが有名ということです。
背景は釜山港
お店の真後ろは釜山港。そう、お店でコムチャンオを頂きながら、釜山港を眺めるなんて、ちょっと粋な食事が楽しめちゃうのもここチャガルチ・コムチャンオ通りの魅力の一つ。仕切りがないので、海から吹く風も心地よく、情緒を感じられるかもめの鳴き声なんかも聞けちゃう特典付です!
その場でさばいて頂きます!
通りを一周し、気に入ったおばさんのお店へ入ると、「何人分?」と聞かれます。大体、基本的にどこのお店も2人分からの注文ということになり、価格は、2人分で平均して20,000ウォンくらいと言ったところ。注文するとその場で水槽の中で泳いでいるコムチャンオをさばいてくれます。ニョロニョロと動きの機敏なコムチャンオを掴み、皮を剥いで、にんにくやコチュジャンなどが入ったソースに絡め、たくさんの長ネギを入れ、蒸し焼きにすること10分。テーブルの上でも炭火で焼き続け、そのまま、野菜に巻きパクッと頂きます。匂いがちょっと気になるという日本人の方も多いですが、この韓国式の野菜巻きをすると気にならなくなりますよ。
食事の〆はやはりご飯
お腹一杯食べても、お酒を飲んでも、最後はご飯で〆。こちらの通りでも例にもれず、ご飯をキムチを混ぜ、目の前で炒めてくれます。香ばしいごま油の香りとコムチャンオの残りで最後まで満足のいく食事になること請け合いです。
日本人旅行者にもあまり知られていないちょっと通的な穴場通り。地元の人が楽しむように夕暮れの釜山港なんか眺めながら、潮風に身を任せ、コムチャンオをつつきながら、一杯やるなんていう旅行プランはいかがでしょうか?きっと思い出に残ること請け合いですよ~。以上、プサンナビがお伝えしました。

記事登録日:2004-06-24

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2004-06-24

スポット更新日:2012-01-04

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