新鮮なユッケや生レバーをこんな価格で!?市場に隠れた人気のお店!
こんにちは!ソウルナビです。新鮮な生のお肉を細く切って、ゴマ油やニンニクなどの薬味に和えていただくユッケ。今日は、お酒のおつまみにもぴったり、ゴマ油が香ばしく香るユッケの専門店をご紹介しましょう!お店があるのはちょっとディープな市場の中。「ユッケ通り」と呼ばれる、ユッケのお店が数軒集まった細い路地にある「チャメチッ」は、その中でも特に老舗の元祖店で、連日地元のお客さんでいっぱいとか!?一体どんなところなのか、さっそくお店に行ってみましょう~!
「広蔵市場」ユッケ通りの元祖店!
東大門市場(トンデムンシジャン)の西隣りに位置する広蔵市場(クァンジャンシジャン)。1905年にでき、1世紀余りの古~い歴史を持つこちらの市場は、韓国の伝統衣装、韓服や韓服を作る布などの材料を売るお店で有名ですが、食料品を売るお店や食堂、食べものの屋台などもいっぱい。ピンデトッの屋台などはよく知られていますよネ。その他にも、中には美味しくて有名なお店もいくつかあり、市場で働く人や市場を訪れた人だけでなく、美味しいとウワサを聞きつけてやってくる人もたくさんいるようなお店も。そんな広蔵市場の中で、意外と知られていないのがユッケを出すお店が集まった小さな路地。市場の隅にあるちょっと入り組んだ細~い路地に、5、6軒のユッケ専門店が軒を連ねているトコロがあるんです。
そのユッケ通りの中でも、1974年創業、この通りの元祖店であり、現在も人気もナンバーワンといえるのが今日ご紹介する「チャメチッ」。こちらのお店は、もともとあった1号店のすぐ2軒隣に2号店があるという造りになっています。どちらもお店の中はそんなに広くありませんが、夕方以降になると常に満席状態に!でも、回転が速いので、少しお店の前で待つと大体の場合には席につくことができますョ。それぞれのお店の前には、注文を受けるとすぐにお客さんに出せるようにとキレイに切って並べられた肉の入った冷蔵ショーケースが、そしてその横では商品を切らさないようにとひたすら新鮮なお肉を切るお店のスタッフの姿が見えます。
※お店の外観写真は2008年の取材時のもので、現在は看板のデザインが変わっています。
★ちなみに現在のお店の外観はこんなかんじ!(2017年8月現在)
新鮮!国産のお肉を生で!!
お店で使われるお肉は、有名なお肉の市場「馬場(マジャン)畜産市場」から毎日仕入れられていて、全てその日に仕入れたもののみを使用!韓国国産の最高級品種「韓牛(ハヌ)」ではありませんが、ちゃんと国産の肉牛を使っています。でも、冷凍ものではない「生」のお肉、というトコロがポイント!(ナビ個人的には、冷凍ものの韓牛ユッケよりも、ただの肉牛でも生肉を使ったユッケのほうがお味は断然イケてると思うのですが・・・^^)お店にやってきた新鮮お肉は、キレイに切られてからお店の前に置かれている冷蔵庫の中に並べられます。
こうやって冷蔵保存されます
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卵や梨もスタンバイOK!
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注文が出たら、ササっと盛り付け!
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「国内産肉牛」メニュー表にも堂々と!
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◇ユッケお店を訪れたお客さんがほぼ100パーセントみんな注文する、代表メニューの「ユッケ」。細く切った梨の上に生の牛肉がのせられて出てきます。お肉が新鮮なのはもちろん、梨やトッピングされたキレイな卵黄も新鮮!お店の回転が速いから、というのも、常に新鮮な食材を提供できる理由の一つかもしれませんネ。冷凍したものを解凍したのではない、正真正銘「生」の新鮮お肉はやっぱり味が違いますっ!そして、生のユッケがこのお値段(※メニューページ参照)でいただけると考えると、ボリュームも十分にあり!
食べる前には、卵黄と、お肉の下に敷いてある細切り梨をしっかり混ぜ混ぜしてからどうぞ~。
お肉にはもともと味が付いていますが、もの足りないときは一緒に出てくる塩コショウ入りゴマ油をつけても。また、生のニンニクや青唐辛子は薬味とあわせた唐辛子味噌をつけていただきます。でも、ニンニクは辛め、そして青唐辛子はすご~く辛いのでご注意を!
◇カン・チョニョッ「カン」とはレバー、そして「チョニョッ」はセンマイのこと。こちらは、一つのお皿に生レバーとセンマイ刺しが半分ずつ盛られたセット。どちらも大きめに切られていて、食べ応えバツグン!好きな方は、たまらないのでは!?^^ 鮮度はもちろんどちらも保障付き、歯ごたえの違う二つの味が楽しめます。それにしても、こちらもユッケに増してお値段の割りに量がたっぷり!(※メニューページを参照してくださいネ!)ユッケに付いてくるものと同じ、塩コショウ入りゴマ油につけてどうぞ~!
◇ユッケピビンパッユッケや生レバーはお酒のおつまみだけれど、お腹が空いた時にもしっかりと食べられるご飯メニューもあり!ユッケピビンパッは、お店の代表メニューのユッケを野菜と一緒にご飯と混ぜていただきます。一緒にテーブルへ運ばれてくるチョコチュジャン(唐辛子酢味噌)を加えてから混ぜてくださいネ!エゴマの葉やキュウリなどのお野菜もたっぷりでヘルシー、全体的に軽くさっぱりとしたお味。ご飯ものはこのユッケピビンパッの他、ハンチという小さめの種類のイカ刺しとご飯を混ぜていただく「ハンチピビンパッ」もあり。
《牛スープ付き!》ユッケや生レバー、ピビンパッなどのご飯もの、どれを注文しても一緒に付いてくるのがこのスープ!大根のダシが効いていて、ちょっぴりピリ辛のさっぱり味です。具の大根と牛肉も意外とたっぷり。お代わり自由なのも嬉しいトコロ!
◆◆お酒と一緒に楽しんで!◆◆
ユッケや生レバー、センマイはお酒のおつまみに最高!地元の人のように、ソジュ(韓国の焼酎)で一杯やってみては!?瓶ビールや、韓国伝統の濁り酒「マッコリ」なんかもありますョ~^^
夕方から夜にかけての時間帯は、2店舗あるお店の両方ともが席が無いほど人気のこちらのお店。こんな時は、市場をふらっと一周まわって見学してからまたお店に来るのもいいけれど、席は意外と早く空くこともあるので、少しお店の前で待つのもいいかも知れません。少しディープな場所にあるけれど、新鮮でお得なユッケや生レバーで一杯やりながら、いつもとはちょっと違った韓国グルメを堪能してみてはいかがでしょうか!?以上、広蔵市場ユッケ通りから、ソウルナビがお伝えしました~!