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駅三洞イチバンの老舗食堂!ジャンキーなブデチゲとは違う、ハヌ(韓国産牛)仕様の上品なブデチゲが人気!

こんにちは!ソウルナビです。皆さん、ブデチゲという料理はご存知ですか?これはブデ=部隊+チゲ(鍋)となり、軍隊の部隊からはじまったというジャンキーな鍋なんです。朝鮮戦争後の物資不足の時代に、米軍から流出したハムやソーセージなどで鍋を作ったことから、部隊の鍋、つまりプデチゲという名前がついたとか。お店によっても多少違いますが、キムチ、お餅、インスタントラーメン、春雨など、いろんな材料を一緒に煮る「なんでも鍋」。名前の由来にもあるように、米軍基地の近くをはじめ、学生街、オフィス街、住宅街と今ではどこの町にも必ず1軒以上はある、韓国でもポピュラーな料理の一つです。そんなプデチゲ専門店の中でも、今日ナビがご紹介するお店は、高級肉として知られるハヌ(韓国産牛)を使ったオリジナルブデチゲが人気のお店。これがブデチゲ?!と思ってしまうような、ジャンキーなブデチゲとは次元が違う?!上品な味が特徴なんです!もうブデチゲをジャンキーな料理とはいわせない~!

1984年創業、駅三洞のイチバンの老舗!

お店があるのは、地下鉄2号線ヨクサム(駅三)駅から徒歩約5分。大通り沿いに並ぶ高層のオフィスビルやホテルなどの裏手にある、食堂街の中にあります。お店の社長さんいわく、お店をオープンした1980年代ごろ、この付近には食堂がたったの2軒しかなかったとか。さらに周辺には今のような高層ビルもなければ、住宅もほとんどなく、畑が広がっていたらしいんです。そんな中で口コミでうわさが広がり、オープンしてまもなく、近所の方はもちろん、遠くからわざわざやってくる方でお店は大繁盛。いつも店頭に行列をなしていたとか。実際、そのころの1ヶ月の売り上げで近くにアパートが1軒買えるほどだったそう(すごいです~)。
ただ、そのころは「1家族1住宅」、つまり、1家族が2軒目の家を持とうとすると、税金をべらぼーに課したとかで、社長さんも一言「あ・・・あのころビルでも買っておけばねぇ(笑)」。ちなみに、同じ時期にココで営業していたもう1軒の食堂は、ヨクサンシッタン(駅三食堂)という大衆食堂で、今はもうなくなってしまったそう。こちらのデウシッタンも、5年ほどの前にお店の場所を少し移転こそしたものの、このエリアのイチバンの老舗ってワケ!

こちらのお店はご夫婦でやってらっしゃるんですが、若いころから食堂を営まれていたワケではないそう。旦那様は韓国の大手企業サ●ソンを脱サラして事業をはじめ、最初2~3年はうまくいっていたものの、5年目ぐらいに不渡りが出て倒産、家を残してすべてを失ってしまったとか。その時、たまたま食べに行ったブデチゲのお店が大繁盛していて、これしかない!とご夫婦で再起を決意。家を売ったお金でブデチゲのお店をはじめることにしたとか。

店内は右半分がテーブル席、左が座敷。 店内は右半分がテーブル席、左が座敷。
店内は右半分がテーブル席、左が座敷。 店内は右半分がテーブル席、左が座敷。

店内は右半分がテーブル席、左が座敷。

デウシッタンオリジナル!ハヌ(韓国産牛)をはじめ、こだわり食材を使ったブデチゲ!


お店を始めるきっかけとなった大繁盛店は今はもうなくなってしまったらしいんですが、そのお店の味はイマイチ社長さんご夫妻の口に合わず、好みに合わせて開発したオリジナルのブデチゲが今のデウシッタンの味。冒頭でもご紹介しましたが、こちらのお店はちまたのブデチゲとは一味もふた味も違う、上品な味が特徴で、たいていのブデチゲに入る材料を使ってない!からなんです。また、そのほかの食材も社長さんが1週間に3回ほど、可楽市場に直接行って仕入れてきたり、あるいは社長さんの田舎である大邱の農家から直送野菜だったり…とすべて国産モノ。そんなこだわりがチゲのここかしこに感じられますよ。

●まずブデチゲに必ず入るミンチ。これはほとんどの場合、米軍からのハンバーグに使うような脂身の多いミンチを使うそうなんですが、これがスープをこってりさせる原因でもあったそう。そこでこのミンチをまず韓国産牛のお肉に変更。これで脂っこさが半減!

●また元祖ブデチゲ店ともわれるウィジョンブの某ブデチゲ専門店に行くと、キムチをふんだんに使った、キムチチゲ風の鍋が出てきますが、こちらではキムチチゲとははっきり&しっかり差別化した「ブデチゲ」を作りたい、ということで、キムチは入れないそう。
キムチ、どこを探しても見当たりません。 キムチ、どこを探しても見当たりません。
キムチ、どこを探しても見当たりません。 キムチ、どこを探しても見当たりません。

キムチ、どこを探しても見当たりません。

●ラーメンは別途注文。そう、これまたブデチゲの定番材料ともいえるインスタントラーメン。これも揚げ麺なので、煮ると当然麺の油っこさがスープに染み出るもの。そこでオープン後、つい最近まで、うどんは入っていますが、インスタントラーメンは出していなかったそう。しかし、時代の流れで「ラーメンないですか?!」という若い方も多く、6年ほど前から別途に注文したら出すようにしているとか。

●食材はすべて国産!その国の料理は、その国で作った材料を使わないと本来の味が出ない、なんてよく言われますが、韓国でもそれは同じ。ニンニク、唐辛子の粉をはじめ、たっぷり入ったセリ、シイタケ、スープに使う昆布、玉ねぎ、大ねぎなど、すべて韓国産のものを使っているとか。中国産は安く手にはいるけれど、やはり味が違うので、国産にこだわっているそうですよ!


お待たせしました!デウシッタン式ブデチゲの登場!

テーブルの上でぐつぐつ~!煮えるまで少し待ちましょう!
スープは大根、昆布、玉ねぎ、大ネギ、牛骨などを煮たもの。こちらも色からしてさっぱり。具材はソーセージ、ハム、シイタケ、うどん、セリ、豆腐など。それに唐辛子入りの薬味・ニンニクが入って、(ラーメンがない分)見た目はちょっと具の少ないブデチゲ?!という感じですが、食べてみると食べ応えあり。そしてなんといってもたっぷり入ったセリがグッド!
具材の中にセリがたっぷり。

いただきます~!

ご飯はこんな大きな器に盛られて出てきます。
これまた昔は個人用の取り皿はなく、鍋から直接、この大きなステンレスのご飯の器にスープや具を盛ってそのまま食べていたそう。ナビも昔のようにトライ!
おかずも上品&さっぱり!
ブデチゲのおかずは基本3品。こちらもお店の手作りおかずです。エゴマの葉のしょうゆ漬け、白菜キムチ、そしてナビのイチバンのお気に入り、白キムチ。ブデチゲを食べながら、この白キムチを食べるとさっぱりして、またどんどんチゲがいけちゃいますよ!
上の写真は普通のブデチゲ2人前。これにラーメンを足したら、けっこうお腹いっぱいになりますよ!また特ブデチゲというメニューもありますが、こちらはブデチゲの量が多いとか、ソーセージをはじめ具材が多いのではなく、ロース肉をのせてくれるんだとか。これを最後お酒のつまみして食べるそう。一杯しに来られた方はこちらもお試しくださいね

いかがでしたか?ナビもこのお店を知ったのは、この近くでご飯を食べようと探していたときに地元の知り合いが連れてきてくれたから。看板も新しい感じで、そんなに経っていないお店だと思っていたんですが、実際お話をうかがってびっくり!ブデチゲ一筋25年以上のお店だったんですね。そのため、10年以上通っている常連客もいるそうですよ。ちなみにこちら、日本の方もよく来られるらしく、皆さんラーメン追加してしっかり食べていかれるそう。周辺にはルネッサンスをはじめいくつかホテルもあるので、この辺に宿泊の方、あるいはビジネスで来られた方は一度行ってみてくださいね!以上、ソウルナビでした!

記事登録日:2009-10-19

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-10-19

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