ソレカルメギサルブソッコギ　（忠武路店）

こんにちは！ソウルナビです。以前はソウルでなかなか見かけなかったけれど、ここ数年の間によく見かけるようになったお店の前の行列.。通りすがりにこの行列を見ると、「なに？！なに？！そんなに人気なの？！」と思わず気になるもの。今日は、そんな行列ができるお店の１つ、「ソレ・カルメギサル・ブソッコギ」をご紹介しましょう。店名にあるように、カルメギサル（豚の横隔膜のお肉）をメインに、ブソッコギ（付属肉＝内臓や皮などいろんな部位の肉）を楽しめる豚焼肉のお店！ソウルの回基（フェギ）本店をはじめ、学生街や主要駅の周辺、住宅街、さらに地方にも支店がある、地元の人気店！在韓日本人ならご存知の方も多いはず！それでは、さっそくご紹介しましょう！

ソレ・カルメギサル・ブソッコギ

カルメギサルという店名中の言葉が一番の看板メニュー。でもこの「カルメギサル」、あまり聞きなれないメニューだと思いますが、直訳すると「カモメ肉」。とはいっても、カモメのお肉が楽しめるワケではありません！豚の横隔膜と肝の間についているお肉を、横に翼のように広がっていてカモメみたいだということで「カモメ肉」つまり「カルメギサル」という名前がついたとか。店内のインテリアはシンプル＆昔懐かしい木造タイプ。これは最近よくソウルで見かけるんですが、地元の方にとっては懐かしく、慣れ親しんだ落ち着く空間のよう。

※写真は教大店のものです。

行列の秘密は？！ボリューム満点＆超お手ごろ価格！

こちらの人気の秘密、一番に挙げられるのはやっぱり「この味、ボリュームでこの値段？！」ということ。そう、おいしくて、量もたっぷりなのに、値段がお手ごろ！これは地元の人が懐を気にせず通いたくなるわけですよね。しかも並んで待ってでも食べたい、と思うワケだわ、納得。さらに、韓国では焼肉というと１人前がだいたい２００g。高級牛焼肉店だと１５０g、１８０ｇという場合もありますが、２００gぐらいが基準なんです。でもこちらは１人前というのではなく、ハングン（１斤）（６００ｇ）またはパングン（半斤）（３００ｇ）単位。つまり、一つで約３人で食べられる量なんです。

焼き板は２枚が基本

野菜やソースもテーブルに

その１．お肉をグリル版の真ん中部分に「丸く」、練炭の形に沿ってのせます。

その２．直火のため火力が強いので、フライパンでお肉を炒めるときのようにお肉全体を左右に動かしながらまんべんなく焼いていきます。

その３．お肉の表面にジューシーなツヤが出てくるまでずっと右、左、右、左…転がします。

その４．このツヤツヤした状態になったら食べごろ。肉汁たっぷりで、味と香が堪能できるそう。

その５．深めの器に入ったソースにスライス玉ねぎを入れて、

その６．一緒にあ～ん！！

◎ブソッコギ（付属肉）

ブソッコギの中身はハンジョンサル（豚トロ）、ヨムトン（ハツ）、ユトン、マッチャン（ホルモン）、コッテギ（豚の皮）、オソリカムトゥ（豚の胃腸）と全部で６種。見た目からして、色・形がかなりさまざま。中にはお肉っぽくないものも。カルメギサルも甘めの味付けがついていますが、そのほかのお肉は少し豚独特のにおいがする部位もあるので、匂いを消すために漢方の入ったソースにつけてあるよう。お肉を噛めばかむほど、オリジナルソースの味が楽しめます。

－ハンジョンサル（豚トロ）
豚トロともいわれる、脂身の多いバラ肉部分。こちらは中央に置いて焼くと脂が落ちて焦げやすいので、少し外側で焼きましょう！

－マッチャン（ホルモン）
弾力があり、これもおつまみ系。甘みがあります。

－ヨントン（ハツ）
シコシコしてます。

－コッテギ（豚の皮）
皮と聞くと見た目だけでもちょっと引いてしまう方もいるかもしれませんが、このコッテギ、コラーゲンたっぷり＆低カロリーという女性にぴったりの部位。こちらも漢方のような特製ダレに漬けて出てくるので、匂いもあまり気にならず、シコシコしていて噛めば噛むほど味が出る感じ。お酒のおつまみにぴったり！