Zelen（漢南店）

こんにちは！ソウルナビです。突然ですが、みなさんはブルガリアという国にどんなイメージを持っていますか？やっぱりブルガリアといえばブルガリアヨーグルト♪という回答が圧倒的に多いことでしょう！そして韓国人に聞いてみてもやはりブルガリアはヨーグルトの国という定着したイメージを持っていました。どちらもヨーグルトのテレビコマーシャルの影響が大きいようですよ。それではブルガリア料理についてお聞きします。みなさん、いかがですか？ブルガリア料理って何が有名なんでしょうかね・・・。う～ん、料理に関してはイマイチ答えが出てこない人が殆どかもしれませんね。そんな、日本人にはあまり馴染みのない東欧のブルガリア料理ではありますが、実は口コミで人気のブルガリアレストランがソウルの梨泰院にあるのはご存じでしょうか？ナビでも紹介している「Zelen（ゼレン）」は、なかなかおいしくて評判のレストラン。この「Zelen」の２号店が昨年、漢南（ハンナム）エリアにオープンして、在韓外国人はもちろん、韓国人のブログでも話題になっているんです。今日は漢南店だけで行われている、お得なスープ＆サラダバー付きのランチセットをご紹介したいと思います！

◇◇まずは「Zelen 漢南店」のご紹介から！◇◇

以前からある「Zelen 梨泰院店」は、外国人や欧米からの観光客が多いエリアということもあり、価格設定が若干お高めで、どちらかというとゆったりディナーを楽しむ場所といった雰囲気。一方、今日ご紹介する漢南店の方はというと、意外にも周辺にはオフィスが多いのでランチに人気が集まっているよう。漢南洞は、梨泰院の南東側に広がるエリアです。最近では韓国の大手インターネット検索ポータルサイトのオフィスがここ漢南エリアに移転してきたこともあり、平日のランチタイムは会社員達でいつもいっぱいとか。そんな漢南店のランチサラダバーは味もさることながら、お料理の質そして量ともに大満足でリピーター率が高いとのこと！

◇◇「Zelen」とはブルガリア語でグリーンの意味◇◇

名前の通り、お店の中も外もグリーンでいっぱい。天井にはツタが生い茂り、椅子は渋めのグリーン色で統一され、都会の喧騒から離れてゆったりとした気持ちで食事ができる落ち着いた雰囲気です。

◆ちょっと豆知識◆
ブルガリア共和国は黒海に面したヨーロッパの南東にある国で、国土の３分の１は山岳地帯。その山脈にはさまれた一帯は「バラの谷」と呼ばれ、香水などの原料となるバラの生産地が広がり、ヨーロッパ内外に輸出されているほど。またヨーロッパの中でも有数の温泉国でもあり、まだまだ物価が安いというのも手伝ってか、年金暮らしの日本人移住者が沢山いらっしゃるそうですよ。そしてヨーグルトの年間消費量が世界一のブルガリア。そのまま食べるだけではなく、お料理にもよく使用されるんですって。

ブルガリアの地図

伝統的なお守り人形

＜本日のスープ＞
・レンティルスープ （レンティルというレンズ豆と玉ねぎ入り）
・チーズクリームスープ （ベーコンが隠し味の濃厚スープ）

＜本日のサラダ＞
・サーモン＆レタスのサラダ
・トマト＆チーズのサラダ
・ほうれん草とチーズの冷製ロール
・ポテトのサラダ

レンティルスープ		チーズクリームスープ		サーモンサラダ
トマトサラダ		ほうれん草とチーズの冷製ロール		ポテトサラダ

「スジュック」

「ジュリエン」

「ポークスペシャル」

◆デザートは本場のブルガリアヨーグルトで〆る！
デザートの量も太っ腹なぐらい大きな器にたっぷり。蜂蜜とクルミが添えられていて、蜂蜜はプレーンヨーグルトの酸味を和らげてくれるのでとっても食べやすいお味です。

ところで、ヨーグルト作りには必要不可欠な乳酸菌ですが、こちらでは常温で運ぶとすぐに死んでしまうというデリケートな乳酸菌を、本場ブルガリアから毎回冷凍空輸で取り寄せてお店の冷凍庫で保管しているとのこと。そんな貴重なブルガリア生まれの乳酸菌から作られるヨーグルトを、ぜひ一度は食べてみてくださいね！

「ムサカ」

「チキン＆ほうれん草」

「シャスリック（串焼き）」

「グリルミートボール」

「テレスキステーキ（ビーフ＆ブルーベリーソース）」

◇◇オーナーのミハル氏にインタビュー♪◇◇

こちらがオーナーのハミル氏。すらっとスレンダーなミハル氏は、花美男（コッミナム）！お年を聞いたら１９８２年生まれだとか。お若～い！

◇学生の時にホテルサービスを専攻
ブルガリアではシェラトンホテルで働かれ、その後海外で飛躍したいと韓国で就職するチャンスを得てウェスティン朝鮮ホテルのサービス部門に３年ほど在籍。その当時に韓国人の奥様と知り合った後、一念発起してブルガリアレストランを梨泰院にオープン。昨年には漢南洞に２号店をオープンして忙しい毎日を送っていらっしゃいます。

◇当時まだマイナーだったブルガリア料理
梨泰院にブルガリアレストランをオープンして１年ほどは毎日閑古鳥が鳴く状態だったとか。お店を閉めるかどうか迷ったほど。
それから少しずつ口コミで在韓外国人のお客さんが増え始め、テレビでブルガリアヨーグルトのＣＭが流れてブルガリアの名前が知られるようになると、ようやく韓国人のお客さんも大勢訪れるようになったそうです。

◇どうして漢南店でのみランチセットを？
漢南店は主に会社員の方が大勢ランチを食べに来ます。韓国の会社員たちはグループで食事をすることが多く、短いランチタイムでいかにして待たずに満足して帰っていただくかを考えた時にビュッフェ式のサラダバーを考案したんだそう。メイン料理が運ばれてくる間、サラダとスープで食事をスタートしてもらえば時間短縮にもなるし、メイン料理は出来立てをいただけるのでいいタイミングで提供できるというわけですね。ランチセットの評判も上々だそうですよ。 

意外にも、日本語が上手なミハル氏。実はレストランを訪れる日本人のお客さんとの会話から覚えたんだそう。発音がとってもきれいでびっくり。

「ゼレン」で提供されているのは、ほとんどがブルガリアの家庭で味わえる素朴な家庭料理。その料理をいただいてみると、日本人もきっと懐かしさを感じずにはいられないはず？！シンプルな味付けで仕上げてあるためか日本で食べたあの味に似てるって思ってしまうかも知れません。そしてとっても幸せな気分に浸れちゃいます。時には韓国で異国のブルガリア料理を、そしてお店でオーナーに会えたら日本語会話を楽しんでみるのはいかがでしょうか？ 以上、ソウルナビがお伝えしました！