鷺梁津水産市場でやはりヒラメを買おうとしたとき、店先にいたおばあさんは
「3万5千ウォン」と言ったのに、店の奥からすっ飛んできたアジュンマ(店主
もしくは店主の嫁と思われる)が私の顔を見て「3万7千!」と叫んだのには怒
りを通り越して笑いそうになった・・・。おいおい一瞬で2000ウォンの値上げか
よ!でも、あんたの今のダッシュに2000ウォン払うよ、と・・・そういう気分に
なりました。たった2000ウォンだし。
こういう時って、思い切りお大尽になるか、値切って食い下がるか、どちらか
が市場でのマナーだと思うんですね。
このときは、たとえば私が「このおばあさんはさっき3万5千って言った」など
と食い下がるとおばあさんの立場が悪くなりそうなので、黙って3万7千払いま
した。
(もっともそれでも「客を見て値段を言え」と後で怒られたでしょうが)
その後、市場併設の食堂にそのヒラメを持ち込んで刺身やメウンタンを食べた
のですが、その食堂には「買い付けおばあさん」がいて、頼むと市場のものを
買ってきてくれるんです。ためしに「セウクイが食べたいからエビ10尾くらい
お願い」してみたら、私が自分で買うときよりも全然安い値段で買ってきてく
れました。市場での買い物は面倒だけど、安く新鮮な魚介が食べたい方はこの
買い付けおばさん制度を活用されてみては・・・。
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