ウォンジョチョバチッ

東京の大久保の「モイセ」をご存知の方なら、
済州島出身の初代ママの味に近いと言えば
テジカルビの味が想像できると思います。

こういうお店好きです。
トンチミにソーメンが入っていました。
豚の脂を流して、サッパリ食事ができます。
ごはんを一つ頼むと取り分けるための皿も出してくれる
気遣い、うれしいじゃないですか＾＾
ごはんに付く、ウコジスープもひなびた味でこれまた好し。

「この店気に入った！」と、つれあいが言います。
「ハサミが切れる！」と満足そう。
切れ味の悪いハサミを使わせるお店が、韓国には多いです。

焼いていると、カルビだけじゃなく、別の部位のお肉も入っています。
なんだろう？と思っていたら壁に案内がありました。
肉はカルビとモクサルの盛り合わせでした。
好みに合わせて一人前の量でカルビにもモクサルにも
出来るそうです。なるほど納得。
モクサルは直訳すると「首肉」ですが、スーパーで
私がジィ～～と見たところ、肩ロースあたりの
脂ののった部位です。
韓国ではモクサルといった名前で売っています。

二時過ぎに入ったのでのんびりできました。
地元のおばあちゃんが一人で肉を焼いて食事していました。
麻浦は下町だなあと思いました。
レジの後ろには現大統領のイ・ミョンバク氏が来店した
写真が貼ってありました。
「イ・ミョンバクだあ～」とお金を払ってつぶやくと
奥さんがうれしそうに笑っていました。
気楽なお店です。