パルパルミンムルチャンオ

お店は地下鉄２号線江南（カンナム）駅からまっすぐ、教保文庫がある教保生命ビルの角を左に曲がり、坂を降りていくと高速道路の手前、ビルの地下にあり。さっそく階段を下りてお店に入ると、中は外観とは違ってとっても清潔で落ち着いた雰囲気。テーブルの他、お座敷もたくさんあります。しきりがあるのがちょっと日本風？お店にはあちらこちらに日本語で「うなぎ」の文字が見えます。

うなぎのおかゆ？！ヘルシーおかずは個性的！
うなぎを注文するとまず、おかず（パンチャン）がずらっと机の上に並びます。うなぎのおかゆにエゴマの葉、青唐辛子などの野菜盛り、ぴりりと辛いパジョン、鼻にツンとくるわさびドレッショングのサラダ、ムッ（茶色いこんにゃくみたいなもの）、きのこのナムル、ほうれん草のナムル、白キムチ、モヤシの冷スープ。うなぎのおかゆって珍しいですよね。でもとってもあっさり味。

うなぎは麦飯石の上にのって～
こちらのうなぎ料理は３種類。ソグムグイ＝塩焼き（白焼き）にヤンニョムグイ＝味付け焼き、そして辛いプルチャンオ。今日はソグムグイとヤンニョムグイのうなぎに挑戦。しばらくすると白と茶のコントラストも鮮やかに、２匹のうなぎが熱い麦飯石を敷きつめたプレートにのって登場～！このうなぎをはさみでチョキチョキ、店員さんが目の前で食べやすいサイズに切ってくれます。

うなぎを葉っぱで巻いて食べる韓国式！
焼肉をレタスやエゴマの葉で巻いて食べるように、韓国ではうなぎも葉で巻いて食べます。うなぎをほかほかご飯にのせて、山椒をふりかけて、肝吸いと一緒に・・・って思っていた皆さんはちょっとカルチャーショックかも。でも同じ蒲焼でも食べ方を変えると味も違ってきますよね。今日は是非うなぎの新しい食べ方に挑戦してみてください。

熱い麦飯石の上に置かれたままのうなぎは冷えてしまうことはありません。また下に火がついているのではないので、うなぎの身が焼けすぎて固くなることもなし。いつまでも温かく美味しくいただけるのがうれしい。

人気のお店特製タレ！
こちらが人気のもう１つの理由。それはお店特製のタレにあり。普通韓国でうなぎはコチュジャン（唐辛子味噌）をつけて食べるコチュジャンクイが一般的。でもこちら「パルパル」ではヤンニョムグイ（味付け焼き）やソグムクイ（塩焼き）がメイン。そして韓国人にも日本人にも人気なのはこのウワサのお店特製ダレのヤンニョムグイ。醤油、蜂蜜、甘草、いわし、昆布、唐辛子、ゴマの葉などの約２０種類の材料を交ぜて作り出された特製ソースで味付けされたうなぎは口に入れるとタレ独特な香りがひろがり、うなぎのうまさをひきたてます。

チャッコッパッ（雑穀飯の黒米のみ）とテンジャンも！
こちらのパッは普通の白いご飯ではなく、日本の赤飯のようなご飯「チャッコッパッ」。これはコムジョンサルという黒米と普通のご飯を交ぜて炊いたもので、韓国では家でもよく食べられるもの。またテンジャン（味噌鍋）はご飯とセットででてきます。平日の午後３時前にうなぎをたのむとサービスだそうですよ。