木浦ホンオサマプ

世界で2番目に臭いと言われている食べ物・醗酵させたガンギエイが食べられる店です。
この手の店はソウルでは希少価値があります。
実際、あちこち情報をもとにソウル市内を探し廻りましたが廃業してしまった店や置いてない店ばかりで、苦労の末この店に辿り着きました。
刺身としてのホンオフェを置いている店は有っても、醗酵させたホンオを置いている店はソウル市内には数店舗しかないものと思われます。
土曜日の夜8時前にもかかわらず他に客はおらず、老齢の夫婦がいつまで店を維持していけるか心配になりました。
通常、韓国の食堂での単品料理に一人前用は無く、この日は私一人でしたので仕方なく外国産(たぶんチリ産)のホンオサマプ(中)38000ウォンを注文しました。
ちなみに国内産の中は80000ウォンとなってました。
二人で食べるのならそれにしたのでしょうが、今回は一人なので我慢です。
ホンオサマプ(ガンギエイ三合)は食べてみると、言われているように一種独特なアンモニア臭が口から鼻へ衝き抜けるような感じがしますが、よく漬かったキムチと一緒に食べるとその癖が薄らぐようで、マッコッリとの相性もよく、意外と箸が進みました。
アオサ海苔のクッパ(メセンイクッパ)がサービスで出てきて、これもとても美味しかったです。
店を不在にすることもあるようで、そのときには呼び出し用の電話番号が掲示されるようです。
この店が永く存続することを願うばかりです。