幸州山城 / ヘンジュサンソン

행주산성

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ソウル郊外にあり、かつて激戦が行われた山城!

こんにちは、ソウルナビです。今日はソウル郊外に位置する歴史的な城址「幸州山城(ヘンジュサンソン)」をご紹介しましょう。こちらは、あんまりガイドブックには取り上げられていない場所なんですが日本人の私たちにとってもとても縁の深い場所なんです。ソウル郊外に位置する、と言ってもこちらの城址、仁川空港からソウル市内に入る時には必ず通過しているんです。仁川国際空港からの高速道路が終わり、急に漢江(ハンガン)が見え始めた時、漢江に真っ赤な橋が掛かっているのが見えますが、その橋のたもとの山頂にこの城址があります。今度ソウルに行かれる時はちょっと窓外を見ててくださいね!それでは、さっそく行ってみよ!

空港から市内に向かう途中に見える?

幸州山城は史跡地第56号にも指定されている重要な場所。豊臣秀吉が行った朝鮮出兵、いわゆる文禄・慶長の役で日本軍と朝鮮軍がぶつかった激戦地でした。1592年、ここで30000人の日本軍と2300人の朝鮮軍が激しく戦い、10000人以上の人々の命が失われました。こんな日韓の歴史にとって重要な場所が日本人にあまり知られていないのは残念な気がします。この城址からの眺めは本当に絶景の一言!

最寄りの駅は京義中央線ヌンゴク(陵谷)駅。ここからタクシーで行くのが一番近いのですが、金浦空港から車で10分ちょっとなので、金浦空港から行く方がわかりやすいかも。運転手さんに「ヘンジュサンソンエ・カジュセヨ」と伝えてみましょう。また地下鉄3号線ファジョン(花井)駅からもマウルバス(小型バス)が出ています。

中に入ると

到着したら入口で入場券を買って入ります。まず目につくのは大きな銅像と銅版のレリーフ。この銅像はこの激戦で活躍した朝鮮軍の将軍、権慄(クォンユル)将軍。そして銅像の周りを取り囲む銅版のレリーフには戦いの様子が描かれています。このレリーフの1つに、女性たちがエプロンに石を載せて運んでいる絵があるんです。韓国でエプロンのことをヘンジュチマと言うんですが、実はその名前はこの戦いからきてるんです。この戦いには軍人だけではなく多くの民衆が参加し、多くの女性がエプロンに武器となる石を載せて運びました。それからエプロンのことを韓国語で幸州(ヘンジュ)チマというようになったんですって。
坂道を登っていくと道が分かれていて、土城(トソン)に行く方とそのまま頂上に行く道になります。スニーカーじゃない方は迷わずそのまま舗装の道で頂上を目指しましょう。土城は急な山道でかなりタイヘンです。幸州山城はもともとしっかりとした石のお城が建っていたわけではなく、土でできた砦だったようです。建造されたのはこの戦いよりもかなり古い三国時代とか。土城コースを辿ると土城跡を実際に歩くことができます。この道の横には「蛇に注意!」の看板がたくさん出ていたので、暖かい季節には要注意!
この土城コースの入口には湧き水もあって飲むことができます。体によさそうなので飲んでみるといいかも!この湧き水の近くには亀の背中にそびえる石塔もあります。

広がる絶景!

キツイ坂道を登りきると一気に疲れも吹っ飛ぶような絶景が開けます。漢江を真下に見下し、ソウル市内も見渡せます。ここにはとても大きな大捷碑があります。これは戦いの後の1602年に建てられたもので、朝鮮戦争で破壊されてしまったものの、1960年代に再建されたそう。カワイイ韓国風の休憩所もあるのでゆっくり眺めを楽しんでくださいね。休憩所の天井はとてもキレイです。

ここから少し歩くと小さな博物館があります。武器や資料、そして戦いの時の装束などが展示されています。展示されている戦いの装束はなかなか派手でモンゴルの影響が強く感じられます。
さらに歩いて出口に近くなったところに赤い鳥居のような門が見えます。そこを入って行くとこの戦いの将軍、権慄将軍が祀られた忠荘祠があります。ひっそりした山の静寂に包まれた祠。壮絶な戦いで失われた命にそっと手を合わせたくなります。ここを出ると、さっき入ってきた入口前にある権慄将軍の銅像の前に再び出てきます。

いかがでしたか?大軍の日本軍に対し、人数も少ない朝鮮の軍がいどみ、勝利を収めた幸州山城。夜、この幸州山城を見るとちょっと複雑な思いになります。皆さんも是非、ソウル郊外にある幸州山城で歴史散策をしてみてくださいね。そうそう、この山城のまわりにはたくさんの食堂が並んでいるので散策の後はゆっくりお食事も楽しめますよ。以上、ソウルナビでした。

記事登録日:2004-03-09

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スポット登録日:2004-03-09

スポット更新日:2013-04-19

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