FIRST AVENUE(ファーストアベニュー)

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ソリちゃんの革コート・オーダーメード体験レポート「FIRST AVENUE」

まさに世界に一つだけ♪思い入れ満点のとっておき革コートを作っちゃおう!

こんにちは!ソリです。今は3月もなかばを過ぎ、だいぶ暖かくなってきたソウル。これからさらにポカポカ陽気も増え、寒さしのぎのために着込んでいた冬に比べて着る物も心も軽くなる季節到来!自然とオシャレも楽しくなりますよね♪…そうは言ってもまだまだ冷える日もあってなかなか難しいのが春ファッション。「この時期にさらりと着こなせるコートがあればな~」って毎年思っていたんです。そこで!今回は春に(そして秋も!)着られるコートを手に入れるべく、ソリは革コートのオーダーメードに初チャレンジすることになりました!革製品といえば韓国ショッピングの代表格。でもオーダーメードできるところがたくさんあるのは知っていたけど、「オーダーメードなんてものすごいこだわり派のオシャレさんがするものなんじゃ?」「そもそもメッチャ高いんだろうな~」・・・とかなり消極的だったソリ。でもやっぱり自分だけの特別なコートを作ってみた~い!ということで今回心を決めて初挑戦♪オーダーメード超初心者ソリ。同じような感じの皆さんも是非参考にしてみてくださいね^^

まずは革の有名どころ、梨泰院へ!
やってきたのは「革と言えばココ!」という、革製品の超有名エリア、梨泰院(イテウォン)。イテウォン駅から歩き出すとすぐ今回コート作りをお願いする「FIRST AVENUE(ファーストアベニュー)」がっ。ガラス張りで明るい雰囲気で梨泰院の中でもひときわ目立つ店構えです。さっそくお店の中に入ると、お店のスタッフがあたたかく迎えてくれました。「今日はよろしくお願いしま~す!」。オーダーメードでコートを作りたいことを伝えたところ、オーダーメードは2階で行っているそう。さっそく案内をしてもらい、2階へGO~

さっそくオーダーメード開始!
まずは案内されて席につき、ソリを担当してくださるチェさんと向かい合うことに。ここではまずどういうものを作りたいのかお話をします。このチェさん、とっても流暢な日本語で話しかけてくれるので話し合いもとってもスムーズ。オーダーメードは自分の希望を伝えてなんぼのもの。それを言葉の問題でうまく話せなかったら台無しですからね。気楽にお話できてうれしくなったソリ。和やかムードでお話をしながら、お店に用意されているファイルをペラペラとチェック。どんなものがあるのかイメージを膨らますことができます。

持参の切り抜きで要望をより的確に!
今回コートを作るにあたって「こんなのにしたいな~」とソリが頭に描いてきたのは「チョイ短めトレンチコートの革バージョン」。でもいくら日本語OKとはいえ、言葉で説明するのは限界があるもの。てなわけで今回は雑誌の切抜きを用意してきました!(これは革に関するものじゃなかったのですが、形だけは参考にできると思って)。それを見せながら「ここはこんな感じで」・・・と少しずつ伝えていきます。あとでうかがったところ、やっぱりこういった雑誌の切抜きや写真を持ってくると作業がよりスムーズに進むそう!さらにイメージをさらにつかみやすくするため、後ろ姿の写真もあるとなおいいみたいですョ。(でも一番いいのは似たような服を持ってくることだそうですが!^^)

これが基本!生地選び!
作っていただきたいものをおおまかに説明した後は生地選びへ。まずは素材から。最初に言われたのが牛革と羊革のどちらがいいかということ。それについては何にも考えていなかったソリ。しかもその2つの違いすらあまりわかっていない。さっそくチェさんに質問です。チェさんはたくさんの色が入った革サンプルを見せてくれ、しっかり説明をしてくださいました。牛革ものもいいけれど、ちょっと重い感じがするので羊革が人気だとか。また実際にサンプルを見せていただけるのでわかりやすくてGOODです。さらに、はじめからしわがはいったような感じになっている「ウォッシング加工」とノーマルタイプのどちらにするかも選択。それぞれのタイプを既製品の中から一つずつ取り出していただき、違いを見比べながらフムフムと検討。結局ウォッシング加工はまたの機会にして、ソリは普通タイプを選択!

こちらも肝心、色選び!
生地の素材が決まったら重要な色選び。これ一つで出来上がりが大きく変わってきますからね。で、先ほどのサンプルを見ながら色を決めていくのですが・・・これがまた迷うんですよ。頭の中には雑誌の切り抜きにあったような薄~いグレー色を!と思っていたのですが、やっぱりその人その人によって合う色は違うため、顔に合わせて見るのがいいそう。ソリが鏡の前に立ち、チェさんがソリの指定する色を体にあててチェック。かなり真剣にチェックして二色(薄い青の入ったグレーと生成り色)まで絞ったところでさらに迷いの森の中へ。すると似た色の既製品を持ってきて着せてくれました。イメージをつかむにはこれが一番!さらに「(今は室内だけど)外に出たらどんな感じの色になりますかね?」と聞いたところ、実際に窓際に生地を持っていき、色の具合を見せてくれました。結局、生成り色の方はよく見かける色だし、せっかくのオーダーメードなので今回は色もちょっと変わった色にしてみます!

裏地にもこだわってみることに!
既製品をちょっと着させてもらっている時に気づいたのが裏地のかわいさ。花柄があったり・・・といろいろあるみたい。普段は見えないけど、ちょっとしたときに見えた裏地が個性をあらわしたりしますよね。今回はせっかくだしこだわってみよ~っ!ということでチェさんにお話すると、さっそく裏地サンプルファイルを出してくれました。その中からコートの色などにあわせてセレクト。今回のコートの色が若干暗めなので、ちょっと明るくかわいらしくさせるため水玉模様をセレクト。どうですかね?あ、お店の製品の中で裏地が気に入ったものがあったらそれを直接伝えてももちろんOKだそうですよ。

コートの詳細を一つ一つ決めていく!

○エリ
さぁ、次はコートの各部分部分を決める段階へ!まずはエリをどうしたいかについて。着た時にあまり窮屈に見えないほうがよかったので、ちょっと襟元が大きく開けられる感じにしたいな、同時に丸みのあるエリにはしたくない、とお伝えすると、チェさんはまた既製品を持ってきてくれ、どんな感じがいいのかそれをもとに話し合い。チェさんいわく、こうして既製品を見ながら話をしていくことがお客さんのイメージ&要望をより確かなものにできる、ベストな方法とか!実は(希望やイメージはあったけど)それが頭の中で整理しきれていない状態だったのがソリの正直なところ。だからこうして意見を交わしながらそれをより確かなものにしていく作業は自分にとってもよかったし、さらに任せる立場としての安心感も感じられてよかったです。

○ポケット
ソリはけっこうポケットを使う方なのでポケット選びも重要。外側に付いたものにしようと思っていたけれど「できるだけやせて見えるようにしたいんです・・・」というソリの切実な願いをチェさんに訴えると、ラインしか見えないポケットをはじめ、こんなのはどう?といろいろ選択肢を提供してくれました。結局、この黒コートのポケットを選択!ボタンで留めることもできるし、ポケットのふた部分(?)を中にしまうこともできるタイプ♪

○ベルト&後ろの背中部分&袖
ベルトも是非付けたいと思っていたけれど、後ろから見たときのデザインもいろいろあるんですね~(たとえば飾りとしてベルト穴をたくさんつけているものとか)。今回は既製品の中にお気に入りのものを見つけ、それに決定!同時にこのボタンで留めている部分を肩にも付けることに。 それとコートの後ろに羽根(?)を付けてもらおうか?迷いましたが、肩に飾りをつけてけっこうゴチャゴチャしているイメージになりそうで、今回はナシに!さらに袖にはこんな感じで飾りを付けてもらうことにしました。

○長さ
全体の長さのソリの希望は「お尻が隠れるように!」。すると「切抜き(雑誌)の方は短めだったので、ちょっと感じが違ったものになりますよ?」とか「春に着るならもう少し短めの方がいいのではないですか?」といった感じでいろいろとアドバイスをいただきました。さらに「どのくらい隠れるようにしたいのか」とチェさん。その微妙な数センチで「コート風なのかジャケット風なのか」が分かれ、見た目もだいぶ変わってくるんだそう。ソリはそこまで考えていなかった!でもココで意思の疎通がうまくいかないと出来上がりの時に「あれ?」っていうことになっちゃいますね。危ない危ない!・・・ということで別のコートを着させてもらいながら長さのイメージを正確にお伝えしました。

細かくサイズ測定~!
ここからはオーダーメードの基本中の基本、採寸に突入!採寸専門のスタッフさんが来てくださり、肩幅や腕の長さ、ウェスト、バスト、着丈、腕の周りなどをかなり細かく採寸!ウェスト測定の時は一瞬おなかをひっこめそうになりましたが「ここで偽ってどうすんの!」と自分にツッコミ^^;ジャストサイズのマイコートのため、ちゃんと測ってもらわないと!このときタイトな感じにしたいのか、かなり余裕のある感じがいいのかも聞かれます。今回は薄着に羽織るのもいいけれど「ちょっとしたニットを着ても大丈夫なくらいの余裕がほしい」とお伝えました。実はこの日着てきた服もコートができたらこんな服の上から着たいな、というもの。口で説明するのもいいけれど、よりぴったりするものを作りたかったのです~。
ここで採寸専門のスタッフさんから「普段、上着が後ろに下がってしまうことないですか?」どうやら私の肩の骨の一部がちょっとずれたところにあるみたい。なで肩なのは知っていたけどこれは初耳!この日着てきたカーディガンを指しながらスタッフさんがいろいろ説明してくれ、それにあわせてさらに詳細な採寸をしてくれました。これで本当に体にピッタリのものが出来上がる予感っ。これはまさにオーダーメードならでは~!
最後にボタンを決定。コートに合うようなものを出してもらい、その中から決めました!そのあとは「前のボタンは6個で、肩は・・・ベルトは・・・ポケットは・・・」と、お渡しした切抜きをもとにしながらチェさんの最終チェックが入ります。あとは出来上がりの日を待つだけ!訪問日からだいたい10日~2週間ほどで日本に届くように作っていただけるそうですが、韓国で受け取る場合でも数日はかかるそう。また作っていただく物や混雑状況によって変わるので、まずはお店の人に相談されるのがよいと思います。

ついに完成~!出来上がりはどうなった!?

数日後、引き取りのためにお店を訪問!早く見た~い♪という期待はもちろんあったけど、なんせ初オーダーメード。ちゃんと伝えた通りにしていただけたかな~という不安も半分あったのが正直なところ。前と同じように2階フロアに案内され、ここでいよいよ出来上がり品とご対面!「一生懸命つくりましたよ~!」と言いながらスタッフのウさんがコートを手渡してくれました。ジャ~~ン!こちらが完成品のコート!どうですか!?シンプルながらも袖やポケットなどでちょっとアクセントがついています。さわやかですっきりした感じ!思っていた以上にステキに仕上げてくださいました~!さっそくサイズが合っているかなど、着てみて長さなどをチェック。実際着てみるとすごく軽くて手触りもいいしさらに満足♪
注文時にお願いした点もしっかりチェック!
袖・ポケット

袖・ポケット

裏地

裏地

後ろの\nベルト止め

後ろの\nベルト止め

肩

今回のコートのお値段はジャスト60万ウォン(お値段はオーダーメードをお願いした日に決まります)。もちろん安い値段ではないけれど、よく雑誌で見る同じような革コートの値段に比べるとかなりプライスダウン!それに自分の体にピッタリなことがとっても快適♪これは前に体型に合わない服をいくつか買ってしまい、ボタンをとめるとななめに見えてしまったり、キツキツに見えたりしていたソリには本当にうれしい!長く着ていけるものだし、自分だけのこだわりをちりばめているのでさらに愛着がわきそう~!

いかがでしたか?今回「せっかくのオーダメイドだし!」ということで「こうしたい」「ああしたい」とけっこういろんなお願いをしちゃったソリ。でも自分のお気に入りを作りたい一心だったんです。とはいえ「なんか私、口うるさい客だよなぁ」と注文する時にそんな話もしたところ、「いえいえ!満足のいくものを作れたほうが私たちもうれしいですから。それが信頼じゃないですか?」とサラリと答えてくれたチェさん。口で言うのは簡単ですが、それを身をもって応える姿に少し感動しちゃいました。スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!
最後に今回のソリの感想を。要望はできるだけ具体的に、そしてはっきりとした方がいいと思います。まだイメージがあいまいなら既製品などをもとにしっかりお店の方と話し合うこと。そうすることでさらに満足度の高いものができあがるハズ。ソウルの思い出作りに自分だけのお気に入りの一品、作ってみられてはいかがですか?以上、初オーダーメードに大満足のソリがお伝えしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2006-03-17

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