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仁寺洞(インサドン)から鍾路タワーのビルに向かって進むとある通り。大韓仏教曹渓宗の総本山である曹渓寺があることもあり、ずっと前から仏教用品の販売店が集まっている所。ごちゃごちゃした鍾路(チョンノ)の大通りとは違い、このあたりは静かで素朴。道も長くなく、お店も多くない、訪れる人もさほど多くありません。
お店にはお経が流れていたり、お香や小さな仏像、仏教書籍、木魚、数珠、僧衣などの道具が売られています。まるでお寺の中にやって来たような感じ。また仏画をはじめ修行に必要ないろいろな物が売られています。一番目につくのが木で作られた数珠。数珠とは処世を凝縮した象徴で、糸に玉をつないだその形は人間の絶えることのない因縁をあらわし、数珠を粗末に扱うことは煩悩をさらに深くする行為だそう。韓国の数珠のうち、最高とされているのが法注寺にある1400年にインドから移植された菩提樹で作られたもので、贈り物として買っていく人も多いそう。
他にもそれぞれのお店では家にかけておくと万の福がやって来る達磨図や厄運を追い払ってくれる曼荼羅図などが売られています。お香や幸運を呼ぶお守りも手頃な価格で売られています。静かな木魚の音と変った風景で仏教信者でなくてもこの辺りの裏道散策はきっと満足されることと思います。
ただお釈迦様が生まれた日(陰暦4月8日)あたりは曹渓寺にたくさんの人が訪れ、一時華やかな雰囲気に包まれます。火を灯した提灯がかかげられ、命の施しを強調するお坊さんの説法の声が通り行く・・・お釈迦様が生まれた日あたりにここを訪れるといいかも。
基本情報
その他の情報 | *地図を訂正しました。<2012.4.23>
*表示形式を変更しました。<2013.11.22> |
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行き方 | 地下鉄1号線チョンガク(鐘閣・Jongak・131)駅2番または3-1番出口を出て、右に鍾路タワービルを見ながら安国(アングッ)方向へ約100mほど進むと両側に広がっています。徒歩約3分。 |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2001-01-16