三喜古美術商街に掘り出し物探しに・・パート2

素晴らしくてナイスチョイスなお店、選りすぐりの4店特別紹介!(2)

みなさんこんにちは、るみです。アンティークの掘り出し物を探しに・・今回は第2弾。お店選びでたくさんお世話になった強力助っ人を、本当は写真つきで紹介したかったんですがアジュモニ、今日は化粧をちゃんとしていないからカメラは勘弁してとのこと。仕方ないなー、けれども今回はアジュモニのお店、ばっちり紹介していきますよー!

東邦家具(トンバンカグ)동방가구
前回にもお話しましたが「三喜古美術商街(サンヒコミスルサンガ)」は、2棟、5棟、6棟と3つのビルからなっています。「東邦家具(トンバンカグ)」は2棟191号で、通り側に面したお店です。るみは、いつ来ても迷いますが。
アジュモニがネットで碁を打っているはず。すみませーんと声をかけてみましょう。
このお店にはかび臭い(!?)ものはなく、ガラクタが重ねられて店内が薄暗くもなく・・と明るくすっきりとしています。それもそのはず。このお店はリプロダクション(イミテーション、レプリカといろいろな呼び方がある)専門店なのです。
リプロダクションとは完全に新しく作ったものです。ただ材料が古い木材(高いらしい)が多いとのこと。古木のため多少傷があったりするのですが、古木ゆえの味が生かされてグッド。モダンな仕上がりになっているので、CDラジカセを置いたり、CDを並べたり、テレビ台にしてもしっくりするわけです。ちなみにこちらにある李朝家具、釘を一切使っていないんですって。木と木をうまく組み合わせてしかりとした作りになっているんだそう。
これはタンスですね。
一人用のお膳。小盤(ソバン)と呼ばれているもので、このように花模様もあり、六角形などもあります。この上にモシ(韓国の麻布)を敷いて、韓紙のお皿にお菓子を、一つまみのせてお客様に出す・・素敵ですよね。
ちなみに、こんな形の家具がほしいんだけど・というわがままオーダーもここでは可能だそうですよ。


古有堂(コウダン)고유당
さて、お次は6棟は105号、「古有堂」。こちらは夫婦で仲良く経営しています。(ここでも写真は恥ずかしいと拒否されてしまいました、残念。)
お店に入ると・・見てください。ここもガラクタを寄せ集めて適当に置いただけ?と早合点はいけません。ちゃんと秩序があるというか、すっきりしたディスプレイで、李朝時代に使われていた民俗品のありとあらゆるものがそろっています。
トック(餅)の型やお米をすくう時の器などがみえますね。お部屋にかざる時のヒントにもなりそうです、この並び具合。木でできた入れ物のかたちがほっくりとしていて温かみを感じます。
刺繍入りの枕です。状態良好!
機織のときに使われるプッ(杼・ひ)と呼ばれる道具。くりぬかれた部分に名刺を入れて・・と粋な使い方も可能。地方によって形も少し変わるんですって。
おたまと、小盤。もちろん、前回も紹介したパンダジと呼ばれるタンスも置いています。
では、アンティークを買う際の注意をもう一度おさらい。

1.アンティークは出会って、恋に落ちたらその時に買わないと、もう二度と出会えません。即買い!ですよ。
2.アンティークには、そのままずばりのオリジナル、直しを入れたり部品を取り替えたリメイク、完全に新しく作った(古い木材を使用することが多い)リプロダクションの3種類があります。どれがいいか買う人の価値観とフトコロ具合、ですね。
3.日本に持ち帰る場合、小さなものでしたら店の方がきちんと包んでくれます。大きいものは、業者に電話して梱包から郵送まですべて対応してくれますので、かかる料金を払えばOKです。


いかがでしたか。気軽にのぞいてみてくださいね!以上るみがお届けしました。

東邦家具(トンバンカグ)동방가구(※移転)
住所 : ソウル市 東大門区(トンデムング)踏十里5洞(タプシンニオドン) 530−6 三喜古美術商街(サンヒコミスルサンガ)4棟 962-9 240号
住所:서울시 동대문구 답십리 5동 530-6 삼희고미술상가 4동 962-9 240호(※移転後)
電話 : 02-2215-6650
ファックス : 02-2213-7792
日本語 : 不可(値段等は可)
※移転しました。<2010.7.27>


古有堂(コユダン)고유당
住所 : ソウル市 東大門区(トンデムング)踏十里5洞(タプシンニオドン)530−10 三喜古美術商街(サンヒコミスルサンガ)6棟105号
住所:서울시 동대문구 답십리 5동 530-10  삼희고미술상가 6동 105호
電話 : 02-2245-4427
日本語 : 不可(奥さんただいま日本語勉強中)
※電話普通<2010.7.27>


三喜古美術商街(サンヒコミスルサンガ)
営業時間 : 8:00~19:00(主人不在も多い。営業時間も主人の気まぐれです)
休業日 : 正月、旧正月、チュソッ(韓国の旧盆)各3日前後、夏休み(8月初旬の3日前後)
カード : 使用不可がほとんど。
駐車場 : 地下駐車場あり
行き方 : 地下鉄5号線タプシンニ(踏十里・Dapsimni)駅の2番出口を出たら、すぐ左に入る道が見える。「SAM HEE ANTIQUES CENTER」という看板が見える。
※基本情報確認済み<2010.7.27>

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-04-07

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