ワールドカップ競技場からさらに西、上岩洞(サンアムドン)のデジタルメディアシティ(DMC)というビルが並ぶビジネス街と平行して、ずらりとマンション(ワールドカップパーク団地)が並んでいます。
上岩ワールドカップパーク団地は今のところ全部で12街区まであります。こちらは10街区。向かいには日本人学校があります。ソウル市内で日本人が多く住むところといえば、龍山(ヨンサン)の東二村洞(トンブイーチョンドン)が知られていますが、最近は上岩洞(サンアムドン)、三角地(サムガクチ)、瑞草(ソチョ)に日本人が多く住むようになり、3Sなどと呼ばれているとか。
見た目は古い家ですが、よく見ると復元したような感じ。
この建物の正体は旧日本軍将校官舎。近くに交通の要衝だった水色駅操車場があったためこのような軍関係の人が住む家が数十棟建てられました。2011年に復元され歴史文化施設として開放される予定でしたが、何しろ軍関係の家屋、いろいろな問題があって施錠されたままほとんど放置状態。麻浦区が管理していますが、たまに掃除するために鍵を開ける程度。
防空壕。周りの住民の一部は忌々しい建物で美観を損ねると反発、撤去を求めていますが進展はない模様。まわりのマンションとはまったくかみ合わない不思議な風景があります。
日本人学校の目の前にあるというのも、なにやら縁を感じられずにいられません。