韓国の美紀行、丹陽八景+救仁寺ツアー [SR77]
ナオコの「韓国の美紀行、丹陽八景+救仁寺ツアー」体験レポート!
ありきたりのツアーはもうイヤッ!ソウルでは見れない韓国の絶景を見にいこう!
はぁ~い!(。・o・。)ノ皆さんこんにちは~!ソウルナビのナオコです。今日は、韓国の中心に位置し、唯一海に面していない忠清北道(チュンチョンブッド)は丹陽(タニャン)に行ってきましたよ♪丹陽・・・・・ナオコも今回のツアーで初めて訪れました。自然が豊かで韓国の桂林なんて言われるほど美しい場所ですが、まだまだ日本での知名度は低く、ご存知の方もほとんどいらっしゃらないのではないかと思います。そこで!皆さんにもこの絶景を是非ご覧いただきたく、ツアーに参加してきましたよ!この日は、あいにくの雨でしたが、美しい景色が見れるとあって、朝からナオコはテンション上がりまくりです!それではさっそくいってみよ~!!
◇◆◇ご宿泊先のホテルでピックアップ◇◆◇
地方に行くとあって、このツアーの開始時間は7時30分。ちょっと朝早いけど、絶景を見るためにはこれくらいなんともな~い!今回は、ロッテ明洞本館2階にあるツアーラウンジでピックアップしてもらうことに。ナオコは7時30分ギリギリの到着で、アタフタしながらツアーラウンジに駆け込むと、笑顔がとってもステキなガイドさんが出迎えてくれました!
「お待たせしちゃってすみませ~ん!o(T◇T o)ナオコです。今日1日よろしくお願いしま~っす!」
ガイドさんと合流したら、さっそく駐車場へ移動!今回はどんな旅になるのかなぁ~。ワクワク!
さっそくガイドさんと意気投合!
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あっあの車かな~。
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ソウルツアーのロゴ入りですよ!カッコイイでしょ!
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ガイドさんが優しく案内してくれます!
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外観だけじゃなく、車内もとってもピカピカ☆なので心地よ~く過ごせます♪このツアー会社では、古い車を処分して、新しいキレイな車に入れ替え中なんだとか。やっぱりキレイな車はイイですよねぇ。
学生時代に忠清北道のとある大学に1年間の留学をしていたナオコ。そんな話をガイドさんとしていたら、なんと!ガイドさんも同じ大学に通っていたことが判明!「えぇっ!!!先輩じゃないですかぁ!ビックリ!!これは運命ですね♪(o´▽`o)v」嬉しくて2人でキャーキャー言いながら盛り上がっちゃいました!パチパチッ。
車内では、今日1日の簡単なスケジュールと丹陽についての説明をガイドさんがしてくれます。そして、丹陽の観光案内マップと、救仁寺(クインサ)についての冊子をガイドさんに見せてもらいました。
ふむふむ、丹陽は山に囲まれた自然豊かなところのよう。そして、韓国天台宗の総本山救仁寺は、規模が大きくて、なんだか見ごたえありそう!これは楽しみ!到着まではソウルから2時間半ほどかかるので、途中、トイレ休憩に行きたいときはガイドさんに行って下さいね。近くのサービスエリアに寄ってくれますよ♪
□■□サービスエリアでちょこっと休憩□■□
ソウルから走ること2時間。丹陽サービスエリアで休憩をとることに。丹陽で有名なもの!それはニ・ン・ニ・ク。ここでは特産物のニンニクが、束で売られていましたよ!それから、売店もあって、イカやジャガイモ、おでん、ホットドッグ、チュロスなど、いろんなおやつがあちこちに!さぁ、ここまでくれば、目的地までもうちょっと!
◇◆◇忠州湖(チュンジュホ)船着場に着きました!◇◆◇
ここに着いたのは9時57分頃。船着場から船が出発するのが10時とのこと。次の船は30分後というから、できれば10時の船に乗りたい!ってことで、ガイドさんに乗船切符を急いで買ってもらい、船着場まで延びる長い階段をひたすら駆け下りていきました。(汗)
ちなみに、階段の両サイドに植えられているのは韓国の国花ムクゲです。ピンク色でカワイイですよね!
私たちを歓迎するかのように「ようこそ」垂れ幕を発見!せっかくなので記念撮影と思ったのですが、ガイドさんは早々とすでに階段を下りていっています。(-∀-`; )船に行かれちゃったら困りますからね。
*~*~*~*忠州湖ってどんなとこ?*~*~*~*
ダムの建設によって渓谷の水を溜めて作られた、韓国内で一番大きい湖です!周辺の景色はとても美しく、忠州の代表観光地。昔から秘境として知られており、多くの風流人たちが遊覧船に乗り、絶景を楽しんでいたそうですよ。
□■□忠州湖で見られる丹陽八景はこちら□■□
○亀潭峰(クダンボン)
不思議な形をした切り立った絶壁の岩が亀に似ていることから亀潭峰という名が付いたそうなんですが、うぅ~んどのあたりが亀なのかイマイチ分かりませんでした。(u_u*)
でも、周囲に峰が連なっているからか、とても美しい景観が広がっていて、とてもキレイ♪この峰は登山もできるようになっていて、遊覧船に乗っている間も、峰の上から手を振る方の姿も見受けられました。^^
○玉筍峰(オクスンボン)
筍のような形をした、青白い岩が力強くにょきっとはえた様子から玉筍峰の名前が付けられました。北朝鮮との間にある非武装地帯には金剛山(クムガンサン)と呼ばれる山があり、ダイアモンドのように輝く美しい山という意味を持っています。丹陽にある玉筍峰は、そんな金剛山にちなんでか、小金剛(ソグムガン)とも呼ばれているんだとか。それだけ美しい絶景なんですねぇ。
*~*~*~*その他にも見所いっぱい!*~*~*~*
うぅ~ん、ちょっと分かりづらいかもしれませんが、何かわかりますかぁ?中央にぽっこり丸いの見えますかねぇ。実はコレ、お墓なんです。えぇぇぇ、こんな人気のない湖になんでお墓がぁ・・・・。って驚かれたかたもいらっしゃるはず。話をきいたところによると、こんな話が背景にあるそうです。
韓国の1000ウォン札に描かれている有名な学者李滉(イファン)と、杜香(ドゥヒャン)が恋に落ち、その後離れ離れになってしまいました。その後、李滉は別の土地で亡くなり、その知らせを聞いた杜香が愛する李滉を追ってここで命を落としたんだそう。このお墓は彼女のお墓なんだそうですよ。
赤い逆三角形と黄色のライン、見えますか?これは、忠州湖の水量が多いときは、黄色のラインまで水がきますよ~という表示なんだそうです。どおりで黄色のラインあたりから上は緑が生い茂ってますが下の部分は岩肌が見えてますよね~。
◇◆◇次は渓谷にある岩を見にいきます◇◆◇
岩と聞いてちょっとがっかりされた方もいらっしゃるかしら?いやいや、期待してください!日本の渓谷とはちょっと違う韓国の渓谷をお楽しみください♪もちろんこちらも丹陽八景ですよ!
○下仙岩(ハソンアム)3層になった岩の上に丸い大きな岩がどっしり座っています。雄大壮厳な形から仏岩なんて呼ばれてるんですって。それにしても、周りにはこんな大きな岩がないのに、いきなりここだけぼこっと大きな岩が出現してるのは、なんだか不思議です。自然の力は偉大ですナ。春はツツジが咲きほこり、秋には紅葉が美しく、朝鮮時代の文人たちはその光景に感嘆していたそうですよ。
あっ、マサヨ先輩!紹介が遅くなりましたが、実は一緒にツアー参加してましたぁ!ヘヘっ。
ちょっと急な階段を降りていくと
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じゃじゃ~ん!!おっきな岩が出現!
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○上仙岩(サンソンアム)朝鮮正祖(チョンジョ)の時、遂菴・權尙夏(グォン・サンハ)という人が名付けたんだとか。大きく雄大な岩と小さな岩が集まっていて、素朴で情が深い韓国人を連想させる風景なんて言われています。この日は、雨が降ってるにもかかわらず奥~の方で水遊びを楽しむ人たちがいました♪ 手前は水深が深いので立ち入り禁止区域になってましたよ~。
棒状みたいになってて、とっても不思議ですよねぇ!
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手前はとっても深そうΣ(-∀-;)
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○中仙岩(チュンソンアム)
三仙九谷(丹陽八景のうち、上仙岩、中仙岩、下仙岩をつなぐ渓谷)の中心部分。白い岩が段をなし、あまり深くないので、夏場の休養地としても最適の場所。 白い岩とゆったりと垂れている老松、花崗岩と清い空の雲が中仙岩の水に映っている絶景に惹かれ、朝鮮時代から数多い名高い賢人たちが訪れたことでも知られていて、その人たちの名前が岩に刻まれているのですが、その数なんと300人!みなさんお気に入りの場所だったんですねぇ♪
○舎人岩(サインアム)
舎人とは官職を意味し、昔、舎人だった人がここで休養をとったことからその名前がつけられたそう。垂直に聳え立った石壁と岩の上に生える松ノ木がとっても美しいところ。朝鮮時代の画家である檀園・金弘道(キム・ホンド)をはじめ、多くの詩人達がここを訪れて美しさを石壁に刻字したりしたそうです。こちらでも。雨にもかかわらず、テントを張って家族連れやグループで遊びに来た人たちがたくさん水遊びされてました♪
丹陽八景と書かれてます。
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雨の中、みんな元気にはしゃいでました!
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◇◆◇お待ちかね!ランチタイム◇◆◇
ここに着いたときには、すでに12時をまわっていました。あちこち岩を見てまわり、ずっと動いていたので、もうお腹ペコペコ状態。(/□≦、)でも、料理の多さを目の前に、すぐ元気になりましたよ!このコースでいただくのはトドク(ツル人参)定食。韓国の人参と聞くとちょっと苦いのでは?と思われるかも知れませんが、まったく苦味は感じられず、シャキシャキとした食感がたまらない、ご飯がすすむ一品でした。コチュジャンで赤色に甘辛く味付けされていて、ご飯がどんどん進んじゃいます!白い小さなお皿に入ったおかずは、お代わり自由なので、思う存分味わってください!
食べ物に囲まれてシ・ア・ワ・セ♪
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お店の雰囲気はこんな感じ。
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◇◆◇救仁寺(クインサ)◇◆◇
お腹いっぱいになったら、お店の目の前にあるバス停から救仁寺行きのシャトルバスに乗ります!シャトルバスで送ってくれるのはほぼ800メートル。バスを降りても、まだ救仁寺までは400メートルほど歩かなければなりません。(≧ヘ≦ )その、400メートルがまた急な坂道で、体力に自信のある方じゃないと正直辛いと思います。(泣)でも、ナオコはがんばって登ってきましたよ!それではさっそくしゅっぱ~つ!!
■□■大祖師殿に到着!■□■
やっと、一番高いところまで来ましたよ~!うわぁ~~~~!日本の金閣寺を連想させるようなキンピカの本堂がドーンと現れました!この大祖師殿には、救仁寺を創建した上月円覚大祖師が奉られています。内部の写真は撮影禁止のため撮ることができませんでしたが、3階部分まで吹き抜けで、龍などが顔を出し、迫力ある色鮮やかな造りになっていました。また、お寺というと、目を細めた穏やかな表情の仏像が安置されているのがほとんどかと思いますが、ここはちょっと違います。なんと!創建した人の顔になってるんです。ちょっと違和感(苦笑)。
◇◆◇石門(ソンムン)と島潭三峰(トダムサンボン)◇◆◇
○石門(ソンムン)
石門はもともと洞窟だったのが崩れ落ち、天井の一部が残ってできたもの。虹のように一つに繋がり、門のような形をしていることからこの名前が付けられました。また、この石門から見る向こう側の景色もまた見物ですよ♪
それにしても、救仁寺に行ってからの石門は、急な階段を登っていかなければならないので、さすがのナオコも膝にきました。ガクガク、プルプルしちゃってました。(-∀-`; )
はぁはぁ・・・。またもや息切れ。石門まであと50メートル。もうちょっと!
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ついに、到着しましたぁ~。真ん中がくり抜かれて不思議な形ですよねぇ♪
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○島潭三峰(トダムサンボン)
清くて青い水が悠悠と流れる南漢江(ナムハンガン)の真ん中に三つの峰が聳え立っています。周りは平地なのに、ここだけ3つがにょきっと水面から出ているのが不思議。真ん中の峰は凛凛しい姿から主人峰(ナムピョンボン)と呼ばれ、それより少し小さな北側の峰は妻峰(チョボン)、南側の峰は妾峰(チョッポン)と呼ばれています。三つの峰のうち、妻峰は息子を産むために妾を迎え入れた夫を憎んで後ろ向きに座った姿をしていて、妾峰は妊娠した姿で主人峰を眺めているんだとか。フムフム、そう言われればそう見えますナ。
石門の方から見ると、3つの峰がよく分かりませんねぇ。
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正面からはこんな感じ!
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◇◆◇今回のツアーはここで終了◇◆◇
いやぁ~なんだか、疲れたけどすっごくリフレッシュできた気がします!ここからソウルまでは、また片道2時間半ほど。疲れきったナオコは、この日ソウルまでの道のりをほとんど爆睡したので、そんな長いとは感じませんでした。ヾ(≧▽≦)ノ゙帰りも、ガイドさんが「トイレ休憩大丈夫ですかぁ?」と親切に声かけてくれますので、助かります。このツアーは、ソウルでは味わえない韓国の自然を体感できる特別なツアーです!今回行ってみて、緑がたくさん生い茂りとってもキレイでしたが、これから秋になって紅葉が見ごろの頃には、もっともっとキレイな風景を楽しめるんじゃないかなと思います。これから韓国旅行を考えてる方はもちろん、秋に旅行を考えてる方、是非足を運んでみてください!以上、ソウルナビのナオコでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日 :2012-08-24
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