韓国お酒を飲む方法、徹底分析~!

ソジュを飲むにもいろいろ決まりがあったんだ!

こんにちは!ソウルナビです!韓国人とお酒は切っても切れない深~い縁で結ばれた間柄、というのはみなさんご存知ですよね!韓国で焼肉を食べに行っても、サムギョッサルやタッハンマリを食べに行っても、チジミを食べに行っても、必ずといっていいほどテーブルの上にはお酒が並んでいます!お酒といっても日本人が大好きなビールをはじめ、ソジュ(焼酎)、ウィスキー、漢方酒、ワインなど種類はいろいろ!でもしかし!韓国で最も愛されているお酒といえば~?そうやっぱり"ソジュ(焼酎)"です!!今回ナビはおじさんから若者まで幅広い層に大人気の"ソジュ"との付き合い方について少~し探ってみました!韓国ビギナーさんは韓国旅行の予習として、リピーターさんは復習として改めてお勉強してみては?それでは、さっそく見てみましょう~!!
ストレートの韓国"ソジュ"=お湯・ウーロン割り日本"焼酎"!?
どこの食堂にいってもソジュの宣伝ポスターのない店はないくらい韓国文化に浸透した"ソジュ"!まずは韓国の"ソジュ"と日本の"焼酎"について少し比較してみましょう。字の通りでは韓国で飲まれている"ソジュ"が日本の"焼酎"にあたるのは確かなのですが、作り方に少し違いがあります。それはソジュがアルコールが高いもとの酒を水で薄めて濃度を低くする希釈式で作られているのに比べ、日本は蒸留式で作られているという点です。日本のような蒸留式の場合は水などほかのものと割って薄めてもその味と香りが残りますが、希釈式の"ソジュ"は他のものと割ると味が変わってしまいおいしくないのだそう。だから韓国の人は"ソジュ"を必ずストレートで飲むんですね~!
50ccの小さなチャン!
韓国でソジュを飲む場合必ずこの50ccのガラスグラスを使用。これを韓国語で「チャン(ソジュジャン)」といいます。大体緑のソジュ瓶一本で7杯半くらい飲めるんだそう!2人で1本飲んだら1人3杯ちょっと!アルコール度数25%ってことなので、1本でほんのりいい気分になりだすかな~って感じ(人により大差あり^^)!韓国ではだいたい2人で1本が最少基準。値段も3,000ウォン平均と安いため、日本のようにボトルキープなどする習慣はありません。その場で飲み切りです。ナビの見たところ、まぁ~そうですね~2人で3本くらいはざら、という感じですね!ナビ友(女)には1人で5本とか飲んじゃう人もいるくらいですから!
韓国おじさん&若者!みんなマジ酒好き!
そんなお酒好き韓国サラリーマンにアンケートしてみたところ、80%のおじさんが最低週に2~3回は会社の仲間たちとに飲みに行くという結果が。これが最低ですからね!それ以上の方も多々いるということです。学生街に行くと先輩後輩集まって、ワイワイがやがややっている姿は平日週末など関係なく、日常茶飯事で見られます。特に会社の上司や大学の先輩たちと飲みに行く場合は、お酒を飲む基本マナーをマスターしていなければ大失態を犯してしまうことも。そこでナビが簡単なマナーをお教えいたしましょう!素晴らしい?!人間関係を作る上でもしっかり身に付けてくださいね~!
○ 目上の人との席では特に気をつけましょう!
1. まず注ぐとき!片手で瓶を持ち、もう片方の手を瓶をもった手に添えて告ぎましょう!このときレッテルのついた部分を隠して持つとなお良し!お酒を注いでもらうときも同様、両手でグラスを持ち注いでもらいましょう!
2. 体を少し横に向けて飲みましょう!正面を見たまま、にらみをきかして、相手の目を見て飲むなんてことは厳禁!!
3. 目上の人よりも先に、年下の者からお酒を勧めたり、お酒に口をつけたりするのもあまりよくないですよ~!
○日本ではグラスにお酒が残っていても、常に一杯の状態にしておくため、注ぎ足し注ぎ足しをしますが、韓国ではグラスが完全にカラになってからお酒を注ぐようにしましょう!
できれば自分で自分のグラスに注ぐ(手酌)のはやめましょう~!自分で注ぐとお化けが付くとか自分の両隣りの人が不幸になるとか、生まれてくる子供が息子じゃなくて娘が生まれる、などの迷信があります!っていうより、ちょっと寂しいですよね。
五十歳酒、七十歳酒~!
韓国では高麗人参などのはいった漢方酒も大人気!なかでも百歳酒が大御所です。もち米、クコの実、百合根、松の実など4種類の漢方薬の材料を組み合わせて作られたお酒は、胃腸を強くしてくれるので、補薬酒(薬用酒)ともいわれ、老若男女問わず幅広い人気を誇っています。この百歳酒とソジュを1:1の割合で混ぜてできるのが五十歳酒(オーシッセジュ)といわれるもの(7:3なら七十歳酒(チルシッセジュ))。少しお高めの百歳酒とチープなソジュをドッキングさせた、健康的かつ経済的な優れもののお酒です。
One Shot!!からパドタギまで
大学生はもちろん、社会人でもこんな遊びをやって楽しみます。しかし無理な飲酒は禁物ですよ!自分の健康は自分で守りましょう~!!

One Shot(ワンシャッ)
先ほどもふれたように、ソジュジャンは50ccと小さなグラス。アルコール度数は高いものの、口に含む量としてはビールなどと違って少なめ。だから日本でいう「イッキ」ってやつをよくやります。そのときの掛け声が、「One Shot!!(ワンシャッ)」。「One Shot ヘ~!!」といえば、「イッキしろよ~!」って意味。ちょ~っと遅れてきたりした場合はいわゆる「かけつけOne Shot!!」で始まります!

パドタギ
ちょっと宴会が盛り上がってきたら「パドタギ」開始!「パドタギ」とは「波乗り」という意味。順番を決めてその順序どおりお酒を「One Shot!!」していくのです。1番目の人が飲み終わる寸前に2番目がスタートし飲み始めます。2番目が飲み終わる寸前にまた3番目がスタート、と言った感じで波がやってくるようにお酒の番が襲ってくるのです!これでみなさんいい感じ!?に出来上がってくるんですね!

フッキサ・フッジャンミ
「私、お酒飲めない!」「ちょっと勘弁して~!」なんて時は応援があり!これが「フッキサ(黒騎士)・フッジャンミ(黒バラ)」!「フッキサ」は男性で「フッジャンミ」は女性!自分の代わりに誰か他のメンバーに飲んでもらうとき、この「フッキサ」「フッジャンミ」を指名します。女性は男性に!男性は女性に!指名をして快く飲んでもらったときはその「フッキサ」「フッジャンミ」の命令に従わなければなりません!たとえば、歌を歌えとか、踊れ~とか、時には2倍返しでお酒を飲まされたりとか~!
いかがでしたか?韓国のお酒文化!知ってるようで知らないこともたくさん!儒教の影響が大きい韓国では目上の人とのお酒の席では結構知っておかなければならないことも多々あります。でも基本的なことさえ守れば、お酒の席で深い人間関係や信頼関係を保てるのも確か!とにかく固いことは抜きで楽しいお酒を飲みましょう!!韓国在住の皆さんはもちろん、旅行でいらっしゃる日本人の方も一度韓国人になったつもりで「パドタギ」などの遊びで楽しんでみては?以上、お酒大好きソウルナビがお伝えしました!!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-11-28

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