蚕室総合運動場

チャムシルチョンハッウンドンジャン잠실종합운동장

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歴史を感じよう!!ソウル市民のための総合スポーツ施設

こんにちは! ソウルナビです。突然ですがみなさん、「ソウル」「1988年」・・・といえば、第24回ソウルオリンピック! カール・ルイスやジョイナーが活躍したオリンピック、と聞くと思い出す方も多いのでは? ナビは当時小学生でしたが、お隣の国で行われるオリンピックで、マスコットのトラさんが、なんだかノスタルジックな雰囲気で、アジアな感じがしたなあというのを覚えています。みなさんもそれぞれに、あのころの思い出ってあるんじゃないでしょうか? 今回は、そのソウルオリンピックの舞台となった「蚕室総合運動場」をご紹介したいと思います。現在は市民が運動や試合の観戦を楽しむ場となっていますが、場内のあちこちにオリンピックの名残が見られますよ。
40万平方メートルの敷地にスポーツ施設が集合
地下鉄2号線のチョンハッウンドンジャン(総合運動場・Sports Complex・218)駅で下車し、6番・7番出口から地上にあがると、蚕室総合運動場入口があります。運動場全体の敷地は約40万平方メートル。この広い敷地内にメインスタジアムである主競技場をはじめ、野球場、室内体育館、プール、インラインスケート場などの施設があります。ちなみに普段は、施設を利用する目的で訪れる以外は中には自由に入れませんが、外からは見学することができます。それでは、場内の施設について詳しく見ていきましょう!!
オリンピックの開・閉会式が行われた主競技場
総合運動場入口から見て、正面前方、ちょっと遠くに見える大きなスタジアムが、1988年ソウルオリンピック(韓国では88の年号の数字と合わせて、パルパルオリンピックとも)の時に、開・閉会式が行われたメインスタジアムである主競技場です。ソウルオリンピックスタジアムとも呼ばれています。このスタジアムの特徴は、李朝白磁(朝鮮時代を代表する有名な白色陶磁器)の優雅な模様を競技場の外観に取り入れていること。ここではサッカーワールドカップの予選や、国内外の様々なアーティストたちの公演・コンサートなどが行われています。出入口とスタンドを分けて配置しているため、10万人の観衆がなんと約15分で退場できるんだそうです。そしてメインスタジアムをさらに有名にしたのは、南北朝鮮の微妙な葛藤と、その中で繰り広げられる主人公との愛を表現したカン・ジェギュ監督の韓国映画「シュリ」。この映画のクライマックスシーン、サッカー南北親善大会で登場人物たちが熾烈な争いを繰り広げた場面はこちらのメインスタジアムが舞台になっているんですよ。
韓国人アスリートたちの輝かしい歴史!!
主競技場の正面右側に続く歩道沿いには「オリンピックスターストリート」というコーナーがあります。ここがソウルオリンピックのメインスタジアムであることを示す碑や、ソウルオリンピックで活躍した各競技のメダリストたちの名前が刻まれた碑、また、歴代のオリンピックで活躍した韓国人メダリストたちの功績を、写真で称えるモニュメントが並んでいます。記憶に新しいアテネ五輪やシドニー五輪のメダリストたちの中には、見覚えのある人たちもいるかもしれませんね。
聞きたいことがあったらこちらへ!!
主競技場正面から「オリンピックスターストリート」を見ながら歩いていくと、統合案内所があります。何かわからないことがあったらここで聞いちゃいましょう!
オリンピックの名残があちこちに
場内にはオリンピック競技の名前とイラストが示された黄色い看板があちこちにあります。これはきっと、オリンピック開催時に行われていた競技会場を示しているんですね。当時、世界中から来た観客のみなさんが胸わくわくさせながらこの看板を見たかと思うとなんだか感慨深いです。そして、統合案内所の道隔てて反対側には、ソウルオリンピックのマスコットのトラさんモニュメントが!! これは是非写真に収めておきたいところ。このトラさん、名前は「ホドリ」っていうらしいです。ノスタルジックでかわいいなあと今になっても思うのはナビだけ??
2球団の本拠地、蚕室野球場
地下鉄駅の6番出口を出てすぐ左側に見えるのが蚕室野球場です。 韓国の伝統楽器であるチャング(鼓の一種)をかたどってつくられているこの野球場は、現在「斗山ベアーズ」(トゥサンベアス)と「LGツインズ」( LG トゥインス)の2球団の本拠地となっています。試合が行われている日が多く、コンビニやファーストフード店が軒を並べているほか、試合のある日はいつも、のり巻、飲み物などを売る屋台が集まってきてわいわいとにぎやか。
コンサートにも使われる室内体育館
主競技場の東側に位置するのが蚕室室内体育館。地下1階、地上2階立てのこの建物では、最近韓国映画でもとりあげられたハンドボールや、バスケットボール、バレーボールなどの試合のほか、各種スポーツ大会に使われたり、国内外アーティストの公演・コンサートが開かれることもあるそうです。
施設がたくさん入ったプール棟
第1水泳場には、オリンピックで使われた大きな競泳用プールのほか、室内ゴルフ場や卓球場などの施設が入っています。
第1水泳場・一日一回自由水泳
時間 :06:00 - 08:00、12:00 - 16:00 (男性13:00~16:00)、19:00 - 21:00、(土曜日18:00~20:00)
料金 :成人4000ウォン、青少年3000ウォン、こども2000ウォン(土日は30%割増)
備考 :こどもは保護者の同伴なしでは入場不可
問い合わせ :02-2240-8751~3

その他の施設
補助競技場 各種スポーツ大会などが行われています。
第2水泳場 プールのほか、スキンスキューバ場や、ヨガ、剣道、バドミントン、ダンスなどの室内スポーツの教室が開かれる生活体育教室があります。
インラインスケート場 初級者対象の練習場や、上級者用のトラック、ホッケー場、X-Game場、ロッカールームなどがあります。
敷地内にある様々な施設をご紹介しましたが、いかがでしたか? 試合やコンサートを見に来る時以外には、なかなか足を運ぶ機会が少ないかとは思いますが、運動のためにスポーツ施設を利用するのはもちろん、それ以外にも場内の緑を楽しむのもいいのではないでしょうか? 木々がたくさんの敷地内では、緑に囲まれた休憩スペースもあちこちにあり、市民のみなさんには絶好の散歩・ジョギングスポットになっているようでした。近くの高校の学生さんたちが、部活のジョギングをしていたりと、本当に市民の生活になじんだ場所なんだなーと感じました。以上、ソウルナビでした~
生きている美術館(サラインヌン ミスルカン)
原始時代から古代、中世、近世、そして現代まで、歴史に残る世界の名画を、IT技術との融合で、もっと親しみやすく、もっと面白く、楽しむことができる、それが「生きている美術館」です。美術に詳しくない方でも、美術や歴史の教科書で一度は見たことがある!という、ミケランジェロやダ・ヴィンチ、モネなどの有名な絵画が動く! 話す! 特に質問に答えてくれるモナリザは必見です。ちょっと堅苦しいと思われがちな美術を新しいアプローチで「体験」できる美術館。大人の方はもちろん、子供たちにも美術への最初の一歩としておすすめです。2008年7月から、バイリンガル対応開始。(英語・日本語・中国語)
展示日程 :2008年3月8日~未定
開館時間 :午前10:00~午後7:00(閉館1時間前までに入場)
入場料 :大人・子供共通 17000ウォン、
家族優待券 :42000ウォン(3人)、56000ウォン(4人)
お問い合わせ :02-541-0310
ホームページ :http://www.alive-gallery.com/ (韓国語・英語・日本語・中国語)

記事登録日:2008-08-27

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2000-05-14

スポット更新日:2008-08-27

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