人気の学食を食べに行こう!~延世大学編2006~

マンモス大学は食べドコロもいろいろ!安くておいしいメニューはどれ!?

こんにちは!ソウルナビです。ソウルに来る際とことんチープ旅ににこだわる方々も多いと思いますが、なかなか激安価格での食事って難しいものですよね。でも!ソウルにもメニュー豊富&そのほとんどを2000~3000ウォン程度で楽しめちゃう食堂があるんです!「え~っ、そんな魅力的な食堂ってどこ!?」と思った方!その場所とは・・・「学生食堂」!あっ、ガッカリしないでくださいね~。学生たちが集まる大学内の学生食堂(以下「学食」)は、おいしさ・量・安さなどにうるさい若者のニーズに合わせたものが集まっているんですョ。そのお手頃価格も気になるけど、「そもそも韓国の学食ってどんな感じなのよ!?」という基本的なことも気になりませんか!?そんなみなさんの代表として、ナビからおたみさん・てんちゃん・ソリちゃんが大学に潜入!学食ランチをしてきましたよ~。一体どんな様子なのか?ナビと一緒にチェックしてみましょう~!
名門&人気の延世大学へ!
3人が行ってきたのは新村(シンチョン)エリアにある延世(ヨンセ)大学。略して「延大(ヨンデ)」と呼ばれるこちらの大学は、韓国に住んでいる人なら誰もが知っているような名門私立大学。韓国を代表する総合大学として学部も多いし、大学院もあるこちらの学校は抱える生徒数もマンモス級。地下鉄2号線シンチョン(新村・Sinchon・240)駅から北へと進むこと約500mに正門があり、ソウルを代表する繁華街にありながら広々とした敷地がこちらの大学の特徴。学食もいくつかの場所に分かれているというのですが、まずはここでキャンパスライフを送っている学生たちにオススメの学食&メニューを聞いてみることにしました!
◇工学院の前にいた男の子2人組
「<延大学食のオススメ>ですか?やっぱり「工学院のスンドゥブ」でしょう(即答)。今こうしてこのビルの前にいますけど、実は僕たち教養学部の学生なんです。ここの学食はおいしいから、時間があるときはわざわざここまで来るんですよ。いちばん有名なのはスンドゥブだけど、他のメニューもあってそれらはいろいろ変わります。あと別の学食だったら・・・そうだ、人文学科の方にある学食はパスタやグラタンがおいしいですよ~。」
◇女の子の仲良し2人組
「おいしいと言ったら工学院の学食ですね~。そこはおいしいから私たちもよく行くんですよ。あとは人文学科の方にある学食。パスタとかが食べられて人気もあります。そこは女性たちが多いかな~。「学生会館」の中にも学食がいくつかあるんですがご存知ですか?この学生会館のところは全般的に安くていいんですけど、味は・・・まぁ安いだけあって・・・といった感じです^^;」
◇男女グループの3人組
「よく行くのは工学院の学食!ここはほとんど行きますね~。おいしいですから。私たちの学部に近いのは学生会館の学食なので、時間がないときはアクセス便利な学生会館に行きます。ビルの中にいくつか学食が集まっているので、毎回変わるメニューを見ながらどこに行くかを決めながら・・・。うちの学部にもパスタやキンパッを売る学食があるにはあるんですがね・・・。間食をするときも学生会館で食べます。パンもクラウンベーカリー(注:韓国のパンチェーン店)から入ってきているものを食べられるからいいですョ。」
インタビューをしていて見えてきた人気順は
1.工学院の学食(特にスンドゥブ)
2.チョンギョン館のパスタやグラタン
3.学生会館(メニューは日替わり。安さとアクセスの面で上位)
・・・という結果!とりあえず3人は、延大の基本的な学食スペースを擁する「学生会館」に行ってみることにしました~!

■学生会館

正門からさらに北に進むと右側に大きくて歴史のありそうな建物があり、これが「学生会館」。銀行や郵便局、本・文房具屋や旅行社などが入っている便利な建物になっています。ここに入っている学食は大きく3つに分類!「マンナセム」「プルルセム」「コルルセム」と名づけられた各学食は、それぞれメニューが少しずつ違っているので毎日通っても飽きない(たぶん・・・)ようになっています。学食の入口付近には「今日のメニュー」として、各学食のメニューを紙で貼りだしているところがあり。これを見ながらどこの学食に行こうか決められるようになっていましたョ。
〇マンナセム(学生会館の前にある大きな階段を上る前、右の方に位置)
営業時間:11:00~19:00(15:00~16:00休み)
スナック部門:10:00~19:00
土曜日:11:00~15:00
〇プルルセム(学生会館の前にある大きな階段を上って右側)
営業時間:11:00~19:00(15:00~16:00)
So-Fresh(ジュース屋):9:00~19:00
土曜日:休み
人気の学食を食べに行こう!~延世大学編2006~ 人気の学食を食べに行こう!~延世大学編2006~
チキンカツレツ(2500ウォン)

チキンカツレツ(2500ウォン)

プデチゲ(2400ウォン)

プデチゲ(2400ウォン)

1. 入口入って左の方にある食券売り場で支払いし

1. 入口入って左の方にある食券売り場で支払いし

2. 食券の代わりになるコイン状のものをもらう

2. 食券の代わりになるコイン状のものをもらう

3. メニューごとに並ぶ場所が違うので要確認。食券を箱に入れる

3. メニューごとに並ぶ場所が違うので要確認。食券を箱に入れる

4. あとは横にずれながら料理をもらうだけ

4. あとは横にずれながら料理をもらうだけ

<プルルセム隣りの軽食コーナー>
キンパッやトッポッキなどの間食になりそうなメニューに加え、アイスなどのデザート類も売っているのがこのコーナー。すぐ近くにある売店で計算をします。
〇コルルセム(学生会館の前にある大きな階段を上って左側)
営業時間:8:00~18:30(14:00~15:00休み)
※「Buffet延」利用時間は11:00~13:30、17:00~18:30
土曜日:8:00~14:30
チキンやハンバーガーのショップもあり

チキンやハンバーガーのショップもあり

ピザの店も。注文と計算は隣りの売店で。

ピザの店も。注文と計算は隣りの売店で。

この学生会館だけでも学食が3ヵ所もあるためどこで食べようか迷う迷う~!結果、なんとなく「コルルセム」へ行ってみることに。いろいろなメニューがありましたが、3人の目をひいたのがこの日のメニューにあった「ビビンバビュッフェ」!いろんなおかずをのせながらビビンバを作り、3000ウォンとはかなりお得なんじゃ!?広い食堂内の一角にできたこのビュッフェコーナーは「Buffet延」と言うそうで、今年の秋に誕生したばかりなんだとか。
食券購入!

食券購入!

食券はこんな感じ。これを持って調理コーナーへ

食券はこんな感じ。これを持って調理コーナーへ

ハシやスプーンを取るのって、給食みたいで楽しい♪

ハシやスプーンを取るのって、給食みたいで楽しい♪

小皿は一人一枚で!

小皿は一人一枚で!

ビビンバの具材を好きなだけ取る!

ビビンバの具材を好きなだけ取る!

こんな感じでのせてみました~!コチュジャンも好きなだけOK

こんな感じでのせてみました~!コチュジャンも好きなだけOK

こちらの男の子もガッツリよそっています

こちらの男の子もガッツリよそっています

「スンニュン(おこげ&お湯)」もありました~

「スンニュン(おこげ&お湯)」もありました~

<試食&感想>
・ビビンバビュッフェ 3000ウォン
「いやぁかなり色々のせたよね。」
「おかず、かなりボリュームあるわ~。でもおかず用の小皿が一枚しかもらえないから、たくさんのせると味が混ざるよぉ」
「さっきそばにいた男の子はおかずをビビンバの上にものっけてたよ^^;」
「お~執念だ~」
「あ、このキムチポックン(キムチ炒め)おいしいじゃ~ん」
「ほんとだ。この味噌汁は結婚式の食事で出るやつに似てる」
「この一食、野菜も豊富だし全体的に栄養あるね」
「やっぱり人気みたいで周りに座っている人、かなりビビンバ率高いよ!」
「それにしてもこれ、そうとうお腹いっぱいになるんじゃ!?」
「3000ウォンでこれなら安いよね」
「でも3000ウォンって学食にしたら高くない?」
「そうかも。ボリューム多いから、小食の女の子だとけっこう残しちゃいそうだし。」
「モリモリ派にはピッタリということで!」
一食目をしっかり完食し、お次は「パスタやグラタンを食べるならココ!」という「チョンギョン館」へ。このチョンギョン館は延大の敷地内の中でもかなり奥(北)の方にあり。ちょっと歩きますが、大学施設の趣あるようすや、木々の美しさを見ていると気持ちのよいお散歩気分になっちゃう!映画やドラマのロケにも使われるだけあって、味のある景色にたくさん出会えましたョ。名門の延大生になった気分も味わっちゃいましょっ

■チョンギョン館 

営業時間:8:50~18:30(土曜日8:50~14:00)
カルボナーラ2600ウォン、サンドイッチ2000ウォン、サラダ2000ウォンなど
ウィダン館というかなり奥まった位置にある建物の地下にあるのが「チョンギョン館」という学食。女の子の利用率が高いと言われているトコロでもあります。注文と支払いは入口入ってすぐ左側にある売店で!メニュー(韓国語表記のみ)もそこにあり、パスタやグラタン、サラダなど洋食系がメインになっています。他は軽食として、トッポッキやオデン、キンパッ、スンデなどがありましたよ。間食に利用するのもいいかも。
ナビ一行はパスタとグラタンを一つずつ注文することに!
売店で注文&支払い

売店で注文&支払い

該当のコーナーに行って待機

該当のコーナーに行って待機

トッポッキもおいしそうだな~

トッポッキもおいしそうだな~

ピクルスやタンムジ(たくわん)はセルフサービス!

ピクルスやタンムジ(たくわん)はセルフサービス!

<試食&感想>
・中国式グラタン 2800ウォン
「これ、思っていたより大きいね~」
「ほんと。あっ、けっこう辛い」
「クル(カキ)ソースって言ってたよ」
「ピリッとしていてそんなところが中国風なのかな?」
「四川風までいってない辛さだから上海風って感じ?」
「なにそれテキトーじゃん^^;」
「イカとかエビとか入ってるね」
「少なめだけどね」
「なんせ2800ウォンだし」
「あ~とろけるチーズ久しぶりでおいしい~」
「<今日のグラタン>ってなってたから、メニューは日によって変わるんだろうね」
試食&感想>
・マレスパゲティ 2600ウォン

「お~けっこう見た目しっかりしてる」
「トマトソース味のパスタね」
「期待期待~」
「(食べてみて)あれ、これちょっと時間がたった感じの・・・」
「麺ゆですぎ!」
「たまたまか!?」
「トマトソースも完全に缶詰め、って感じだね」
「安いもん、それはしょうがないよね」
「具は・・・エビ入ってる。お、イカもあった」
「あ、ホタテだっ」
「まさか!」
「あ~エリンギだったぁ」
「やっぱりねぇ。さすがにホタテは無理っしょ~」
「韓国ってパスタ系すごい高いから、こんなふうに2000ウォン台で食べられるならいいんじゃない?」
「そうだね~」
「ねぇねぇ水飲みた~い」
「グラタンとかパスタとかけっこう味濃いもんね」
「あら、ここはお冷やをコップで飲めないっぽい」
「え~っ」
「冷水機はあるけど、小さな紙の袋で飲むタイプだわ」
「飲み物は自分で買えってことね」
「席で飲みたけりゃさっきの売店で買うのか」
「よく見るとコーヒーコーナーがあるね」
「大学って自販機多いけど、食後にああいうところでコーヒー買って飲んでいくのも良さそうだよね」

そのまま3人は正門の方へ戻る感じで工学院へ!

■工学院内 「ピョンファエチッ(平和の家)」

営業時間:8:00~19:00(土曜も営業)
ソルロンタン3000ウォン、プルコギペッパン4000ウォン、トッマンドゥクッ3000ウォンなど(メニューは日によって変わる)
学生たちにおいしい学食はどこかインタビューをすると、一番に挙がったのがこの学食!ナビの周りにいる延大生や語学堂生からも好評価を得ている場でもあります。工学院は正門を入ってすぐ左にある、新しくて現代的な建物。この地下にあるのが「ピョンファエチッ」です(食堂の名前についてはあまり有名じゃないよう)。工学院という学部自体が男の子の多い場所だけに男の子ばかりいるのかと思いきや、スペース内には女の子も多め。わざわざ他の学部から食べに来る人がそうとう多いみたいでした~!
<試食・感想>
・スンドゥブ 2500ウォン

ここで3人が食べたのは、学生たちが口を揃えて人気だと言っていた「スンドゥブ」!
「相当人気のメニューみたいだね」
「うわ、なんか表面の油すごくない?」
「コチュキルム(唐辛子油)だね。すごい浮いてる・・・」
「(食べてみて)あ、思ったより辛い」
「味、薄くない?」
「そう?むしろ濃いと思ったけど」
「いや、なんていうか深みがないというか」
「見た目と違って油っぽさはないね」
「お、ちゃんとアサリ入ってる」
「うん、貝の味するよ」
「あれ、卵入ってなくない?卵探せ~っ!」
「あ~下のほうに隠れてあった」
「これ、よ~くかき回したら味もちょうどよくなったわ」
「おかずはジャガイモとカクトゥギか~」
「おかずは日替わりっぽいよ。お替りもできるみたい」
「2500ウォンか。安いね」
「隣りでネンビククス(鍋入りうどん、1500ウォン)食べてる~、あれもおいしそうだなぁ」
スンドゥブを食べた後はコーヒーを飲みたくなった3人。この学食のすぐ裏手にあるカフェでひと休み。ホットチョコ2500ウォンなど、敷地外にある外資系コーヒーショップに比べてお得な値段でコーヒータイムです~。穴場なのか、外書を読む学生やちょっとした打ち合わせをする男性しかいない空間。「ゆっくりできるし安くコーヒー飲めてよかった~」と思ったけど、よく考えてみると学食ならこの値段でもう一食たべれる!!得したような損したような!?
ちなみに工学院の食堂の前には、外に下のような休憩スペースあり。混雑時はここでご飯を食べる人もいるんですョ。パラソルの下でひと休みできるなんて、夏は特に利用したいところ!

■学食おまけ情報

<韓国語学堂内の学食>
営業時間 7:30~19:00(土日休み)
日本から韓国語を勉強しに来た場合の学び場所、「韓国語学堂」。ここの1階(入口が2階のため地下というイメージ)にも食堂があります。語学堂は延大敷地の隅っこに位置しているため、距離的に離れた学生会館まで行きづらい留学生たちのお助け学食的存在。ただし、席数があまりないのでお昼時や授業の合間は座る場所の確保が大変なのが難点かも。メニューは少なめで、キムチチゲ3000ウォン、ビビンバ3000ウォン、トンカツ2500ウォンなど(日によって変わることあり)。ここにもスンドゥブメニューはありますが、工学院に比べて味が落ちるという噂・・・。キンパッやサンドイッチなどの軽食に加え、ジュースやお菓子、アイスなども買うことができますョ。
いかがでしたか?今回おたみさん、てんちゃん、ソリちゃんは3ヵ所で食事をし、最後に「どこが一番よかったかな?」と話し合ったのですが、一つを選べないほどそれぞれに特徴があったよう・・・。物価の上昇にともなって、昔に比べると学食の値段も上がっているようですが、それでも2000~3000ウォンでモリモリご飯が食べられるなんてうれしい限りですよね!?敷地も広く、生徒数も多いだけに食べる場所がいろいろあるこの延世大学。その日の気分に合わせて学食を決めるのも楽しそう。大学の雰囲気を見学しながら、たまにはこういう食事をしてみるのはいかがですか?以上、ソウルナビでした。
<延世大学への行き方>
1.地下鉄2号線シンチョン(新村・Sinchon・240)駅3番出口を出て

1.地下鉄2号線シンチョン(新村・Sinchon・240)駅3番出口を出て

2.そのまま500mほどまっすぐ進むと

2.そのまま500mほどまっすぐ進むと

3.大通りの向こう側、突き当たった場所が正門です。

3.大通りの向こう側、突き当たった場所が正門です。

■その他情報
※学食は日曜日の営業なし。土曜日は場所によって営業するところあり。
※値段は2006年11月現在。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-11-15

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