人気の学食を食べに行こう!~高麗大学編~

ブッフェスタイルから定食スタイルまで!名門大学生が食べるチープな学食を満喫!

こんにちは!ソウルナビです。近頃レートの関係で、韓国商品の物価が高くなったっと感じている人も多いかも。でも私は!僕は!韓国が大好きだから、何が起ころうと韓国に行って韓国をエンジョイしたい!そんな皆さん~、この際節約も兼ねて、チープな価格で食事が楽しめる、大学の学生食堂を訪れてみてはいかがでしょうか?!日本の学食メニューとは全く違う韓国の学食メニューを見たり、食べたりすることも、旅ならではの醍醐味!その国の文化を垣間見ることができるというもの。また学生たちが食べる食事だから、栄養価などもきっと計算されているだろうし、料理の質に比べかなり低価格で楽しめます。そこで今日は、「人気の学食を食べに行こう!」シリーズの第2弾!っということで、前回の延世大学のライバル校としても知られる名門大学、高麗大学の学食に潜入し、ナビ記者3人がまたまた食べまくってきましたヨ!辛口な意見から満足な意見まで、毒舌トークを交えてご紹介していきましょう!!それでは行ってみよ!!
韓国の早稲田?!名門高麗大学!!
さて、学食をご紹介する前に、高麗大学について少しご紹介しましょう!場所は、地下鉄6号線安岩駅と高麗大という2つの駅にまたがって位置しています。高麗大学は延世大学と並んで韓国を代表する2大私立大の一つ。韓国の早稲田とも言われています。1905年、韓国初の民間資本をもとに建てられた、約100 年という長い歴史をもつ大学。卒業生たちもさまざまな分野で活躍し、現在は30,000人の学生と1,600人の教員、15の学部、81の学科、17の大学院、そして75の各種研究所があります。高麗大生の代名詞といえば、マッコルリ!延世大学に比べ垢抜けないイメージでしたが、近頃は学校周辺にもオシャレカフェや食堂がたくさんオープンし、以前とは少しようすが変わってきたとか。学校自体もリニューアル工事があちこちで行われ、かなり立派な雰囲気になりました。^^
学生に突撃インタビュー!!
ちょうどナビがやってきたときは、冬休み真っ最中。でも学食はちゃんと運営されていました。ただ、学校内にいる学生さんは勉強熱心な4年生の皆さんが多かったよう。さぁ~、それではまず、学生にインタビュー!どこの学食が人気なのか、少し探りを入れてみることに!!
◎ナ・ジヒョンさん 4年生
冬休みだというのにお勉強しに訪れたナさん。さっそく人気のというか、ナさんオススメの学食をうかがってみました。彼女のお気に入りの食堂は、法学部新館の建物の5階にあるカフェテリア。このカフェテリアには、プンシク(粉食)メニューがそろっているそうで、簡単な軽食をとることができるとか。彼女のお気に入りのメニューは、「モミルグクス(ざるそば)」に「ユブチョバッ(いなり寿司)」!!お~~和食~っと、さっそく興味津々のナビ記者3人!ナさん、貴重な情報ありがとうございましたぁ~!
◎キム・ヘンボム君&キム・チャンホ君 ともに4年生
2番目は男の子。彼らもやはり4年生。ナビたちの突撃インタビューに驚きながらも、丁寧に答えてくれました。^^ 彼らのよく利用する学食は?!とうかがったところ、「僕たちはあまり学食は利用せず、学校周辺の食堂で済ませることが多いんですぅ~」というお答え。近頃の学生さんはリッチだなぁ~とナビたち。そんな彼らが強いてあげるならと、すすめてくれたのは、国際館にある教職員食堂~。やはり学校内でもリッチなお店をセレクトしてくれました^^;。
◎アン・ソウンさん&チェ・ヘジョンさん ともに4年生
3番手は女の子2人組み。彼女たちもまたまた4年生。高麗大の学生さんは皆さん勉強熱心!さっそく彼女たちにもオススメの学食を質問~!彼女たちがよく利用するのは、国際館にあるカフェテリアと交流会館地下1階の食堂。交流会館にはブッフェ式と洋食の2タイプがあるそう。国際館のカフェテリアは、静かでのんびりティータイムを過ごせるとか。^^
◎ジョ・ヒョンオク君&ジョン・ジェウク君 ともに4年生
最後は男の子2人組み。高麗大の学生らしい、と~ってもまじめそうな雰囲気の学生さん。彼らは毎日学校に来て勉強していて、学食も毎日利用しているとか。彼らの行き着けの学食は学生会館地下1階の食堂。学校内にある学食の中でもっともにぎわっているとう。食事の形態はブッフェスタイル。チープで毎日メニューが替わるのがポイントだとか。国際館の教職員食堂もオススメだそうです!お2人ともお勉強がんばってくださ~い!
学食をご紹介!
ではこのインタビューをもとに、ナビ記者が食べに行ってきま~す!!

★ 学生会館

○地下1階食堂
ナビも語学堂時代、よく利用した食堂。学校内で一番ポピュラーな食堂です。語学堂に通う留学生なら誰もが利用したことがあるはず。食事スタイルはブッフェ。メインメニューは日替わりなので、食堂の入口の献立表で確認してみましょう。今回ナビたちがやってきたのは昼の12時半ごろ。冬休みではありましたが相当混んでいて、長い行列が出来ていました。利用の仕方は、列に並び、前のカウンターにあるおかずやご飯を好きなだけとります。最後に計算台があるので、そこで支払いを済ませ、好きな席に座っていただきます。水や食器の片付けなどは全てセルフサービス!
※ナビたちが訪れたのは金曜日。この日のメニューは、
プルコギビビンバ(1400ウォン)―焼肉ビビンバ
ヘムルスンドゥブ(1000ウォン)―海鮮おぼろ豆腐鍋
チャンチメキシカンサラダ(800ウォン)
チキンオレンジソース&カムジャ(1000ウォン)―チキンオレンジソース&ジャガイモ
ヘムクイスパソース(700ウォン)―ハム焼きスパソース
ムルパレマッサルジョン(600ウォン)―海苔とカニカマのチヂミ
このほか、ご飯やキムチ・スープなどの基本メニューがあります。

※さてナビたちはこの中から、プルコギビビンバ(1400ウォン)、チキンオレンジソース&カムジャ(1000ウォン)、わかめスープ(200ウォン)、キムチ(200ウォン)をセレクト!合計金額は2800ウォン也!
「なかなか見た目もおいしそう~!」
「プルコギビビンバが1400ウォンは安いね!ボリュームもあって学生にはピッタリ!」
「わかめスープやキムチもいい感じ。」
「チキン料理は名前の通り、みかんがそのままのっかってる。これはビックリ。^^;」
「チキンが食べたかったから、ちょうどよかった。1人でチキン屋さんに行って食べるのはムリだからね~。」
「そういえば、高大ではデザートに、みかんやバナナとかが置いてあったなぁ~。あれも小腹がすいたときにいいかも~。ヘンなデザートより健康にもいいしね。」
「ブッフェ式だから、少食の人は少しだけ取り、モリモリ食べたいという人は何皿も取って食べられるから、無駄がなくていいね。味も全体的によかったかな。」

★ 国際館

○ 教職員食堂
国際館といえば、日本人をはじめとする各国の留学生が通う語学堂がある建物であり、皆さんにも一番馴染みがあるはず!この国際館で人気の食堂がこの「教職員食堂」。つまり、事務担当の人や大学教授たちが利用する食堂。じゃあ先生じゃない学生は利用できない?!いえいえ、大丈夫!学生たちにも開放しているのでご安心を。先生方が利用する食堂ということもあり、一般的にセルフサービス中心の学食とは違い、こちらではスタッフがサービスしてくれます。一般のレストランのように、イスに座っているだけで食事が運ばれてきます。メニューは日替わり定食になっていて、1日に2種類用意されています。
※ ナビたちが訪れた日のメニューは、
コドゥンオジョリム定食(5000ウォン)―さばも煮込み定食
コンナムルヘジャンクッ(5000ウォン)―豆もやしのスープ
メニューは以上。ただ、食堂内中央にサラダとお粥のブッフェコーナーがあります。こちらは無料サービスになっているもよう。料理が登場する前のアペタイザーとして皆さん利用しているようです。
※ ナビたちはそれぞれ1つずつオーダーしてみました。
「各テーブルに花なんかも飾ってあって、普通のレストランのような雰囲気。さらにかなり静かぁ~。しゃべっちゃいけないような雰囲気だなぁ~^^;」
「メインディッシュ1つに、サブメニューが1つ、さらにキムチをはじめとするおかずが4種類、そしてご飯。これはなかなかボリュームあるなぁ~。」
「ご飯にグリンピースが。ちょっぴり豪華?!」
「さばの煮込みのほうには味噌汁もついてる。さばの煮込み、甘辛くてご飯がすすむ~。けっこうおいしい。」
「おかずがこれだけあって、さらにサラダバーがあり、お粥もあり。5000ウォンって言う値段は学校内の食堂にしては、高いなぁ~っと思ったけど、種類が多いから仕方ないかなぁ?!」
「学校内で5000ウォン出して食べるなら、学校外の食堂で食べた方がいいかも。やっぱり教職員食堂であれ、学食は安くなくっちゃ!」
「メインメニューに違いがあり、その他のおかずはどちらも一緒だね。」

○ カフェテリア
国際館のカフェテリアもちょっとのぞいてみました。入口にはなんと、教職員食堂と同じメニューがディスプレイ。どうもこちらは教職員食堂のセットを単品で販売する、ブッフェスタイルの食堂になっているよう。メインメニュー(2500ウォン)にはご飯が含まれています。毎日メニューは変化するようで、入口にその日のメニューの献立が貼られています。国際館らしく、英語表記もありましたヨ!
「施設が明るくてキレイな感じ。」
「さっきの5000ウォンていうセットが高く感じたけど、同じ量を単品で選んだら、こっちのほうが高くつきそう。意外に教職員食堂が安かったってことかぁ~」

★ 交流会館

安岩キャンパスのい~~ちばん端っこにある会館、それが交流会館。その交流会館の地下に学生食堂があります。広々とした地下フロアには、ブッフェスタイルと洋食、そしてスナックコーナーの3つのコーナーがそろっています。今回冬休みだったので、スナックコーナーは残念ながらお休み。本来なら、トンカツやハンバーグ・オムライスをはじめとする洋食は、このスナックコーナーでオーダーするようなんですが、この日はブッフェコーナーのプンシク(粉食)コーナーで受付。メニューもトンカツとチキンカツの2点のみでした、残念・・・。
ブッフェコーナー

ブッフェコーナー

プンシクコーナー

プンシクコーナー

スナックコーナー

スナックコーナー

※ 洋食メニューにあるメニューは、
チキン&トンカスジョンシク(3500ウォン)―チキン&トンカツ定食
スンサルトンカツジョンシク(3200ウォン)―トンカツ定食
ハンバッステイクジョンシク(3500ウォン)―ハンバーグ定食
トティア&スバゲティ(3200ウォン)−トルティーヤ&スパゲティ  
オムライス&スパゲティ(3500ウォン)
オムライス(2500ウォン)

※ せっかくなのでこの日は洋食メニュー、スンサルトンカツジョンシク(3200ウォン)をオーダーしてみることに。セレクトメニューが少なくはありますが、仕方ない~。^^;
「おぉぉ~~これはでかいトンカツ!!2枚も入ってボリューム満点!!」
「これで3200ウォンは驚き。ほんと大きい!」
「スープはちょっとドロドロし過ぎ~。」
「衣はサクサクいい感じ。お肉は日本のトンカツに比べてかなり薄めの韓国式トンカツ。」
「ソースもた~っぷり。しっかりお肉につけて食べるとウマイ!」
「ボリュームももちろんだけど、この質なら、ほんと3200ウォンは安いなぁ~。」
「デザートのヤクルト?!乳酸菌飲料も韓国チック。」
「付け合せのコロッケみたいなのは、あったかいかと思いきや、かなり冷えてる・・・。」
「これならまた食べに来てもいいかなぁ~。」
※ こんなポスターを発見!
「寒い冬でも温かくおいしく食べられる、ブデチゲとトッポッキ(ラーメン+マンドゥ)を即席で、テーブルの上で楽しむことが出来ます!」つまり、テーブルの上にコンロを広げて、グツグツ煮ながら食べられるとか。これは学食としては、活気的ですよネ~。チャンスがあればぜひいただきたい!価格もかなりチープで驚き!!

ブデチゲ(ご飯も含む)2人前 5000ウォン                     3人前 7000ウォン
トッポッキ(ラーメン・マンドゥ入り)2人前 3500ウォン

★ 法学部 新館

○ カフェテリア
法学部といえば、高麗大学の中でも最も賢いエリートが集まる学部として知られています。そんな法学部の新館5階にあるカフェテリアに参上!!お菓子やコーヒーなどのお茶でティータイムが楽しめるほか、ビビンバやキンパッ、トッポッキやおでん、サンドイッチといった簡単な食事も出来るようになっています。レジで先に会計を済ませ、呼ばれたら食事をカウンターに取りに行きましょう~。
※ 最初のインタビューでオススメしてくれたモミルグクス(ざるそば)とユブチョバッ(いなり寿司)をオーダーすることに!
「どちらも1500ウォンかぁ~!これは安いな~。」
「いなり寿司は小ぶりだけど、10個も!ホント安い!!」
「いなり寿司、ちょっと不思議な感じ・・・かたい?!」
「確かにしっかり握った感じだけど、まずくはないね。値段に見合った感じかな?!」
「つけ汁が相当甘めの味付け~」
「日本料理って韓国ではどの店も高め、それを思うとこの値段で和の料理を食べられると思えば、この質でもいいんじゃないかな~。」
「静かでいいし、窓際からは東大門市場をはじめとする近隣の景色も見渡せる!」
~おまけ~
● タイガープラザ内の「ダンキンドーナッツ」でティータイム!
ナビが語学堂に通っているころにはなかったタイガープラザ。数年前、ちょうど語学堂がある国際館のお隣りに建っています。このビルにはダンキンドーナツをはじめとした一般のお店、つまり学生食堂とは違った一般のチェーン店やレストランなどが入店しています。食事を済ませた後、最後にここのダンキンドーナツでティータイム~。
いかがですか?!安くておいしい大学の学生食堂。学生生活を離れてもう長いなぁ~という人も学生たちの熱気に触れることでリフレッシュできるかも?!次回の旅では是非高麗大学の学生食堂も訪れてみてくださいネ!!^^ 以上、ソウルナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-02-27

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