延世大学(ヨンセテハッキョ)の食堂で食べてみよう!

セルフスタイルで混雑するけどリーズナブルな学生たちの憩いの場所

こんにちは、ソウルナビです。みなさん、ちょっと何回かソウルに旅行に来てみると、これまでの観光客に慣れたお店や有名なお店ではなく、ちょっと路地裏に入ってみたり、地元の人と触れ合いながら食事をしてみたくなりますよね。今日はそんな皆さんの声に少しでもお応えするべく(?)ナビが一足お先に「大学の食堂」に潜入してみました。ソウルの大学生って、いったいお昼にどんなものを食べているのでしょうか。それではナビと一緒にレッツゴー!
韓国の名門「延世大学」へ行ってみよう!
今回、ナビがやってきたのは韓国の慶応大学ともいわれている秀才が集まる大学、地下鉄2号線新村(シンチョン)駅から徒歩10分ほどの場所にある、「延世大学(ヨンセテハッキョ(略してヨンデ)。」この中にある、学生たちの台所?はたまた胃袋??な「学生会館」の中にある食堂をご紹介します。
まずは「学生会館」を目指してみよう!
とにかく広い!!大学の構内。ナビは以前、この学校に付属されている語学堂(オハッタン:外国人が韓国語を勉強する学校)に一度行ってみたことがあるのですが、その語学堂は大学の正門からはかなり遠いみたい…。いやあ~大学って本当に広いなぁ…ナビは学校といえばいつも「家族みたいな小さいところ」っていう経験しかないので、こういう「キャンパス」という雰囲気、憧れたな~。構内ではサークル活動なども盛ん。サークル!この響きも青春っぽくってステキですねぇ~…ってそんなことを考えていたら、正門から10分近く歩いてやっと今回の「学生会館」が見えてきました。この建物だけでも十分ひとつの学校として通用しそうな古き伝統が漂う立派なもの。この中に、いくつか食堂があるみたいです。では行ってみましょう!!
大学生の間で日本食は人気?おしゃれなカフェではコーヒーが900ウォン!
まずナビが訪れてみたのは学生会館の階段を上って右側つきあたりの食堂。こちらでは今日は日本食の日?なのか、フェトッパッ(刺身丼)が2,500ウォン!また、うどんとおいなりさんのセットもありました。なんでも、月に何回か、日本食の日、というのがあるらしいです。天井からは「寿司」や「居酒屋」などと書かれた提灯も。異国の地にある学校でこんな日本語を見つけて、ナビは思わずうれしくなっちゃいました!ところでナビもつい最近、フェトッパッ(刺身丼)を続けて何度か食べてみましたが、たいていはサイコロ状に切ったさしみ(まぐろやたい、サーモンらしきもの)がカチンカチンに凍っていて、香草や人参の千切りと一緒にコチュジャンで混ぜて食べるスタイル。初めて食べた時はカルチャーショックを受けました…味噌汁(テンジャングッ)をかけながらとかして食べるというか…。でも味はまあまあかも。大学の食堂のこちらのフェトッパプはどうなんでしょう?また中にはオシャレな感じのカフェ(スタンド式)もあって、なんとこちらではコーヒーが900ウォン!街中では安くても2000ウォンはしますから、こちらも学生プライス!
その下の食堂は…
今度は同じ学生会館の中でも、ちょっと階段を降りて下に行ってみましょう!ここでは奥のほうに簡単なのりまきやラーメンなどが売られている場所があります。こちらも広々としていて座席数は豊富。座れないことはなさそうですね。また、こちらのメニューは、ちょっとナビが想像している軍隊をイメージさせるような簡素なもの。たとえば海苔の佃煮や小松菜の味噌汁、それとご飯と簡単なおかずがひとつのプレートに乗っているスタイル。その分お値段も1,500ウォンから、とかなりお財布にやさしそう…。またその他ハヤシライスのようなセットもありました。こちらは1700ウォン。ボリュームはかなりありそう。いずれの食堂でもだいたい3種類くらいのメニューの中から選べるようになっています。
そして最後に、ちょっと高級感ある、フードコートスタイル!
学生会館の階段をのぼってから左につきあたった場所には、とんかつや冷麺などが選べるいわば簡単なフードコートタイプの食堂。また、入口そばには、ハンバーガーなどのファーストフードの売店もあります。こちらでも冷麺は2,500ウォン、とんかつ定食だって3,000ウォンも出さなくて食べることができます!う~んさすがに学生さんの台所はスタミナもついてなおかつリーズナブル!
学生食堂では、こうして食べよう!
もちろん、学校の中へは一般の人だって出入りが可能。だからちょっとお財布がさみしい時に、ふらっとお散歩がてらこちらに立ち寄って、若さあふれる中一緒に食事を楽しむことだってできるのです。だから、ソウル旅行中、ちょっと簡単なお昼ご飯を食べに来ることだって大丈夫!それではナビが一足お先にいただきま~す!!今回はこちらの食堂で、とんかつ定食にチャレンジ!買い方はどこの食堂でもほぼ同じです。
1)まず、食べたいメニューを選んだら、食券を買います。

1)まず、食べたいメニューを選んだら、食券を買います。

2)その食券を持って、目的のお店の前まで行って、食券をおばさんに渡すか、所定の場所に入れます。

2)その食券を持って、目的のお店の前まで行って、食券をおばさんに渡すか、所定の場所に入れます。

3)お盆の上に、おかずにごはん、味噌汁など決められたものを乗せていきます。

3)お盆の上に、おかずにごはん、味噌汁など決められたものを乗せていきます。

4)空いている席に運びます。

4)空いている席に運びます。

5)それではいただきます!お味はどうかな?

5)それではいただきます!お味はどうかな?

ただし街中の一般の食堂とは違って、食べ終わった食器は所定の場所に戻します。デパートのフードコートなどでも、ここまではセルフ方式なのですが、ここからが違う!!残したものはゴミ箱へ、また、お皿はフォークなども、それぞれ簡単に水洗いしてからおばさんに渡します。きっとこれって日本の学食もだいたい同じですよね?
いかがでしたか?まだまだ広~い延大(ヨンデ)の構内。食堂はこの場所以外にもまだまだあるそうです。また基本的にヨンデ以外の他の大学も旅行者などが自由に立ち入りすることはできるそうです。ぜひこれまでとは違う旅の1ページに加えてみてはいかがでしょうか?それでは秋色深まるヨンデのキャンパスからソウルナビがお送りしました。

~学生会館への行き方~
ヨンデの正門を入り、ずっとまっすぐ歩きます。10分ほど歩くと、右側に大きい灰色の建物が見えますので、そこが学生会館です。もしわからなかったら、近くの学生さんに、「ハクセンフェグァン オディエヨ?(学生会館、どこですか?)」と聞いてみてください。また、それらしい建物があったら、「ヨギガ ハクセンフェグァンエヨ?(ここが学生会館ですか?)」と尋ねるのも良いでしょう。

*学食の営業時間は、お昼は11:00~14:00までの間だそうです。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-10-29

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