今韓国に留学にきている学生さんに突撃インタビュー!~弘大編その1~

レベル区分がちょっと曖昧だけど、先生はいい!

こんにちは!ソウルナビです。今日ナビは、弘益(ホンイッ)大学の韓国語教育部にやってきました!ソウルの有名芸術大学として知られている弘益大学の国際語学センターに、外国人向けの韓国語教育施設が出来て約2年!大学付属の語学学校としては1番新しく、まだ全部で50名という小規模の学校ですが、人気のエリアでもあるので、今日は皆さんを代表して実際学校に通っている学生の方に、学校のことや留学生活についていろいろと聞いてみたいと思います!今回ナビのインタビューに答えてくれたのは、高校卒業してすぐ韓国に留学しにやってきたという、水原ゆいさん!留学生突撃インタビュー初!10代の女の子です!それではインタビュースタート!
お名前:水原 ゆい(19才)
留学期間:2002年3月~
現在のレベル:5級
留学予定:来年のソウル大の試験に受かればそのまま大学進学を目標(さらに4年)
語学学校名:弘益大学国際言語教育院韓国語教育部
韓国留学のきっかけ:高校の時の第2外国語で韓国語を専攻し、先生も面白かったのもあって韓国語に興味をもったからだとか。

<語学学校の授業やクラス、テストや活動について>

Q.授業の進め方、教え方などはどうですか?
A.私は初めて韓国に留学に来たのがソウルではなく大田(テジョン・韓国中央部にある都市)だったんです。そこで1年ほどいたんですが、、、実際のところ学校にあまり行かずに、現地の友達と付き合いながら韓国語を覚えました。でも会話は上達するけれど、だんだんレベルの高い話をするにはやっぱり基本的な単語や文法の知識が必要なんですよね。でも大田の学校は教育方法やシステムがしっかり整っていなかったので、語学学校でちゃんと勉強しようとソウルにやってきました。
実際ソウルの学校に通ってみると、大田の学校とずいぶん違いました。先生はくわしく分かりやすく説明してくれ、韓国語を体系的に教えてくれます。ただ、これは授業の進め方などにも関わってくると思うんですが、レベル分けが曖昧なためにクラスの中でもレベルの差が大きく、分からない学生のために先生が説明しているうちに授業がなかなか進まない、ということもありました。その辺のバランスがまだちょっと悪いかもしれません。まあ、全体に人数が少ないのでしょうがないかもしれませんが、、、
Q.授業内容はどうですか?
A.私は3級から入ったので、初級の授業については友達に聞いたみたんですが、1、2級は聞き取り、読み、書き、会話の4つの項目を基本的にまんべんなくやるそうです、でも実際は「書き」と「聞き取り」は少ないそうです。
また3、4級は「書き」はほとんどなく、「聞き取り」はだいたい週1回程度。上級レベルの5、6級になると、ほぼ会話中心となります。
課外授業は1学期に1回エバーランドなどに学生みんなで遊びに行ったりしました。

Q.テストはどういった形式で行われますか?また難易度は?
A.他の学校もそうだと思いますが、1学期に中間と期末の2回、読み・書き・聞き取り・会話の4つの項目それぞれ試験を受けます。難易度は、基本的に学校に行って毎日勉強していれば大丈夫です。

Q.クラスの雰囲気やクラスメイトは?

A.私のクラスの人数は9人で、国籍的には特に中国人が6人と多いです。他の語学学校に比べると少人数での勉強になるので、積極的に授業に参加すればどんどん伸びると思うんですが、全体的に学生の勉強へのモチベーションはちょっと低いかもしれません。授業が始まる時間にクラスの全員がそろってることは少ないですし、先生もやさしいので遅刻に関してそんなに厳しくないですしね。

<留学生活について>

Q.1日の生活パターンは?
A.もともと芸術系に進みたかったんで、学校が終わったら1回家に帰ってお昼を食べて、それから午後は絵の勉強のために美術学校に通っています。午後の学校がないときはお店を手伝ったりしてます。これが平日+土曜の生活パターンで、日曜はのんびり家で休んだり、彼氏とデートしたりです。

Q.生活費はどれくらいかかりますか(1ヶ月)?
A.学費は10週で90万ウォンなので、だいたい月30万ウォン、家賃は、保証金を2,000万ウォン入れて毎月28万ウォンです。食事代はほとんどかからないですね。だいたいお昼は学校が終わったら家に帰って作るか、1,000ウォンのキンパッ(のり巻き)を買って食べたり(最近このキンパッにハマってます)、夜ご飯はお店で出してくれるので、それで済むことも多いです。逆にお昼に夜にお茶など毎日豪勢に食べたり飲んだりしていると、思ったりお金がかなり掛かってしまうので、ソウルに来てからはなるべく節約してます。
Q.周辺のおすすめスポットは?
A.今ソウル大の近くで1人暮らしをしていて、家と語学学校と美術学校、お店まで行ったり来たりで、弘大(ホンデ)の周辺はよく知らないんです。デートも家でのんびりする方だし。でも、友達に聞くと、弘大の周りはおしゃれなカフェや雑貨屋、クラブなどもたくさんあるみたいですョ!
Q.弘大の語学学校を選んだ理由は?
A.まず、自分が美術に興味があり、ホンデ(弘益大学)がソウルでも有名な美術大学ということと、その大学の語学学校だったからですね。それからここの語学学校がまだ出来て間もないので日本人が少ないのも魅力でした。そしてなんといっても学費が90万ウォンで、すごく安いんですよ。近くのシンチョン(新村)、イデ(梨大)近くの大学付属の語学学校の3分の2ぐらいで済むんです。これから大学進学のためにできるだけ節約しておきたかったので、弘大を選びました。
Q.語学学校で自分の韓国語が伸びましたか?
A.さっきもちょっと言いましたけど、初めて韓国に留学に来た時は大田(テジョン)の学校だったんですが、今思うとソウルの語学学校はぜんぜん違いますね。大田の語学学校はなんだったんだろう、、、と思ってしまうくらい。大田でたくさんのジモティたちと友達になって身についた韓国語も、しっかりした文法的な知識がなかったので、曖昧に使っている部分があったんですが、今の学校は韓国語を基礎から体系的に教えてくれたので、会話にも応用が利くようになったと思います。ただ、大田では大学の日本語学科の学生さんたちといつも遊んだりして、会話の基礎があったのがよかったかもしれませんが、、、
Q.弘益大学の語学学校の総合評価は?
A.まだ出来て2年ということで、試行錯誤の段階という感じはします。学生の人数も少ないし、学生自身、意欲を持って一生懸命韓国語の勉強に集中するという雰囲気だとは言いがたいです。でも今の5級の先生はほんとにいい先生で、準備もしっかりしてきて、授業の内容もただ韓国語の勉強をするだけでなく、韓国の文化や歴史的なものも盛り込んで教えてくれるので、先生には満足してます。これからだんだん学生の人数が増え、同じレベルの学生が一緒に勉強できるようになればもっと良くなるんではないかと思いますョ。
Q.留学生活でのエピソードが何かありましたら教えて下さい。
A.韓国では、友達の家に遊びにいってもまず冷蔵庫チェックから始まるんです。これは最初びっくりしました。日本人的な感覚でいうと、人の家の冷蔵庫を開けるのは失礼だと思いますよね。でも韓国では違うんです。当然のように冷蔵庫を開けて、飲み物や食べ物を適当に出して飲んだり食べたりする時もありましたし。でもこれは韓国では普通みたいなんですよ。まあ最近はもうだいぶ慣れましたけど、、、
Q.これから韓国に留学に来る方へ一言。
A.私は最初韓国に来る前、韓国というと歴史的な問題などもあるし、日本人に対してすごく冷たくて恐い国だと思っていたんですが、実際来てみると若い人たちはとっても親切でフレンドリーなんでびっくりしました。韓国の歴史について知っておくことはもちろん大切だと思いますが、地元の友達をたくさん作って、韓国語の勉強だけでなく韓国で生活しながら韓国に対して楽しく幅広く学ぶといいと思います。
また韓国に来てすぐの頃は遊ぶこと=韓国語の勉強だったりするので、家と学校の往復だけではなく、どんどん街に繰り出したり友達と遊びに行った方が韓国語は上達すると思います。それからやっぱり、留学に来て彼氏・彼女を作るのが、韓国語上達の一番の近道じゃないかな??
最後に学校選びですが、やっぱり有名大学付属の語学学校がいいと思います。先生の教え方や教材などもしっかりしているようなので。これから韓国留学をお考えの皆さん、頑張ってください。

水原ゆいさん、今日は留学生活についていろいろお答えいただきありがとうございました。高校を卒業してすぐ韓国に勉強しに来て、語学の勉強に美術の勉強にと毎日頑張ってる水原さん、これから大学進学に向けて頑張って下さいね!以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-09-01

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