ソウル新羅ホテル・ザ・パークビュー拡張オープン

見て楽しむ、エンターダイニング(エンターティーメント+ダイニング)

去る10月1日に6ヶ月間のリニューアルを経て、ソウル新羅ホテルのザ・パークビューが、面積約879㎡、305席のレストランとして拡張オープンした。目前で料理をするライブキッチンが増設され、座席も約60席増えた。今回、レストランの拡張に合わせて、現地の料理人を5名増員、14名に及ぶ本場のプロフェッショナル達が、ザ・パークビューの料理を責任持つことに。インテリアは、世界でもホテルデザイナーとして有名なピーター・リミディウスが担当。コンテンポラリーな室内デザインが、緑に染まった美しい景観と調和して、料理の味を一段と引き出している。

- アジア各国のヌードルが、常時5~6種準備されている世界最大規模のヌードルステーション新設
ザ・パークビューは、今までも上質なブッフェ料理をステーションごとに準備して、ホット、コールド、アジアン、デザートなど、4つのライブキッチンで提供してきた。今回、世界最大規模のヌードルステーションを新設、常時5~6種類の麺を提供する手打ち麺コーナー、三種類のスープコーナー、三種類のソースコーナーを準備されている。好みに合わせて、麺だけでなく、スープやソースが選択できるようになり、楽しみが増えた。

特に、目の前で麺を作る‘手打ち麺コーナー’が人気で、新たに採用された3名の現地料理人(中国の陝西出身)が、熟成された麺を切ったり、はがしたり、投げたりしながら、刀削麺、撥魚、揪片、一本麺などの様々な手打ち麺を作る。12種類の麺のうち、5~6種類の麺を週替わりで出しているが、夏の間は、冷たいそば(冷麺-韓国/中国、そば-日本など)も出る予定だとか。また、ゲストの誕生日にあわせて、長寿を意味する長い麺の一本麺も準備しているので、誕生日の人は頼んでみるのもいいかも。

麺をおいしく楽しむためにはスープが肝心だが、ベトナムや中国、台湾、韓国など、15種類のスープの中から、毎週3種類のスープを準備している。ソースも海産物ソース、羊肉ソース、鴨ソース、辛味牛肉ソース、豆腐ソース、上海タンタン麺ソースなど、約20種類のソースの中から毎週3種類のソースを提供しているので、何度利用しても飽きないのが魅力の一つだ。麺とソース、スープの組み合わせで、100種類を越える麺料理も楽しめる。

ヌードルと共に、強化されたのが点心のコーナー。5種類から8種類と種類も増えた。今回、北京で点心の最も有名な‘花家怡園’から、首席料理長をスカウトして、3種類の北京餃子を追加した。これも見逃せないメニュー。

- プレミアムワイン、ビール、ミネラルウォーターもブッフェのように楽しめるビバレッジステーション新設
ヌードルステーション以外に、ワインなどを味見して選べるビバレッジ(beverage)ステーションも新設された。‘ワインコーナー’(スパークリングワイン2種、ホワイトワイン2種、レッドワイン4種を1~2万ウォンで(1グラス当たり)で販売)と、ハイネケン、ギネス、朝日、ヒューガルデン、ポーラナーなど、世界各国のプレミアムビールを市中価より安く楽しめる‘ビアコーナー’を運営している。この他に、国内最多のチーズ8種とプロシュトハムなど最高級ハム2種類を追加して、その場で切って提供している。コーヒーステーションでは、バリスタが直接コーヒーを煎れてくれるサービスもあり。

- “見て楽しむエンターテーメント”がトレンド
拡張されたザ・パークビューは、ライブステーションだけでも6ヶ所ある。増えた理由は、消費者のニーズが変化したからだ。料理はただ味わうだけのものではなく、直接料理する所を見て楽しめるエンターテーメント性を強く求めるようになったのが理由の一つだ。今回追加されたヌードルステーションもその一つで、ダイナミックな麺の工程過程や、麺を扱う華麗な手さばきが見もの。

- “すべての料理を一品料理のように新鮮に”:ザ・パークビューだけのアラミニッツコンセプト
ゲストがザ・パークビューに熱狂する理由の一つは、新鮮な材料と料理を最上の状態で楽しめる料理システム、そして多彩な本場料理の味を崩さずそのまま提供できるところにある。まず、料理のテクニックに依存せず、材料を最大限に生かすために‘アラミニッツ/a la munite(作り立ての新鮮な料理をお客様に)’というコンセプトを導入した。これをモットーに、料理過程を直接見られるようにオープンしたライブキッチンで、すべての料理を100%その場で料理してサービスする。これは業界初の試み。
このような‘アラミニッツ料理’は味の面で他のレストランと大きな差がある。例えば‘レディーメード(Ready made)’料理のように冷蔵した料理は、再び料理される過程で水分が発生するが、すぐ料理したものは水分が殆どなく、料理本来の味を一層さらに深く楽しむことができる。ザ・パークビューでは、グリルで肉類、海産物、各種野菜をゲストの目前で、炭火で焼いて提供し、コーヒーもバリスターが直接煎れてくれる。

- 調理士循環制で最高の調理士を配置、現地調理士を採用して本土の味を再現
ザ・パークビューは、イタリア、中国、インド、マレーシア、フィリピンなど、各国の料理別に14名の現地調理士を採用、海外経験が多く味にうるさいゲストのために、正統本場料理の味を再現している。現地よりも高級食材を使い、各国に行かなくても本場の味が楽しめるので美食家たちにも好評だ。また、八仙、有明、ンチネンタルなど、調理士の循環勤務制を通じて、ブッフェの和食、中華、洋食料理の品質をより一層高めている。

- ブッフェレストランではない“オールデーダイニング(All Day Dining)”
“オールデーダイニング(All Day Dining)”とは、一日中新鮮な料理を楽しめる意味と、世界から脚光を浴びている料理が一ヶ所で楽しめるという意味も含んでいる。韓国ではブッフェに対するイメージが“安くたくさん食べられる料理”という認識があり、料理の一つ一つを一品料理として真心込めて作るザ・パークビューレストランは、‘ブッフェ’とは違い、一日中新鮮な料理が食べられる所‘のオールデーダイング’がコンセプト。

2007年ロンドンで発刊されたライフスタイルマガジン'モノクル'で'、朝食ミーティングに適した最高レストランに選ばれたこともあるザ・パークビューは美食家の間でも人気。

 位置 : ソウル新羅ホテル 1階
 営業時間 : 午前5時30分~午後11時、
 ブッフェ 朝 午前5時30分~10時、昼 午後12時~2時30分、夜 午後5時~9時30分
(週末、公休日は1,2部制(昼、夜)運営)
 価格 : 1人 昼 5万 2千ウォン、夜 5万 6千ウォン(税・サ別)
 予約 : 02-2230-3374 (www.shilla.net)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-10-13

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