みえぽんの120回目韓国旅行－江原道・東海＆三陟の旅(2014/3/22～3/24)

何の予定もない週末、それならちょっとそこまで韓国に行こか、と出発4日前に航空券を予約、120回目の韓国旅行が始まりました。

今回の行き先は以前から行きたかった江原道の東海と三陟。

夕方に仁川空港に到着、東海への到着は22時頃になり、最初に何かを食べられるのは高速道路で途中休憩するサービスエリア。なので、まずは成田空港でしっかり腹ごしらえ。きのこのクリームソーススパゲッティとケーキを食べます。

今回は初搭乗のバニラエアを利用。荷物はたったこれだけ。鞄一つで身軽に行きます。

しばらくすると、東京スカイツリー、皇居、東京ドームが見えてきました。いつもはもっと北側(千葉、茨城上空？)を飛んでいると思うのですが、こんな都心のど真ん中を通る飛行ルートは初めてです。

そしてまたしばらくすると富士山がきれいに見えました。飛行機から富士山を見たの久しぶりです。

無事仁川空港に到着し、A’REXと地下鉄を乗り継いで高速バスターミナルに移動、高速バスで東海を目指します。

19時発の優等バスに乗ります。

途中、サービスエリアでバスは止まります。あ、このサービスエリアは今年の1月に江陵に行った時に止まった所と同じです。またあの揚げたジャガイモを食べようとお店に向かいましたが、が～ん、スナックコーナーのお店がすべて閉店していました、残念。食べ物は東海まで我慢することになりました。

バスは22時過ぎに東海高速バスターミナルに到着。今日の宿泊場所は、バスターミナルから歩いて５～10分ほどのアパートの下にあるチムジルバン。
夕食は、チムジルバンのすぐ近くにある、予め地図で見たスップルクイ、サムギョプサル、カムジャタンのどこかのお店にしようと思いましたが、1件はすでに灯りが消えており、他の2点も灯りがついていたので入店するも「クンナッソヨ」、閉店との返事。
24時間営業のテジクッパのお店がありましたが、テジクッパはう～ん、ちょっと。周辺を歩きますが、営業している食堂はありません。
しかたなく、夕食抜きでチムジルバンに行きました。チムジルバンでゆで卵を食べ、明日に備えて寝ます。が、オンドルが効いていなくてあまりの寒さに目が覚めてしまいました。タオルケットが有料で借りられるのでカウンターに行くも無人。脱衣室に戻り、チムジル服の上から服を着込んで寝ました。

キンパッナラ食堂外観

朝ご飯

朝ご飯を食べ終わり、泉谷天然洞窟に戻ります。

泉谷天然洞窟は全国で唯一市街地の中心部にある鍾乳洞で、入口のすぐ目の前は高校、周辺はアパートが立ち並ぶ住宅街です。1991年6月24日に初めて発見され、生成時期は約4～5億年前だそうです。入口においてあるヘルメットをかぶって中に入ります。鍾乳洞の中の通路の一部は天井が低く中腰というより座って進む所もあり、ヘルメットが大きくてずり落ちます。果たしてこのヘルメット、意味があるのでしょうか？
イ・スンギとハン・ヒョジュ出演の｢華麗なる遺産｣のドラマの撮影地として使われたようです。
鍾乳洞内部は赤やピンク、青色などでライトアップされてとても綺麗でした。

入り口前に置いているヘルメット

華麗なる遺産の撮影地

鍾乳洞内部

次の行き先は、湫岩駅前にある湫岩彫刻公園とチョッテバウイ(燭台岩)。

泉谷天然洞窟前にあるバス停から湫岩駅行きのバスを待ちますが、30分以上経ってもバスが来ず、時間がもったいないのでタクシーで行きました。

湫岩彫刻公園は屋外に作品が展示されていて、色々なオブジェがあります。

湫岩彫刻公園オブジェ

公園内を見て回った後は、海岸方面に向かって歩きます。遊歩道に沿って歩くと、チョッテバウイ(燭台岩)が現れました。チョッテバウイ(燭台岩)は江原道東海市の名所の一つで、形が燭台に似ていることから”燭台岩”と名付けられた高くそびえる奇岩です。”燭台”とはろうそくを立てる台のことですが、岩そのものが火が付いたろうそくのように見えます。

ドラマ「冬のソナタ」の撮影地だったみたいです。

チョッテバウイ(燭台岩)周辺の遊歩道から見た海の景色

海水サウナ24時チムジルバン建物外観

湫岩海辺駅

気を取り直して次の目的地、三陟の竹西楼へ向かいます。
三陟海辺駅近くのバス停留所で三陟行きのバスを待ちます。予めバス路線番号を調べていましたが、すごく辺鄙な場所で一向にバスが来る気配がありません。途中、タクシーが一台通り過ぎ、運転手に「三陟まで」と言うも反対方向に帰りたいらしく、乗せてくれません。
果たしてバスは来るのか？今歩いて来た道を引き返して湫岩駅まで戻った方がいいのか？どうしよう、と考えていると、観光列車の海列車があることを思い出しました。
湫岩駅と三陟海辺駅に海列車のポスターが貼ってあり、その時は乗るなんて思ってもいなかったのですが、そのポスターに書いてあった時刻表によると、あと数分で電車が来ます。三陟駅まで行くときっとタクシーが客待ちしているから竹西楼にも行けます。
てなことで、駅のホームで電車を待ちます。電車が来るのを今か今かと待ちますが、予定到着時間になっても海列車は来ません。三陟海辺駅は無人駅で誰もいません。もしかして海列車は観光用だから季節限定で今の季節は走っていないの？とあきらめかけた時、海列車がやって来ました。
「切符持ってないんですけど、乗れますか？」
と聞くと乗れました。三陟海辺駅～三陟駅まで一駅8分間、この2駅間は海岸線沿いではなく内陸部を走るため、海列車に乗った意味はないんですが、無事に三陟に行くことができました。
海列車は江原道の江陵～東海～三陟の東海岸沿いを走る観光列車です。世界一海岸に近い駅としてギネスブックに載った正東津駅も通ります。東海の広々とした雄大な海や砂浜を一望できる全座席が窓側を向いた車両、プロポースﾞ室などがあり、外国人観光客にも人気のようです。

観光列車海列車

竹西楼

バスは東海高速バスターミナルを経由して、ソウルに戻ってきました。

高速バスターミナル駅にいるので、お気に入りのGO TO MALLをぶらぶら散策。歩き疲れたのでESKIMO HAWAIIでパッピンスを食べました。

次は、予定していた夕食場所へと向かいます。途中、駅構内で全品4900WONで服が売っていました。安いです。何か掘り出し物がないか物色しますが何もゲットせず。

鶏林ウォンのお店外観

チーズコーントンタッ

今夜の寝床は新林駅から徒歩約1kmの所にあるチムジルバン。チムジルバン開拓が大好きな私、今回のチムジルバンは地図上でみつけただけで、まだ一度も行ったことがありません。地図で見つけた初めてのチムジルバンに行くのはかけでもあります。行ってみたら、24時営業でなかったり、しょぼい銭湯であったり。

でも今回のチムジルバンは名前に24時に入ってるから多分大丈夫でしょう？と1日歩き回ってやや痛くなってきた足で歩きました。ここにあるだろうという所に何もありません。アパートの中にあったようですが、が～ん、“修理中”との張り紙が。修理中でなくても、しょぼい所だったみたいです。せっかくここまで歩いて来たのに～。

運動できたと思って、この近くにある以前行ったことのあるチムジルバンに行くことにしました。バスで今来た道を少し戻ります。近くまでバスで行くつもりが、マウルバスは途中で曲がり、あれ、このバス乗ったらあかんかった？と思ったら、なんと私が今から行くチムジルバンの真ん前に停留所があり、バスを下車しました。

これでみえぽんの120回目韓国旅行は終了です。

初めて行った江原道、東海＆三陟。天気にも恵まれ、3月下旬とは思えない暑いくらいの気温で、海岸美や奇岩、鍾乳洞などの自然を楽しむことができました。地方旅行を十分満喫し、エネルギーチャージか完了。