【プチ展示】ソウル歴史博物館「加里峰五差路」展を見てきました!

韓国のあらゆる近代史がぎゅっと詰まった加里峰オゴリにまつわるエトセトラ

ソウル歴史博物館では2015年4月24日から7月12日まで「加里峰五差路(カリボンオゴリ)」という展示が開かれています。ソウル南西部の九老(クロ)の工業団地とそこで働いていた人たちの生活を振り返ってみる内容。今は加山デジタル団地五差路と名を変えた五差路は韓国の60~80年代の産業・経済を支えた工業団地のシンボル的な存在です。

ソウル歴史博物館では2015年4月24日から7月12日まで「加里峰五差路(カリボンオゴリ)」という展示が開かれています。ソウル南西部の九老(クロ)の工業団地とそこで働いていた人たちの生活を振り返ってみる内容。今は加山デジタル団地五差路と名を変えた五差路は韓国の60~80年代の産業・経済を支えた工業団地のシンボル的な存在です。

展示は九老工業団地の歴史、そこでの工員たちの暮らしぶりの再現、労働運動の流れなどが中心。

展示は九老工業団地の歴史、そこでの工員たちの暮らしぶりの再現、労働運動の流れなどが中心。

九老といえば今のイメージは「アウトレット」「ITやベンチャー企業が集まるところ」、でもかつてはソウルで最も人口密度が高い工場街。

九老といえば今のイメージは「アウトレット」「ITやベンチャー企業が集まるところ」、でもかつてはソウルで最も人口密度が高い工場街。

田舎から職を求めてたくさんの人が九老工業団地へやってきました。たくさんの少女が女工として繊維、縫製、電子機器関連の工場で働いていました。彼女らは「ポルチッ(蜂の巣)」と呼ばれる狭くて劣悪な環境の家で青春を過ごしました。

田舎から職を求めてたくさんの人が九老工業団地へやってきました。たくさんの少女が女工として繊維、縫製、電子機器関連の工場で働いていました。彼女らは「ポルチッ(蜂の巣)」と呼ばれる狭くて劣悪な環境の家で青春を過ごしました。

彼女らが韓国の発展を支えてきたのですね~

彼女らが韓国の発展を支えてきたのですね~

市場の再現もありました。現在このあたりはたくさんの朝鮮族が住んでいて一大中華街になっています。そして、女工たちが去った後は東南アジア系の労働者がたくさんやってきました。こちらの展示、60~80年代のレトログッズもたくさんあるので見ごたえがあります。韓国の産業史、経済史、労働史、文化史をいっぺんに知ることができる展示、時間があったらソウル歴史博物館に足を運んでみてくださいね。

市場の再現もありました。現在このあたりはたくさんの朝鮮族が住んでいて一大中華街になっています。そして、女工たちが去った後は東南アジア系の労働者がたくさんやってきました。こちらの展示、60~80年代のレトログッズもたくさんあるので見ごたえがあります。韓国の産業史、経済史、労働史、文化史をいっぺんに知ることができる展示、時間があったらソウル歴史博物館に足を運んでみてくださいね。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-05-10

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